この記事をかいた人
- 万木サエ
- 旅行、グルメ、テーマパーク系のライターを経て、アニメのジャンルへ出向。ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆
本作品の主人公・潔世一は、普段はお人よしで、テクニックや身体能力に突出したものがない選手でした。しかし自分では気づいていないだけで、実はサッカーIQが高く、その才能を見抜いた絵心甚八が、“青い監獄(ブルーロック)”に召集します。次第に「自分のゴールで勝ちたい」という“エゴ”に目覚め、急速に進化していきます。
本記事では、潔世一の情報を紹介します。サッカーにおける自分の武器や、その武器を活かした活躍シーン、“ブルーロック”に入寮するまでなどをまとめました。
BLランキング(入寮時):299位
誕生日:4月1日(おひつじ座)
血液型:B型
身長:175cm
出身:埼玉県
好きな食べ物:きんつば
苦手な食べ物:特になし
座右の銘:まだない(「キャラクターブック EGOIST BIBLE」より)
フィールド全体を俯瞰で捉える視野の広さで“ゴールの匂い”を嗅ぎ分け、より得点に結びつく策を仕掛けたり、ピンチを回避したりします。一次選考のチームY戦後に千切に言われ、自分の武器だと気づきます。
トラップをしないことで相手にブロックする間を与えない「直撃蹴弾」。潔は、持ち前の空間認識能力×直撃蹴弾という、ゴールの方程式を完成させます。
二次選考の2ndステージで、成早の武器・死角を突いた動き出し(オフ・ザ・ボール)を自分のモノにした潔。いつでも自分を壊すことを恐れず、最適な自分を創り直すことができる「適応能力」を開花させました。
潔の空間認識能力の高さは、生まれ持って備わっているもの。視力、嗅覚、聴力、皮膚感覚などが優れているので、普通の人では気づかない変化を察知できてしまい、子供の頃はビビりでよく泣いていました。そんな潔がサッカーに興味を示し、ノエル・ノアに出会い、世界一のストライカーになる!という夢を持ちます。
高校はサッカーの強豪校・一難高校へ進学。地元では敵なしと言われていましたが、一難はパスを回してゴールに迫るチームプレーが主体。真面目でやさしい潔は、己のエゴを封印します。
高2の全国大会決勝戦、潔は自らゴールを狙うことを決意するも、試合終了間近の大チャンスで味方へのパスを選択。その結果、味方がシュートを外し敗退……。自分でシュートを打たなかったことへの後悔で泣き喚いた潔でしたが、日本フットボール連合から強化指定選手としての招聘の手紙が届き、再び夢が動き出すのでした。
“ブルーロック”に召集されたFW300人が12人ずつに分けられ行われた、ボールをぶつけ合う「オニごっこ」形式の入寮テスト。オニになった潔は、こんなところで終わりたくない、負けたくないという思いから、自分よりランキングが低い五十嵐栗夢(イガグリ)を狙います。
イガグリに当てようとした瞬間、「違うな」と思った潔。「このままじゃ今までの俺と同じだ。自分より強いヤツに勝たなきゃ何も変われない」と考えを改めます。それに共感した蜂楽からのパスを受け、この部屋で一番強い選手・吉良涼介の顔面にボールを蹴りこみ、入寮テストを突破。ここから、潔世一が“エゴイスト”に向かって動き出します!
チームYとの一戦、二子一輝がチームYをコントロールしていると気づき徹底マーク。ところが試合終了間際、相手チームの総攻撃にあい、チームZは絶対絶命のピンチに!
ゴール前でボールを持った二子は、シュートではなく仲間にパスを出します。それを読んでいた潔はパスカット。パスを選んで負けて後悔した自分と決別し、生まれ変わる!と前線に走り込んでゴールを決め、ストライカーとして最高の瞬間を味わいます。
相手チームの夢をつぶす――それが勝つということ。高揚した潔の口から「気持ちいいい」という言葉がこぼれるのでした。
チームVとの一戦、天才プレーヤー凪誠士郎のゴールを皮切りに、あっという間に3点先取されてしまったチームZ。その後、蜂楽・國神・千切の3人のゴールでなんとか喰らいつきます。
後半アディショナル・タイムに巡ってきたラストチャンス、潔は直撃蹴弾でゴールを狙います。試合中に空間認識能力の使い方を理解し、自分のゴールで勝ちたい!とエゴをむきだした潔が、この試合で“覚醒”します。
凪と挑んだ馬狼・成早戦。成早に、凡才同士潰し合おうと挑発された潔は、自分の欠点を克服しこの試合に勝つと決意。
天才側へ行かなきゃ世界一のストライカーになんて なれるワケない…!!!
