「らしんばんラジオ」10月パーソナリティの今井文也さんインタビュー│声優を目指したきっかけは『CLANNAD』! オタク友人・文也とのトークをお楽しみに!?
あの頃の思い出が演技に活きる?
――今回、「はじめてのなっとく買取」のコーナーではグッズの買取を体験されました。
今井:アニメグッズという物には、思った以上に価値があるんだなと。ピンキリだとは思いますが、10年前のアニメのグッズにも高値が付いていて驚きました。
あと、ネット配送を使えばお店に行かなくていいので、地方に住んでいる方にはすごく便利だと思いましたし、時代の進歩を感じます。時代に合っていますし、商売として成り立たせているらしんばんさんもすごいですよね。時代を先取っているなと思います。
――求められているサービスをしっかり提供していますよね。
今井:買取という手段があるだけで大きいですよね。我々オタクにとってはなくてはならないサービスだと思います。
――今回、価格を調べられたのは2010年代前半のアニメのグッズでした。まさに世代の作品ですよね?
今井:直撃も直撃です。当時、リアルタイムで見ていた作品もあれば、再放送で何回も見直した作品もあります。中でも『そらおと』(『そらのおとしもの』)は思い出深くて。イカロス役の早見沙織さんをきっかけに声優さんの名前を覚えるようになったんですよ。
――そうでしたか!
今井:早見さんはほかにも、『俺の妹』や『神のみぞ知るセカイ』といった僕の好きな作品に出演されているんですけど、それを知った時は「同じ人が違うキャラクターを演じているんだ」と衝撃を受けて。しかも、『そらおと』では保志総一朗さんもそうでしたが、声優さんが主題歌を歌われていることにも驚きましたね。
もう当時のアニメは全部見る勢いだったので、今でもよく覚えています。それだけ濃い毎日を過ごしていたんだなと。そして、当時見ていたアニメの声優さんとご一緒する機会があるととても嬉しく思います。
――トークコーナーの「今井文也の日常!」では、そんな声優の「お仕事」についてお話されたそうですね。
今井:それが、最近の日常の話をしたあと、すぐにアニメの話をしてしまって(笑)。
――(笑)
今井:でも今の僕にとってのアニメは、演じるものでもあって。触れること自体が仕事に繋がるんですよ。先ほどお話したアニメの思い出も、この仕事を始めてからは“思い出”から“仕事に関わる情報”に変わったところがあって。
ただの娯楽から自分が演じる上でのボキャブラリーの多さに繋がっているんです。それは仕事をしていくうちにどんどん実感するようになりました。
――アニメの見方が変わったんですね。
今井:学生のうちにアニメを見ているのと、社会人になってから見るのでは感覚が違って。学生時代は頭を空っぽにして、ただ楽しむだけでしたが、今は仕事目線になってしまうんですよ。
でも学生時代に感じた「面白い」であったり「かっこいい」や「可愛い」。そういった当時の感覚を声にどう乗せるのかはすごく大事なので、そういう意味では本当にあの時アニメに触れていて良かったです。
――視聴者目線になれるわけですもんね。
今井:そうですね。なにを求められているのか、どういう反応をするのか。自分のニュアンスを加えるにあたって、多少のルールはあれど、いろいろなものを見てインプットしないと演技のパターンが増えなくて。そういう意味では、僕は男性向け、女性向け関係なくいろいろな作品を見ていたので、今になって本当に良かったなと思います。
――そのアウトプットの先に今回のラジオがありましたね。
今井:ラジオもそうですし、歌であったり、演技であったり。いろいろな仕事に繋がっていますね。
「勝手に新アニメオーディション!」で津軽弁を披露!
――「私のコレクション少しだけ教えます!」では、今井さんがお好きな小物やアクセサリーについてお話されたそうですね。
今井:僕が初めてレギュラー出演が決まった時に、祖母と母からお守りとしてもらった指輪の話をしました。
――素敵なお話をされたんですね。どんなアクセサリーがお好きなんですか?
今井:今つけている腕時計もそうなんですけど、ビンテージ物が好きで。暇さえあればお店を覗いたりしています。ちょうど、このスタジオの近くに良いお店があるので、あとで見に行こうと思っていたところです。
――かなりお好きなんですね。
今井:そうですね。ここ最近、自分の中で娯楽のあり方が変わっていて。今はショッピングが楽しみのひとつになっています。
――「勝手に新アニメオーディション!」のコーナーでは、ランダムに決まったテーマ・役どころ・セリフに合わせて演技を披露されたかと思います。毎回出演者の方が難しいとお話していますが、挑戦されていかがでしたか?
