アニメ『はたらく魔王さま!!』 5話放送後インタビュー:鎌月鈴乃役 伊藤かな恵さん|ちょっとお姉ちゃんぶった鈴乃が、海でも見られました
『はたらく魔王さま!』(著・和ヶ原聡司/イラスト・029)。9年ぶりにスタートしたTVアニメ第2期『はたらく魔王さま!!』が好評放送中!
異世界エンテ・イスラで敵対していた魔王と勇者が、現代日本では真奥貞夫と遊佐恵美として、日々の生活を送っている。突如現れた林檎から生まれた少女、アラス・ラムス。彼女を捉えるべくガブリエルと天兵連隊と衝突することになった真奥たち。それは何とか退けるが、今度はお店が閉店し、アパートの修理工事で家も追い出されてしまい、海の家ではたらくことに……。
アニメイトタイムズでは第2期放送前に公開した連載に続き、第2期の終盤に向けて再びキャストインタビューを毎週掲載! 今回は鎌月鈴乃役 伊藤かな恵さんに、これまでの印象的なシーンを振り返ってもらいました。
魔王が本当に悪なのか? 心が揺らぎ始めた第2期
――ここまで演じてきて、鈴乃の変化は感じましたか?
伊藤かな恵さん(以下、伊藤):アラス・ラムスに対してだと、第1期では見られなかった顔が溶けちゃうみたいなデレデレになる鈴乃が見られるんですよね(笑)。こんな表情もするんだなって思いましたし、エミリアがお母さんなので鈴乃はお姉ちゃんみたいな感じで接していました。なので、アラス・ラムスを叱ったりするのは、新しい一面だったなって思います。
――やはりアラス・ラムスはかわいかったですか?
伊藤:もう木野日菜ちゃんの声がぴったりで! 第一声を聞いて、何でこんなにかわいいんだろう!って思いました。一緒に録っていても、かわいい~って息が漏れちゃうくらい。なんか、かわいい以外の言葉がないんですよね(笑)。
――確かに(笑)。
伊藤:あと、第2期になってからの大きな変化として、魔王(真奥)に対して勇者のエミリアがいて、鈴乃は見守っているポジションではあるんですけど、魔王に対しての敵対心が、ちょっと違うんじゃないかな?って感じているのが言葉にも出ています。
エミリアが迷っているのもあるんですけど、その感情とも少し違う、鈴乃はどこか一歩引いてそれを見ている感じがします。
本当に魔王が悪で勇者が正義なのかな?っていうのは、鈴乃もしっかり考えているのを感じています。真奥もちょっといい奴なところがあるんじゃないかって。
――エミリアに関しては、これまで悪だ、仇だと信じていたから、なかなか難しいですが。
伊藤:だからエミリアほど深刻ではなく、どこか引いて見ている感じがするんですよね。
――作品自体の雰囲気は、第2期になってからどうですか?
伊藤:台本をいただくときに、コミックスとの照らし合わせもできるようにして頂いているんですけど、シーンが入れ替わっていたり、アニメオリジナルのシーンがあったりするので、原作を読んでいる方にもアニメはこうなっているっていう楽しみ方ができるのかなって思いました。
あとは第2期になって、鈴乃が戦うシーンも何度か出てくるんけど、技名を言うんですよ。第1期のときは全然言っていなかったんですけど、第2期になっていろんな技を使うんです。初めて言う四字熟語みたいなのが結構あって、何て読むんだろう?みたいなことがあったので、そのあたりは期待していてほしいところです。