『Nornis』『花譜-KAF-』など2022年上半期に話題となったバーチャルシンガー・VTuberをご紹介! さらに『えのぐ』『パレプロ』など、今後さらに注目してほしいバーチャルアイドルグループも!
動画サイトで今や必ず目に入るといっても過言ではないバーチャルYouTuber(Vtuber)たち。現在はほぼ毎日誰かが何らかの配信をしており、とくにゲーム配信の数は非常に多く、VTuberといえばゲーム配信をイメージする方も少なくないと思います。
しかし、ゲーム配信だけがバーチャルの活動ではありません。自身を最大限に表現する方法として「歌」「ダンス」を武器にしている「バーチャルシンガー」「バーチャルアイドル」「VRアイドル」「VTuber」もまた多くいるのです。
「歌ってみた」動画の投稿からオリジナル楽曲・MVの制作、CDの販売、オンライン・オフラインでのライブなどその活動内容は多岐にわたり、リアルの歌手やアイドルたちと何ら変わりはありません。
そこで今回は、バーチャル界で音楽をメインにしている方々を、おすすめしたい楽曲とともにご紹介します!
まだ楽曲を聴いたことがないという方は、ぜひこの機会に触れてみてください。
目次
- Nornis(ノルニス)
- AZKi
- 道明寺ここあ
- 花譜-KAF-
- YuNi
- 今後もさらに注目してほしいグループ
- えのぐ
- Palette Project(パレプロ)
- GEMS COMPANY(ジェムカン)
- まりなす
- まとめ
- この記事をかいた人
- 担当記事
Nornis(ノルニス)
にじさんじ所属の町田ちま、戌亥とこ、朝日南アカネの3名のVTuberからなる音楽ユニット。2022年の6月23日に結成が発表され、同日に初のオリジナル楽曲『Abyssal Zone』のMVが公開。さらに7月30日に2曲目となる『Daydreamer』のリリックビデオが公開されました。
町田ちまさんはにじさんじ内でも初期から「歌がうまい」「声楽やってる?」と高い評価を受けており、普段の配信でも歌が中心。さらにはゲーム配信の中にも歌を盛り込むなど独自のスタイルが人気。
戌亥とこさんは低めのかっこいい声に加えて安定感のある高音が特徴的で、にじさんじ内に限らずほかの事務所のシンガーとの歌コラボも積極的に行っています。
朝日南アカネさんも2020年のデビュー以降多くの「歌ってみた」動画を投稿して経験を積み、2021年12月にはオリジナルソングを発表しました。
このように個々で音楽活動を行い、生歌の安定感が高く評価されている3人が今後どのような化学反応を見せてくれるのかという期待が非常に高まっています。
おすすめ曲①『Abyssal Zone』
「深海帯」という意味を持つタイトルにふさわしい、ミステリアスで壮大な楽曲。戌亥さんの大人びた声、町田さんの透き通る声、朝日南さんのエネルギッシュな声が絶妙にマッチしています。
おすすめ曲②『Daydreamer』
1曲目の『Abyssal Zone』とは大きく印象が変わる、夏を思わせるさわやかな楽曲。ラジオから流れるようなおしゃれさが漂い、夏空の下でオープンカーを走らせたくなってしまうような仕上がりになっています。
1曲目・2曲目で大きくイメージが違うのは、それだけ『Nornis』の表現力の幅が広いということの証明。これからどのような楽曲が誕生するのかが非常に楽しみなユニットです。
AZKi
ホロライブ所属のバーチャルシンガー。元はホロライブプロダクション内の音楽レーベルである「イノナカミュージック」に所属していましたが、サポート体制の変更に伴い2022年4月よりホロライブ所属に。
しかし、所属が変わったからといって彼女の意志や活動内容が変わったわけではありません。彼女は初期からずっと音楽活動に力を入れており、それを今も続けています。
積み重ねたオリジナル楽曲は40曲以上。また、『ときのそら』を始めとした同じホロライブのメンバーとユニットを組んでオリジナル曲も披露。さらに、2022年7月にはYouTubeで自身の生誕祭ライブを生配信し、Twitterでは日本のトレンド3位、世界のトレンド2位を獲得するなど大きな注目を集めました。
今後も音楽活動に力を入れ続ける彼女の活躍に期待が高まります。
おすすめ曲①『オーバーライト』
「イノナカミュージック」としての活動のラストを飾る楽曲。これまでの自分の活動に別れを告げながらも、これから新しく始まる音楽の世界への希望を感じられ、ファンはもちろん初めて聴くという方の心にも刺さります。
おすすめ曲②『afterglow』
4ヶ月連続リリースの第一弾を飾る、今までとは違った印象をもたらすバラード。優しさと寂しさが入り混じった、AZKiさんの絞り出すような歌声が非常に印象的で、これまで以上にAZKiさんの「深み」が堪能できる楽曲です。