今井:引きの良さが出ましたね。僕は青森出身なんですけど、今回は田舎者を演じる設定で。しかも、「Forest(=森)」を使ったセリフを求められたんですけど、青森を英語にすると「Blue Forest」ということで、これはもう津軽弁を披露しましょうと。
――それは良い引きでしたね。
今井:いや〜、“持ってる”んですかね?(変な顔をしながら)
――(笑)
今井:記事にする時は「(変な顔をしながら)」と書いてください。真顔で言ってたら本当にヤバイやつなんで(笑)。
オタク友人・文也とのトーク
――「もし考古学者だったら!?」のコーナーでは「考古学者だったら研究してみたい」ことをお話されたそうですが、考古学がお好きなんですか?
今井:小学生の頃のなりたかった職業が考古学者だったんです。エジプトとか古代の文明を調べることに憧れていて。たぶん『ハムナプトラ』や『遊☆戯☆王』の見過ぎでしたが(笑)。
――(笑)
今井:探検家の面白さに憧れて、冒険したいなと。図書館に行って「ヒエログリフってなんだろう?」と調べたり。そんな時期もありました。
――ラジオではどんなお話を?
今井:都市伝説の話をしました。でも作家の方がなかなかマイナーなチョイスをしていて。もう少しメジャーなところだったら話やすかったんですけど(笑)。
――そんなにマイナーなんですか?
今井:リスナーの方に伝わるのか?というくらいですね。でも僕自身、楽しく都市伝説動画を紹介できました。
――「「教えて!ナウディ!一問一答」ではリスナーからの質問に答えられましたが、印象深い質問はありましたか?
今井:昔、らしんばんさんのようなアニメグッズのお店でどんな物を買っていましたか?という質問があったんですけど、『涼宮ハルヒの憂鬱』のグッズやゲームを買ったことを思い出しました。
――ゲームも買われていたんですね。
今井:父親と中古ゲームを買い漁っていたことがあって。1箱1,000円で、スーパーファミコンやプレイステーション、セガサターンのソフトが20本くらい入っているセットを買って、順番に遊んでいたことがあります。そういう時にらしんばんさんのようなお店を利用していたので、話していて懐かしいなと。グッズも含めて未だに残っているんですよ。アニメのBlu-rayは初回限定盤の特典と一緒に残っていたりして。
――初めて買った物であったり、思い出深いグッズはありますか?
今井:初めて買ったのは漫画の『喰霊』です。前日譚の『喰霊 -零-』がアニメでやっていて、その原作を読みたくなったので買いました。アニメグッズのお店ではそれが初めてのお買い物でしたね。
――小さい本屋さんだとアニメ関連の本はなかったりしますよね。
今井:そうなんですよ。巡り巡ってようやく見付けて。
あ、それこそ当時、『そらおと』のイカロスのスリーブが人気で買えないことがあって。どうやってもニンフとアストレアしか手に入らなかったんですけど、友人が買えたと聞いた時は「ズル」って思っちゃいましたね(笑)。
――カードのスリーブは昔から人気ですよね。
今井:人気キャラクターのスリーブはすぐ売り切れちゃうんですよね。懐かしい……『俺の妹』とかいっぱい持っていました。
――本日はたくさんのお話ありがとうございました。最後に、店内放送やYouTube配信を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。
今井:僕がラジオをする時は毎回マイペースに、自分の呼吸で楽しんでいこうをモットーとしていて。今回のラジオは友人気分で、声優・今井文也ではなくオタク友人・文也とのトークを楽しむ感覚で聴いていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
放送情報
<「今井文也のらしんばんラジオ」放送期間>
1部:2022年10月1日(土)~10月10日(月・祝)18:00~19:00の間の15~20分間
2部:2022年10月11日(火)~10月20日(木)18:00~19:00の間の15~20分間
3部:2022年10月21日(金)~10月31日(月)18:00~19:00の間の15~20分間
※店舗により18:00~19:00以外の時間帯でもランダムに放送する場合がございます。
※営業時間の都合により放送時間が前後する場合がございます。あらかじめご了承ください。