実写映画『るろうに剣心 伝説の最期編』は実写ならではのギリギリのバトルが見どころ! 飛天御剣流の奥義習得、最終章につながる剣心の表情、師匠との会話も必見!
先週、金曜ロードショーにて実写映画『るろうに剣心 京都大火編』が放送されましたが、ご覧になられた皆さんはいかがでしたか?
緋村剣心と志々雄真実、2人の人斬り抜刀斎が己の信念を持ってぶつかり合ったその結末は、本日放送の『るろうに剣心 伝説の最期編』へと紡がれます。
『るろうに剣心 伝説の最期編』は2014年9月13日に劇場公開された実写映画「るろうに剣心」シリーズの第3作目。当時、アニメイトタイムズで大友啓史監督にインタビューをした際、本作について「実写ならではのギリギリのバトルが見どころ」だとおっしゃっていました。
まさに、剣心 VS 志々雄の戦いがクライマックスを迎える本作では、終盤になるほどギリギリを攻めたバトルシーンが盛りだくさんです。前回の「京都大火編」で見どころを紹介した筆者が、今回は「伝説の最期編」の見どころを紹介します!
※若干ネタバレが含まれておりますのでご注意ください。
剣心に“欠けているもの”
「伝説の最期編」というタイトルがついている本作ですが、剣心の“はじまり”が導入として描かれています。本作のキーパーソンとなる人物は、比古清十郎(演:福山雅治)。剣心の名付け親であり、古流剣術・飛天御剣流を教えた師匠です。
志々雄を倒すために、剣心は師匠へ飛天御剣流の奥義「天翔龍閃」を教えてほしいと頼みますが……さすが剣心の師匠。奥義の習得はそう簡単にいきそうにもありません。
剣心が師匠のもとから離れて15年。人斬り抜刀斎と恐れられた幕末時代を経て、今では“不殺(ころさず)”の信念で逆刃刀を手にしている弟子に、師匠が投げかける言葉は相当重く響くものばかりです。
師匠曰く、奥義を習得するためには剣心が“欠けているもの”を自分で見つけなければならないとのこと。その欠けているものは何なのか、それが判明したときには今の剣心にとって“1番必要なもの”だと実感します。
自分に欠けているものを模索する剣心の姿、そして師匠との会話は本作の見どころの1つです。
天翔龍閃、壱の秘剣……次々と繰り出される剣術
剣心と志々雄の戦いがクライマックスを迎える本作は、すべての戦いが見どころ満載。特に、原作ファンに注目してほしいのは、次々と繰り出される剣術です。
飛天御剣流の奥義「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)」はもちろんのこと、技名は口にしませんが、蒼紫戦では龍翔閃・龍槌閃・九頭龍閃といったおなじみの技がたくさん出てきます。
知っている人にとっては「あっ!この技は……!」とワクワクしますし、原作未読の方も瞬きを忘れてしまうほど、繰り出される剣術に圧倒されることでしょう。
個人的には、瀬田宗次郎の縮地(を出す前の片足トントン)と、斎藤一の牙突を推したいところではありますが、特に注目すべきポイントは志々雄の壱の秘剣「焔霊(ほむらだま)」。
志々雄の愛刀である”無限刀”が発火し、炎と剣の威力が相乗効果を生み出す技です。無限刀を振り回すたびに炎が美しくも激しく燃え盛る様は、まさに「地獄の業火」を表しているようでテンションが上がります。
とにかく派手、ギリギリを攻めたシーンの連続になっている終盤は目が離せません……!