2022最高の満足度! アニメファンにこそ観て欲しいゲキ熱“バディ“インド映画『RRR』ーー「ナートゥ」を踊って元気に冬を越そう!【年末年始おすすめ映画】
豊作ばかりの2022年秋アニメ。最終回を迎える作品も多く、いつのまにか季節は冬になり年末年始がやってきます。
もうすでに始まっている冬アニメ作品もいくつかありますが、最高のアニメたちも、お仕事や学校も一段落するこの時期。今年を締めくくるような素敵な作品をお探しではありませんか?
また、年末がお忙しい方は、ハイパーご機嫌な年始を迎えられる作品を観たくないですか?
これです。
2022年10月21日(日本)より公開されたS・S・ラージャマウリ監督(代表作『バーフバリ』シリーズ)の映画『RRR』皆さんはもうご覧になりましたでしょうか?
日本に限らず、世界中で話題になっているインド映画で、私も噂を耳にしていたのですが秋アニメが面白すぎるので見ることが出来ず、今更ながら鑑賞しました。
公開から2ヶ月が経過している現在も劇場はほぼ満席。私含めた観客の皆さんは大笑い、大泣きの連続で、とても素晴らしい映画体験をさせていただきました。
実写作品に比べ、自由度の高いアニメ作品にも負けず劣らずの大胆な展開やアクションの数々。これこそが老若男女、誰が鑑賞しても楽しめる映画だなと理解(わか)らされました!
笑い、感動、戦い、友情、恋愛、エンタメの全てが詰まった本作。筋骨隆々の逞しいバディが織りなす、ミュージカルアクション映画をアニメファンのあなたにこそ鑑賞して欲しい。
本稿では、皆さんの年末年始をよりハッピーにしていただける様に、『RRR』の魅力を全力で語らせていただきます!
『RRR』概要・あらすじ
大ヒット作『バーフバリ』シリーズ監督最新作!1920年、英国植民地時代のインド。
英国軍に捕らわれた村の少女を救い出す使命を背負った“野性を秘めた男”ビーム(NTR Jr.)と、英国の警察官で“内なる怒りを燃やす男”ラーマ(ラーム・チャラン)。
敵対する立場の2人は互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となっていくのだが――。
1分でわかる『RRR』
頭空っぽで楽しめる、純度100%のエンタメ大作!
舞台は1920年代のインド。英国に支配されたその国で、2人の特異な男が出会うところから始まります。相対する体制に属する主人公ラーマとビームは、それに気づかずに深い友情を育んでいきますが、互いの使命を果たすためには衝突が不可欠です。
2人が選ぶのは、友情か使命か。超王道なバディストーリーが『RRR』のテーマです。
ついに‼️#RRR は日本でも歴史的快挙🎊🎊🎊
— 映画『RRR』公式 (@RRR_twinmovie) December 16, 2022
興行収入4.1億円を超え、日本で公開されたインド映画史上No. 1🎉
日本でRRRを支え応援してくれた全ての皆様に感謝しています🙇🙇🙇#RRRmovie #RRRinJapan pic.twitter.com/eZV30MdfCg
そして本作は、ツッコミどころが満載です。人によってはツッコミどころしか無いかも知れません。
筆者は映画評や感想動画などが好きで、本作に関するそのようなコンテンツもざっと見てみました。アクションや映画の構成から、時代背景、インド神話からの観点など多くの感想やレビューがありましたが、全てに共通していたのが「すごい楽しい」という感想です。
説教臭さや難しさを感じることはほぼありません。伝わるのは「観客を興奮させ楽しませたい」という制作サイドの情熱のみ。
インド映画『#RRR』よりNTR Jr、ラーム・チャラン、ラージャマウリ監督が来日! https://t.co/FpqBENR2Lx
— 映画『RRR』公式 (@RRR_twinmovie) December 10, 2022
その素晴らしいサービス精神が過剰すぎて、もはや笑ってしまうほど。筆者が鑑賞した回では超絶かっこいいシーンのはずが吹き出してしまっている方も居ました。
裏を返せばバカバカしいのかもしれませんが、それも含めて楽しんで欲しいという情熱がひしひしと伝わって来るのです。バカらしい程の熱意はこんなにも人の心を打つのだなと筆者は思いました。
一体となって体感するRRR応援上映👏
— 映画『RRR』公式 (@RRR_twinmovie) December 5, 2022
前回の模様はこちら⬇️#追いRRR#RRR#RRRMovie pic.twitter.com/5PC2tHPyGr
それに加えて、本作は実在したインドの偉人を元にキャラを作っていたり、インド神話からインスパイアを受けているし、他の名作映画の影響を感じる部分ももちろんあります。
そして、民族の独立、支配へのカウンター、武力と向き合うことについてなど、根底にあるテーマにしっかりと向き合い、主張をしています。
とてつもないパワーがありつつも、展開や伏線など緻密さも兼ね備えており、何度もリピートして作品を味わう観客も多い。
何も考えなくても、ガッツリ熟考しても良い。真に、誰が観ても楽しめる映画ではないかなと筆者は思っています。