秋アニメ『Do It Yourself!!ーどぅー・いっと・ゆあせるふー』第1話放送後インタビュー:せるふ役 稲垣好さん×ぷりん役 市ノ瀬加那さん|1話目で意気投合! 2人の仲良し具合はアニメからも感じられるかも?
女子高生×工具=ものづくり DIY”初心者“女子の日常物語。オリジナルTVアニメ『Do It Yourself!!ーどぅー・いっと・ゆあせるふー』(DIY!!)の放送がついにスタート!
毎週女子高生たちが、何を手づくりしていくのか。ゆる~い会話の中からも、キャラクターの魅力がにじみ出ているし、ゆったりと過ぎていく時間を感じながら、心も癒やされていく。
アニメイトタイムズでは、アニメ放送後にインタビューを掲載する連載企画もスタート。第1回は、せるふ役の稲垣好さんとぷりん役の市ノ瀬加那さんのお二人です!
やらかしてしまったオーディションでの受け答えとは?
――オーディションの思い出を教えてください。
稲垣好さん(以下、稲垣):スタジオオーディションが掛け合いだったんです。私はド新人で、周りは有名な方しかいらっしゃらなかったので、なんて素晴らしい体験をさせていただいているんだ!という感じで、ニヤニヤしていたと思います。
――度胸がありますね!
稲垣:緊張とかもしていなくて、新人なので失敗してもいいや!という気持ちだったんです。スタジオオーディションの経験も数回しかなかったので……。あとスタジオでは「新潟出身なんですか!?」と聞かれて、テンション高くなってしまい、「新潟出身の方がいらっしゃるんですか!」って聞き返したんです。そしたら「いえ。じゃあ、大丈夫ですよ~」と言われて何だろう?って思っていたら、舞台が新潟で。そっちだったか~!って思いました(笑)。
――まぁ、そうでしょうね(笑)。でもご縁ですね! せるふについて、どんな役作りをして臨みましたか?
稲垣:せるふはぼ~っとしているのんびり屋さんの女の子なので、ローテンションな感じで演じていたんですけど、監督さんから「せるふも普通の女の子なんです」とディレクションをいただき、そこで腑に落ちました。せるふもテンションが上ったり、楽しいことが好きな、表情豊かな女の子なんだ!って気づいて、自分で作っていったものより、そこで感じたものを出したほうが、私に似ているし、やりやすいと思ったんです。
――自分に似ているなと思うところは、どんなところでした?
稲垣:口癖が「ま、いっか」の時点ですごく似ている気がします(笑)。せるふは妄想に入りがちなんですけど、私もしゃべっている最中に違う世界に行っていたりするので、同じ匂いを感じましたね。
もともとしーとジョブ子を受けようとしていて、マネージャーさんにせるふもやってみようと言われてやったら、スタジオにせるふで通ったんです。マネージャー的にもせるふが一番合っていると思ったみたいです。
――受かったときはどうでしたか?
稲垣:本当に信じられなくて! 外だったんですけど、とりあえずどこかに行かなきゃと思い、トイレで誰もいないことを確認して「よっしゃー!」って叫んで、ちょっと泣きました。これが初めて決まったレギュラーと主演だったので。
――作品の放送的には前後しているかもしれませんが、一番最初だったんですね! 市ノ瀬さんのオーディションの思い出は?
市ノ瀬加那さん(以下、市ノ瀬):掛け合いのオーディションって毎回あるわけではないので、掛け合いでぷりんを演じさせてもらったのはすごくありがたかったですし、ぷりんはやりたかったキャラクターなので、決まったときは本当に嬉しかったです。私自身、女の子がたくさん出る作品に携わったことがあまりなくて、日常ほのぼの系のアニメに出られるのが嬉しかったんですよね。
最後にスタッフさんから「DIYをしたことありますか?」と聞かれて、「ニトリの家具を組み立てたことがあります」と言ったら「それはDIYじゃないよ」って言われたのを今でも覚えていて、当時は知らなかったんです! 組み立てることもDIYだと勝手に思っていて、ドヤ顔で言っちゃったんですけど「やらかしたー! これはダメかも」って思いました(笑)。
――だいぶヒヤッとしますね(笑)。演じたかったとのことですが、自分と重なる部分、やりやすいと感じた部分はあったのですか?