潔の武器・直撃蹴弾でゴールを狙った成早ですが、あえなく失敗。それを見た潔は、成早と自分の武器を掛け合わせれば、天才たちと渡りあえるかもしれない、と考えます。そして成早の武器を“再現”し、さらに“自分のモノ”にしシュート! 潔が天才の領域へと踏み入れた瞬間です。
戦場(フィールド)の王様・馬狼を“生かす”プレーを考えていた潔ですが、使い物にならなくなった馬狼を餌にしてゴールを狙います。その後も、今まで誰にもパスを出すことがなかった馬狼が、潔の“エゴ”にのみこまれ、無意識にパスを出させられるはめに。
ヘタクソ お前は俺のゴールのために動け
馬狼のパスからゴールを決め、戦場の“主役”を自分のモノにした潔。馬狼に罵声を浴びせ、敗北を味わわせます。その姿は、エゴイストそのもの!
初戦での敗退のリベンジを果たすべく、戦場で未来を読みあう潔と糸師凛。凪とのコンビネーションで喰らいついているものの、自分1人で凛に勝ちたい潔は、凛に勝つ新しい方程式を見つけます。
潔を読み切る糸師凛だからこそ生まれる、ここが“天才ゆえの死角”!!
自分が思い描く戦場の未来を凛が読むことを想定し、その裏をかいて「直撃―背面踵蹴弾(バックヒールショット)」で得点を決めます。ついに凛との勝負に勝ったのです。
二次選考の総合評価TOP6に対して「主張」と「共存」できるかを見る『適性試験』。この結果でU-20日本代表戦のメンバーが決まるという。潔はTOP1の凛とTOP2の士道龍聖がいるチームに入り、自分の存在をアピールするべく奮闘します。
俺の全能力を 全神経を 全感覚を この一瞬に『反射』しろ
同チームの氷織羊から反射で思考するよう助言された潔は、凛と士道を出し抜きゴールを決めます。自分でもどうやったかわからないくらい「夢中(トリップ)」した奇跡のゴール。絵心甚八曰く、潔は“奇跡を起こす方程式”に足を踏み入れたようです。
後半3‐2の1点ビハインドの場面。絶好のカウンターチャンスで、潔は凪に自分にパスを出させるように仕向けます。
ブルーロック”の心臓はお前だったか
最後までゴールに向かって突き進みますが、あと一歩届かず……。しかし、天才・糸師冴に「いい脳ミソしてる」と言わせます。いつの間にか、戦場が潔を中心に回り始めていました。
いつもにこにこしている世一の父と母。母から次々と発せられる世一の子供の頃の可愛いエピソード、だったはずが最後はディスっているような内容に……!?
サッカーのことはよくわからなくても、息子のやりたいことを応援してくれる両親。世一のやさしくて和を大切にする性格は、この家庭で育ったが故のものだと思わせます。
*「ブルーロック あでぃしょなる・たいむ!」は、TVアニメ放送日の毎週土曜26:00に公開されるミニアニメです。
試合を重ねるごとに成長していく潔。封印していた“エゴ”をむき出し、自分よりも強い相手と戦うことで武器を強めていく姿は、見ている私たちの心を震わせます。潔はライバルたちを蹴散らし、日本サッカーに革命を起こす世界一のストライカーになれるのか! これからの活躍をみんなで見届けましょう。
[文/万木サエ]
アニメイトタイムズのお仕事のほか、旅行、グルメ、ウェディング、テーマパーク系のライターをしています。 旅行に行けなくなって、漫画やアニメにハマリ、今はもっといろんなジャンルを知るべく武者修行中! スポコンアニメを見て、一緒に泣いたり熱くなったりするのが最近のストレス発散方法。 ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