”身近に寄り添ううた”がコンセプト TikTokから生まれたマルチクリエイト・シンガーソングライターうじたまいさんがオリジナルアニメ『Artiswitch』タイアップソングで初のバラードに挑戦「夢という単語と自分自身と沢山向き合いました」
作詞・作曲のみならず、イラスト制作から映像編集までを手掛けるほか、コレオグラファー、コスプレや声マネなどインフルエンサーとして多彩な才能を発揮する、マルチクリエイト・シンガーソングライター・うじたまいさん。声優・日髙のり子さんがパーソナリティを務める文化放送 超!A&G+ 『ノン子とのび太の アニメスクランブル』へのゲスト出演をきっかけに、日高さんとTikTokでコラボレーションしたことでも話題を集めています。
さまざまなシーンから注目を浴びるうじたさんの、新しい表情が見られる「Closed」。オリジナルアニメ『Artiswitch』のタイアップソングです。これまでのお話や、好きなアニメについて、「Closed」の聴きどころなどをメールで教えてもらいました。
アニソンアーティストという職業に憧れ演技の道に
──アニメイトタイムズでははじめてのインタビューとなるので、まずはうじたさんのバックグラウンドについて質問させてください。TikTokを軸に”身近に寄り添ううた”をコンセプトとして様々なオリジナル楽曲をリリースし、マルチクリエイト・シンガーソングライターとして活躍中のうじたさん。どのようきっかけでこの道に進まれたのでしょうか。
うじたまいさん(以下、うじた):子供の頃からPerfumeさんなどの目と耳で楽しめる音楽が大好きでした。中高の部活から軽音楽部でバンドをはじめたのですが、そこで演奏した曲がいわゆる"アニソン"というものばかりで。アニメは日曜日のお茶の間でみるくらいだったわたしにとってアニメ文化は衝撃でした。こんなにもマルチな才能が混ざり合って作り上げられているとはなんて素敵な創作物なんだ……!と思い歌にも画にもかかわれるアニソンアーティストという職業に憧れ演技の勉強に進学を決めました。
そこで学んだ表現方法などは今でも忘れないのですが、進学のその後どこかの養成所に所属するかという選択の中で、自分は自分の表現方法の中でできることをそのまま発信したいという気持ちが強くなり、SNSで頑張ろうといわば人生をかけてみようと思ったのが今のうじたまいの始まりです。
──アニメがお好きとのことで、お好きな作品のタイトルを理由と合わせて教えていただきたいです。
うじた:沢山ありますので3つだけ……。まず大好きだったのは『けいおん』。音楽とアニメを強く結びつけている作品の代名詞であり、言葉にできない愛らしさを沢山詰め込んだ作品で一生好きです。それと『夏目友人帳』。見る度に人間と愛の良さを知ります……。最後に『ゾンビランドサガ』。間違いなく最高峰のアイドルアニメだと思ってます。絶対みんなみてほしい。
──Tik Tokの中にはコスプレの投稿も。コスプレしはじめるようになったきっかけも教えて下さい。
うじた:みんながドラマの主役の女優さんに憧れて髪型を真似するように。アニメで育ってきたわたしにはキャラクターたちがそれで、高校生の頃からコスプレをしていました。似合う似合わないに限らず好きな服を着てなりきることは強くなれた気にもなれるので、おすすめです。
@ujitama0 Let's Get Eatやってみた🖖🏿#カッチャ#fyp ♬ オリジナル楽曲 - うじたまい
──うじたさんは「詞先でも、曲先でもない、画先のマルチクリエイト・シンガーソングライター」として、作詞・作曲をご自身で手がけられています。先にイラストをイメージしてから、曲を書かれていくのでしょうか。
うじた:TikTokで多くの人に知っていただくきっかけをもらってからわたしはずっと目で楽しむ音楽を作り続けてきました。イラストに関わらず、こういうシュチュエーションだったら、もしこんな主人公だったら、というわかりやすい設定の物語をまず考え、そこから歌を考えることが多いです。やはりこういう点もアニメをみてきたからこその今かと思います。