道明寺ここあ
「RIOT MUSIC」に所属するバーチャルアーティストである道明寺ここあさんは、2018年7月にデビューしましたが、2019年の12月に担当アーティストが降板。2020年3月13日に二代目アーティストのもと新たに活動を開始しました。
しかし、単なる二代目という枠にとどまらず新たな「道明寺ここあ」のイメージを作り上げました。かわいらしい見た目とは裏腹に力強くエモーショナルな歌声が特徴で、その歌声に多くのファンが「背中を押される」と感じています。
その活動はYouTubeでの「歌ってみた」動画の投稿やオリジナルソングの制作などが中心で、2022年はライブ活動も積極的に行っています。
2022年3月には所属するRIOT MUSICのアーティストたちによるリアル・オンライン同時ライブ「Re:Volt 2022」に、2022年8月7日にはリアル・オンライン同時ライブ「Blitz Wing Fes 2022 〜Blue Sky〜」にも参加しました。
おすすめ曲①『Horizon』
道明寺ここあさんの力強い歌声が全面に押し出されたアップテンポな楽曲。「私の魂の歌」と位置づけるだけあり、彼女のこれまでの苦労、積み重ねてきた努力が垣間見えます。
おすすめ曲②『マジックアワー・ノーオーディエンス』
軽快なリズムと心地よい電子音が特徴的なサイバー感あふれる楽曲。その世界観にがっちりとマッチした歌声は、『Horizon』とはまた違った印象を与えてくれます。ぜひ2曲を聴き比べて、道明寺ここあさんの実力の幅を感じましょう。
花譜-KAF-
花譜(読み:かふ)さんは2018年、当時14歳でデビューした「KAMITSUBAKI STUDIO」に所属するバーチャルシンガーです。
2018年はちょうど、動画サイトなどに投稿された楽曲をカバーするという流れがバーチャル界にも広まってきた頃。その中でも花譜さんはデビュー当時から異彩を放っていました。
明るい女の子というイメージではなく、儚さの中に人に寄り添うことができる強さと優しさを感じられる歌声が特徴的で、ライブを開催すればTwitterなどで日本・世界でトレンドになることも。
そして、2022年8月24日。3回目となるワンマンライブ、花譜3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(狂)」が開催予定。場所はなんと日本武道館。デビューから4年。これからもより大きな舞台で歌う彼女から目が離せません。
おすすめ曲①『糸』
2019年、配信限定の1st EP「花と心臓」に収録された楽曲で、iTunesのトップソングチャートのJ-POP3位、総合9位にランクインするなど話題を集めた楽曲。唯一無二といわれる歌声だからこそ紡がれる世界観に浸ることができます。
おすすめ曲②『アンサー』
テレビアニメ『ブラッククローバー』の第11クールエンディングテーマに採用され話題になった楽曲。失敗して悔やんでも、自分を否定はしないでと、花譜さんの歌声も相まって聴く人のそばに寄り添ってくれるような優しい歌です。
YuNi
2018年にデビューした、バーチャルシンガーの先駆け的存在であるYuNiさん。定期的にアニソンやボカロなどの曲を中心とした「歌ってみた」動画を投稿し、オリジナルソングも積極的に制作。
透き通った伸びのある歌声は多くのファンを魅了し続けています。2022年6月には活動4周年を記念したオンラインライブを実施するなど、デビューから今日までずっと、バーチャルの音楽界を牽引している存在です。
テレビ番組やラジオ番組への出演も多く、テレビアニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』のエンディングテーマも担当したことも話題になりました。
今後はシンガーとしてより一層、音楽活動に集中していくと決意表明をしており今後の活躍も非常に楽しみです。
おすすめ曲①『透明声彩』
iTunesランキング 総合3位、エレクトロニック部門1位を記録したデビュー曲。YuNiさんの強みである透き通った声を存分に堪能できます。彼女の初のオリジナルソングということもあり、彼女のこれからの活躍にワクワクする楽しさにも満ちた一曲です。
おすすめ曲②『ココロノック』
TVアニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』のエンディングテーマ。明るく振舞ったりふざけたりして、つい隠してしまう女の子の本音。そんな乙女心を少し切なく歌い上げたミドルバラードです。YuNiさんの歌声に聴き惚れたい方にとくにおすすめしたい一曲です。