冬アニメ『あやかしトライアングル』ジャンプフェスタ2023ステージレポート|富田美憂さんと市ノ瀬加那さんが演じるキャラクターの印象を語る!原作・矢吹健太朗先生からは漫画版『ダリフラ』に関連した裏話も……!?
『To LOVEる -とらぶる-』『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』などで知られる矢吹健太朗先生による漫画『あやかしトライアングル』。そのTVアニメが、いよいよ2023年1月9日(月)より放送開始となります。
2022年12月18日(日)の「ジャンプフェスタ2023」の「ジャンプスタジオNEO」ステージでは、放送に先駆ける形で本作のステージイベントが実施。出演声優陣から風巻祭里(女)役の富田美憂さんと花奏すず役の市ノ瀬加那さんに加え、ファンから“神”と慕われる原作の矢吹先生が登壇しました。
本稿では、迫る放送開始を前に作品の魅力や最新情報を告知した本イベントの模様をお届けします。
漫画版『ダリフラ』の経験や思い入れから祭里とすずは幼馴染に
富田さんと市ノ瀬さん、矢吹先生が会場に入るとまずは「ジャンプフェスタ」についてのトークを展開。矢吹先生が『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』の頃に毎年登場していたことを明かしたり、富田さんがここ数年は毎年参加、市ノ瀬さんがおそらく初めて参加となることが明らかに。
そんなオープニングトークがひと段落したところで、まずはあらすじやメインキャストを紹介しました。
本作の主人公は人に害をなす妖を祓う祓忍の風巻祭里。彼は幼馴染の花奏すずを影ながら守っているのですが、すずが妖の頂点となるシロガネに目をつけられてしまい……といった流れが本作の導入部分。
メインキャストは風巻祭里役を千葉翔也さん(男)/富田美憂さん(女)、花奏すず役を市ノ瀬加那さん、シロガネ役を玄田哲章さんが担当しています。
ここでキャラクターを演じる上でのポイントが語られ、富田さんは祭里(女)を演じる際に元々男の子であることを意識し語尾を下げるように喋っていたり、祭里(男)役の千葉さんのリアクションをメモして参考にしていると語っていました。
矢吹先生は風巻祭里について、本作は自身の漫画家生活20周年を意識して生まれたものであり、その主人公である祭里はこれまで自身が執筆してきた作品の主人公たちのイメージを盛り込みつつ、女の子にしてみようと考えたと述べました。そんな祭里役の担当声優は悩んだそうですが、富田さんの声はピッタリだと評価していました。
続いて祭里(男)について。順番的には先に祭里(女)が作り上げられ、祭里(男)はそこから逆算して生まれたキャラクターなのだとか。矢吹先生はヒーロー性や女の子に遠慮しがちな一面を盛り込みつつ、千葉さん演じる祭里(男)はしっかりカッコいい男性に仕上がっていると自信を覗かせていました。
次は花奏すず。市ノ瀬さんは正統派ヒロインでありつつ、思春期ならではの男の子への興味があるキャラクターであると述べました。その部分のお芝居が中々難しかったそうですが、基本的には食べることや寝ることが大好きな天真爛漫な女の子を意識しているとのこと。
矢吹先生は市ノ瀬さんの声のハマりっぷりに言及。本作の原型ともいえる読み切りを執筆した時期と『ダーリン・イン・ザ・フランキス』漫画版の作業時期が被っており、その経験や思い入れから、書きたいものを書いたらヒロとイチゴよろしく主人公とヒロインを幼馴染にしようと考えるようになったのだとか。
そこからすずのキャラクター性が浮かんだそうで、その頃からすずは市ノ瀬さんの声のイメージだった模様。その上でオーディションも行い、やはり市ノ瀬さんに決定したそうです。