市ノ瀬:素直じゃないところはぷりんと似ているかもしれないです。ぷりんみたいに感情をストレートに出すことはないですけど、素直にはなれない瞬間は結構あるので。
せるふに対して全面にツンをぶつけているぷりんがちょっと羨ましいなって思います。裏返しではあるけど、好きという気持ちを伝えられているわけだから、そういう意味では、ぷりんはいいなぁと思いました。
――ツンツンしているけど、かわいいところは出ていましたね。
市ノ瀬:ぷりんはツンデレで、結構ぷんぷんしていて、一歩間違えるとイヤな子になっちゃうと思ったので、怒りが全面に出ないようには気をつけていました。かわいいは保ちつつ、ぷんぷんという具合を意識しています。
アニメの題材はDIY! DIYをした経験は?
――今回のアニメのテーマはDIY。このテーマについてどんな印象を持っていますか?
市ノ瀬:DIYというと、力仕事なイメージがあったんです。お父さんの日曜大工みたいな。だから女子高生がやるというところで意外性があると思いました。どんな風に物語が展開するのかと思ったら、結構ゆるっとしたかわいらしいものになっていて、逆に女の子がやっているのがいい!みたいな。ほのぼの✕DIYという組み合わせは、面白いなと思いました。
稲垣:テレビ番組で芸能人の方がおうちをリフォームしているのは見たことがあったので、大規模なものだと思っていたんですよ。でもDIYってもっと幅広くて、色んなものをDIYと言うんだなって思いました。友達からもらう手作りのイヤリングやアクセサリーもDIYなんだなとか。作品では女子高生がやっているので、自分にもできるんだ!と思いました。
――DIYが身近に感じられるアニメですよね。
市ノ瀬:そうですね。引っ越しとかすると、このサイズの家具がほしいけど、なかなか売っていない!みたいなことがあるじゃないですか。それが自分で作れたらどんなにいいんだろう!って思いました。
――そういうのも体験したいですよね?
市ノ瀬:でも、1話の収録前に軽くやったんですよ。台本の読み合わせというのがあって、そのときにDIYってどういうものなのかを教えてもらったんです。
稲垣:電動ドライバーみたいな工具を使って、ネジをウィーンって締めたり。
市ノ瀬:電動ノコギリみたいなのとかね。あと電動ヤスリ。結構コツが必要で難しかったなぁ。
稲垣:難しかった! でも佐倉さんがDIYをやっていらっしゃって、体験のときに見せてくれたんですけど、あれはプロでした(笑)。
市ノ瀬:佇まいがカッコよかった!
――工具を触ってからアフレコに入れたんですね。結構お芝居での力の入れ具合とかもわかっていいですね。
市ノ瀬:すごく参考になりました。
――何か工作をした思い出ってありますか?
市ノ瀬:パッとは思い浮かばないですけど、小学生の図工で、のこぎりで細い板を切って作品を作った記憶はあります。そのときは意外とトンカチって難しいんだな思いました。調子に乗ると指を打っちゃうし(笑)。
アクセサリーとかもいつか作ってみたいですけど、何から揃えていいのかわからないので、アニメで知識を得てから準備できたらなって思います。
――稲垣さんは?
稲垣:部屋の床を白いフローリングにしたくて、白いクッションマットみたいなのを一生懸命敷いたんですよ! それが結構大変で、角が変な形になっているので、それに合わせて切ったりしているときに「これもDIYじゃん!」って思いました(笑)。
――うまくできました?
稲垣:ちょっとズレました。あはははは(笑)。今もズレていて、直したいけど、もう家具も置いちゃったので無理なんです。だから次に引っ越すまでは我慢だなぁと思いました。YouTubeとかで見ると簡単そうにやっていたので、私もできるかも?と思ったけど、意外と不器用でした(笑)。