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秋アニメ『ベルセルク 黄金時代篇 ME』バズーソ役 ケンドーコバヤシが見どころを語る!

秋アニメ『ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION』『ベルセルク』の大ファン&声優出演するケンドーコバヤシさんが見どころを語る!

三浦建太郎先生原作のダークファンタジー巨編『ベルセルク』。過去に劇場上映もされたアニメ『ベルセルク 黄金時代篇』が『MEMORIAL EDITION』として2022年10月よりTV放送開始! 

『ベルセルク』は過去にTVシリーズや劇場版アニメ化されていますが、『ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION』は、2012年から2013年にかけて劇場版3部作として公開された「黄金時代篇」を再構成し、更に新規エピソードやシーン、音楽なども追加され、アップデートされた劇場公開10周年と連載再始動を祝したスペシャルエディションです。

今回は『ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION』放送開始を記念して、劇場版『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』にバズーソ役で声優出演し、作品の大ファンとしても知られるケンドーコバヤシさんに『ベルセルク』の魅力や1話に登場するバズーソを演じた感想、そして過去『ベルセルク』から生まれた幻の新ネタについて、など語っていただきました。

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ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION
己の剣だけを信じてきた。友も家族も帰る故郷もない──孤独な剣士ガッツは、百年戦争に揺れる地を傭兵として渡り歩いていた。身の丈を超える長大な剣を自在に操り、強大な敵をいとも簡単に倒すガッツ。そんな彼に目をつけたのが、傭兵集団“鷹の団”を率いるグリフィス。美しい姿からは想像もつかない統率力を持ち、大いなる野望を秘めたグリフィスは、自らの夢を叶えるためにガッツを決闘で制し、鷹の団に引き入れる。数々の激戦を共にくぐり抜けるうちに、信頼で結ばれていく仲間たち。なかでもグリフィスとガッツの絆は、今や特別なものとなっていた。やがて鷹の団はミッドランド王国の正規軍にのし上がるが、それはグリフィスの目指す頂点へのはじめの一歩にすぎなかった。一方ガッツは、グリフィスの「夢」に取り込まれ剣を振り回すだけの人生に疑問を抱き始める。だが、ガッツはまだ知らない。果てなき夢が二人に与えた、恐るべき宿命を──。作品名ベルセルク黄金時代篇MEMORIALEDITION放送形態TVアニメシリーズベルセルクスケジュール2022年10月1日(土)~2022年12月24日(土)TOKYOMXほか話数全13話キャストガッツ:岩永洋昭グリフィス:櫻井孝宏キャスカ:行成とあジュドー:梶裕貴リッケルト...

1話から長く深い作品になると予感。主人公のガッツが巨剣「ドラゴンころし」を振るビジュアルも衝撃的かつ魅力的!

――『ベルセルク』を知ったきっかけと、初めて読まれた時の感想をお聞かせください。

ケンドーコバヤシさん(以下、ケンコバ):三浦(建太郎)先生が『ベルセルク』の前に連載されていた『王狼』と『王狼伝』を読んでいて、先生の新作を待ち焦がれていたところに『ベルセルク』の連載が始まりました。前二作品が「東洋感」があふれていましたが、『ベルセルク』は西洋感のある作品だったので、すごく衝撃を受けたことを覚えています。

――『ベルセルク』の連載が始まった時にはこんなに長く続く大作になると予感されていましたか?

ケンコバ:スタートが謎から始まったので、「これは何かあるな?」とは感じました。「ガッツは何で片目をつぶっているんだろう?」とか。1話の冒頭での女性のバケモノとの衝撃的なシーンを見た瞬間から「これは長く、深い話になるんだろうな」という予感はありましたが、ここまでの大河ドラマになるとは思ってはいませんでした。

――日本にとどまらず、世界中にファンが多い作品ですが、その魅力はどこにあると思われますか?

ケンコバ:やっぱり、身の丈ほどもある巨剣「ドラゴンころし」を持ったガッツのビジュアルのインパクトが大きかったんじゃないかなと思います。少年期の話になったら、自分の背丈に合っていない剣を振り回すところから始まって、しっかり紡がれてきているんだなと。僕、少年時代の軽めの防具がカッコよくて好きなんですよね。あと三浦先生は『王狼伝』の時から刀バトルの迫力がすごくて。戦う敵も斬られるというより、つぶされるという表現が合っている感じで、あれほど迫力のある絵を描くのにはすごく消耗が大きかったんじゃないかなと思います。

あと最も骨太なバトルシーンを描く人がセクシーなシーンでは可憐な吐息など繊細で、そのギャップに驚かされました(笑)。硬軟織り交ぜるというのはこういうことなんでしょうね。

連載開始当初にハリウッドザコシショウさんとのライブでベルセルク漫才を披露!?

――作品にまつわる想い出があれば教えてください。

ケンコバ:昔、(ハリウッド)ザコシショウと2人でライブをよくやっていましたが、ガッツとグリフィスの漫才をやったことがあって。30年前くらいかな。ザコシショウはグリフィス役で何もしゃべらず、ガッツ役の僕が一人で時事ネタをしゃべって、「お前、いい加減、何か言え!」と突っ込んだら、ザコシショウが「捧げる」と言って「蝕」が起きるという。そして上から吊るしで手描きのゴッドハンドのパネルが下りてきて。自主制作のライブだったので、小道具なども自己負担で結構かかったし、照明と音響にすごく凝ったのに、あれほど笑いがなかったネタは珍しいでしょうね。でもアンケートでは一番評判が良くて、「すごいものを見た」とか「あんな漫才初めて見ました」とか言われました(笑)。

――そのネタをやったのは既に『ベルセルク』が世に広まっていた時期ですか?

ケンコバ:いや、『ヤングアニマル』で連載が始まって3回目くらいでした。お客さんは満員で200人いたけど、そのうちに4~5人しかわかってなかったんじゃないかな(笑)。

――映像は残っていないんですか?

ケンコバ:残っていないんですよね。他の劇場公演後の1時間だけ頼み込んで使わせてもらったくらいなので。もしかしたらザコシショウがホームビデオを持っているかもしれない。あったら見てみたいですね。我ながらよくできたネタだったので。

――今、実現するのは難しいですか? 今回のアニメがパッケージ化された時の映像特典にするとか?

ケンコバ:いいですね。今ならもっとすごいことができるでしょうね。問題はさせてくれるかどうかですけど(笑)。

(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS
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