『舞台「鬼滅の刃」其ノ参無限夢列車』猗窩座役・蒼木陣さんインタビュー｜「演じるなら自分しかいない！」大好きな猗窩座を演じられる喜びとプレッシャーとは？

猗窩座が舞台に存在できるよう頑張りたい

――『鬼滅の刃』を舞台で表現するからこそ、期待してほしいことはありますか？

蒼木：本作に関しては演出方法です。漫画では列車は動きますし、斬られた身体も再生しますが、舞台でどう表現するのかが見どころだと思います。僕も舞台を見た時に表現方法に感動することが多くありました。きっと末満さんの頭の中で、想像できないような演出が描かれているはずなので劇場で体感してもらえたらいいなと思います。

猗窩座としては、他の鬼以上に身体を使って戦うので、マッピングの映像を使うなどの技術で補えない部分も出てきてしまいます。まず僕が強くないと、猗窩座の強さがお客様に伝わらないと思うので、身体を作ってしっかりと猗窩座が舞台に存在できるよう頑張りたいです！

――では最後に、観劇されるお客様へメッセージと意気込みをお願いします。

蒼木：『鬼滅の刃』は誰からも愛されている作品で、中でも「無限列車編」は特に好きな方が多いお話。きっとお客様の期待値も高いと思うので、期待に応えて超えられるようにしたいです。生身の人間が演じた時のエネルギーを実感していただけたら嬉しく思います。

ちなみに、僕が前作を見た時に、結構お子さんも見に来ている印象がありました。ですから、子どもの未来に繋がれば良いなと。子ども時代に見たものの印象は強く残るので、見に来てくださった方にとって、人生の活力になればいいなと思います。

ヘアメイク：大西智雄
スタイリスト：中村美保
インタビュー・文／杉村美奈
撮影／鳥谷部宏平