『劇場版 転生したらスライムだった件』主題歌「Make Me Feel Better」を歌うアニソンシンガー・MindaRyn(マイダリン)さんメールインタビュー|自身初の劇場版主題歌、そして1st アルバム「My Journey」への想いとは
Youtubeでアニメソングのカバーや自身の楽曲を発信し、100万人を超えるチャンネル登録者数を誇るタイ出身のアニソンシンガー・MindaRyn(マイダリン)さん。
2020年11月にTVアニメ『神達に拾われた男』のエンディングテーマ「BLUE ROSE knows」でアーティストデビューを果たし、その後もTVアニメ『転生したらスライムだった件 第2期 第2部』をはじめ、続々と人気作品の主題歌を担当するなど、今大きな注目を集めるアニソンシンガーです。
そんなMindaRynさんが11月25日(金)公開の『劇場版 転生したらスライムだった件』で主題歌「Make Me Feel Better」を担当。さらに、12月21日(水)には1st アルバム「My Journey」がリリースされます。
そこで今回は、自身初の劇場版主題歌の担当、そして1st アルバムリリースと初めて尽くしのMindaRynさんにメールインタビューを実施! 自身も作品のファンだという『転スラ』の劇場版主題歌「Make Me Feel Better」への想いやこだわりに加え、1st アルバムリリースを前にした心境などたっぷりとお話しいただきました。
日本や世界中の人に知ってもらうきっかけになった『転スラ』
──これまでに『転生したらスライムだった件(以下、転スラ)』シリーズを含めて4 度アニメの主題歌を担当されています。今回劇場版の主題歌を担当すると決まったときの感想はいかがでしたか?
MindaRynさん(以下、MindaRyn):まさか劇場版の主題歌のオファーをいただけるとは思ってなかったので、とても光栄に感じています。
デビュー前から『転スラ』のファンで、リムルが大好きなんです。だからTVアニメ第2期 第2 部のオープニング主題歌の担当が決まった時は、信じられないくらいビックリしましたし、すごく嬉しかったですね。もう、いろんな感情が入り混じって興奮していたのを覚えています。
そして、劇場版のお話を聞いた時は「あの『転スラ』ですか? 冗談ですか?本当ですか?」って何度もスタッフさんに確認しました。『転スラ』は私、MindaRynのことを日本の皆さんや世界中の方に知ってもらえるきっかけになった作品だから、私にとってとても大切な作品です。
だから、劇場版の主題歌が決まった時は全力で頑張ろう! って思いました!
劇場版主題歌「Make Me Feel Better」のこだわり
──「Make Me Feel Better」を拝聴させていただいた第一印象は、とてもエネルギッシュで元気をもらえる曲だなという印象でした。初めてこの楽曲を聞いた時、MindaRynさんから見て、どのような印象を受けましたか?
MindaRyn:初めてデモを聴いた時、いつまでも耳に残るメロディーで、爽やかな曲だなと思いました。第2期 第2部オープニング主題歌だった激しいロックな「Like Flames」とは違って「Make Me Feel Better」のメロディーは明るく、希望を感じられるポジティブなエネルギーがつまっているなという印象を受けました。
歌詞はリムルと仲間達の絆を感じられるもので、劇場版のストーリーとピッタリだなって、だから映画を観に行った皆さんにもきっとそういうところを感じてもらえると思います。
──レコーディングの際に意識したことをお教えください。また、難しかったところや、こだわったポイントがあれば教えてください。
MindaRyn:レコーディングの時、(「Make Me Feel Better」の)作詞・作曲を担当してくれたMisakiさんと「Like Flames」の作詞・作曲を担当してくれたSACHIKOさんが来てくれて、歌い方をディレクションしてもらいました!
リムルの強さと優しさを伝えるために、どうすればダイナミックな感じが出せるのかいろいろ相談しました。全体は爽やかで明るい曲に、その中でもキーとなるサビの部分は強さも感じられるよう強調して歌っているので、皆さんが気に入ってくれたら嬉しいです。
──「光の向こう 光の向こう側へ」というフレーズが印象的で、つい口ずさんでしまうのですが、歌詞の中でMindaRynさんの好きなフレーズや共感する部分はありますか?
MindaRyn:私も「光の向こう 光の向こう側へ」というフレーズが大好きです!何度も出てくるのですが、気持ちや歌い方を変えて歌っています。
最初のサビは「その光の向こうまで一緒に行こうよ!」って気持ちを込めて地声で、落ちサビのところは「ここまで来るのにすごく大変だったけど、乗り越えられたね」って道のりを振り返るような、少し疲れも感じるようなソフトなニュアンスで歌ったりと、楽曲のストーリーに合わせていろいろな感情を込めて歌っています。
だからアニメイトタイムズさんにこのフレーズが印象的だと言ってもらえて、自分が伝えたい気持ちが届いたんだなっと感じて本当に嬉しいです。皆さんにも届いたらいいなって思います。
──『転スラ』は以前からお好きな作品だと伺っていますが、その魅力はどんなところにあると思いますか? また、劇場版で楽しみにされているポイントなどあれば教えてください。
MindaRyn:『転スラ』といえば、バトルというよりも皆が幸せに暮らせる国作りがメインストーリーですよね。仲間を作ったり、他の国とのコネクション作りや協力関係を築いたりするところが『転スラ』の魅力だなって思います。
劇場版は完全新作なので、今回はどんな戦略を立てるのか、どんな人たちと出会うのかがとても楽しみです!