
カッコよければカッコいいほど、悪ふざけに思えてしまう!? 超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』1stアルバム発売記念|伊藤ふみや役・小野友樹さん × テラ役・大河元気さん インタビュー
“カリスマ”を感じたエピソード
ーー7人のカリスマたちが集まってシェアハウスで一緒に生活していますが、この中でご自身が気になるキャラクターはいらっしゃいますか?
小野:やっぱり「性のカリスマ」天堂天彦(CV:橋詰知久)です。ずっと「こいつはダメでしょ」と思っています(笑)。もう中の人を含めて気になる存在です。
大河:確かに、誰もが気になる存在ではありますよね。言い始めたら、みんなが謎に見えてきます。
ーー大河さんは、気になるキャラクターはいますか?
大河:う~ん……みんな気になりますけど、伊藤ふみやは『カリスマ』を象徴する人ですし、ドラマの「#73 伊藤ふみや」を聞く限り「この人は何にもないのかもしれない」と思っています。
実際に、ふみやは「何にもない」と言うんで「あぁそっか」と思うんですけど、どこかで何かがあるんじゃないかと未だに信じられなくて(笑)。そうなった時点で『カリスマ』の術中に、僕もハマってしまっているんだと思います。
ーーそれぞれ違うカリスマを持っているキャラクターたちのように、実際に、現実世界で“カリスマ”を持っている人に出会ったことはありますか?
小野:僕は、まさに今隣にいる“元気”ですね。
大河:あの、僕も今“小野さん”と言おうとしていました(笑)。
一同:(笑)。
小野:なんて言うんでしょう……僕にとって元気は憧れのポジションにいるんです。僕は学生時代に友達とうまくやれなかったところがあったので、遠足バスの1番後ろの真ん中に座っているようなタイプに憧れを抱いていたんです。
元気はいろんな声優さんがいる楽屋で、モノがなくても遊べるアナログ遊びみたいなことをみんなで楽しそうにやっているときの中心にいることが結構多くて。それを見るたびに、「あぁ、僕が学生時代に憧れていたタイプだ……!」と思います。
アナログ遊びのカリスマというか。モノを使わなくても遊べる遊びを、無数にみんなとやっていて、そこに混ざれない俺(笑)。
大河:言った単語を全部英語で返すみたいな、意味のない遊びをよくしていました(笑)。
小野:そうそう。1回がっつり時間があったときに、一緒にボードゲームをしたことがあるんですけど、2日にわたって遊んだことがあります。
大河:あれはめちゃくちゃ面白かった!(笑)。今でも僕の中でボードゲームというと、小野さんと遊んだそのゲームですもん。
小野:おぉ! 嬉しい! 元気は相当楽しんで相当悔しがってくれたので、根っからそういう遊びが好きなんだなと思いました。
大河:まさにそこからの話で、小野さんと僕ががっつり話したのはそのボードゲームだったんです。
小野:そうだったね!
大河:そこからのスタートだったので、お仕事を見るというよりも一緒に楽しく遊んでくださった先輩というイメージがすごく強くて。
ある日、外画の収録で1日中一緒だったときに初めてマイク前の小野さんを見たんですけど、カリスマ性というものをその背中から感じました。
(背筋が伸びる小野さん)
大河:その声とその立ち姿に、カリスマ声優というものをすごく感じたのを今でも覚えていて。僕はその作品を見るたびに毎回思い出します。
……なんか、褒め合いみたいですごく恥ずかしくなってきたーっ(笑)。
小野:あはははは(笑)。