TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』アルバム「結束バンド」発売記念!メインボーカル・喜多郁代役 長谷川育美さんインタビュー|喜多ちゃんに出会って、歌に対する自信がつきました
先日、大好評のうちに最終話を迎えたTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』。その劇中で、主人公の後藤ひとり(愛称:ぼっち/CV.青山吉能)が伊地知虹夏(CV.鈴代紗弓)、山田リョウ(CV.水野朔)、喜多郁代(CV.長谷川育美)たちと組むバンド「結束バンド」のアルバム、その名も「結束バンド」が2022年12月28日(水)に発売されました。
このアルバムには、オープニングテーマ「青春コンプレックス」や各エンディングテーマをはじめ、アニメ本編で流れた劇中曲、さらにはアルバムオリジナルの楽曲など全14曲を収録。まさに「結束バンド」をすべて詰め込んだ内容となっています。
アルバム発売を記念して、「結束バンド」でメインボーカルを務める喜多郁代を演じ、熱く素敵な歌声を聴かせてくれた長谷川さんにインタビュー。楽曲のことはもちろん、それらの楽曲が使われたアニメ本編のことまでたっぷりとお話をうかがいました。
もう『ぼっち・ざ・ろっく!』のない日々は無理です
――『ぼっち・ざ・ろっく!』が話題になって、長谷川さんのすごさを皆さん知ることになりましたね!
喜多郁代役・長谷川育美さん(以下、長谷川):いや〜、そんなすごい人間じゃないです(笑)。
――いやいや、演技も歌も本当に素晴らしかったです。そんな本作が先日最終回を迎えたわけですが、全話終えた率直な感想をお聞かせください。
長谷川:『ぼっち・ざ・ろっく!』は役に決まったときから、言いたくて言いたくて仕方なかったんです。でも、やっとキャスト解禁になったと思ったら、そこからが超早くて。みんなであんなに試行錯誤していたアフレコも「本当に終わるんだな……」って感じで終了しましたし、放送が始まったらその5倍ぐらい速度が早くて、毎週毎週「見るのは楽しいけど終わっていくのが嫌!」という気持ちでした。ぽっかり心に穴が開くというか、いまは寂しくて仕方ないです。もう『ぼっち・ざ・ろっく!』のない日々は無理です(笑)。
――原作の評判からアニメに期待している声は大きかったですが、放送が始まってからの反響はそれ以上でしたよね。それは長谷川さんも感じていましたか?
長谷川:感じていました。ただ、今期は話題作がいっぱいでしたし、まず第1話を見てもらえるかな? という不安もあったんです。見てもらえれば絶対に好きになってくれる自信はあったけど、見てもらわないことには始まらないですから。始まったあとは、放送されるごとに広がっているのをSNSとかの数字を見て感じました。いいものがちゃんと届いたことがとにかく嬉しかったです。
――公式Twitterのフォロワー数の伸び方とか。
長谷川:本当にエグかったですよね(笑)。
――あれを見て勢いのすごさを実感しました。
長谷川:私、そういうのを結構チェックしちゃうんです(笑)。『ぼっち・ざ・ろっく!』大好きだからこそ、みんな知ってくれ! という気持ちが強くて、フォロワー数とかいろいろな人のツイートを見ていました。
前半だと第5話の影響が大きかったです。初のライブシーンもすごかったですし。あと、第7話以降の伸びもすごかった気がします。第7話はライブ回ではなく、ぼっちの家に遊びに行くカオス回だったんですけど、ちゃんと音楽面もギャグ面も楽しんでくれているんだと感じました。
――第7話はギャグ面が凝縮されていましたね。
長谷川:ヤバかったです。私も内容を知っているのに、笑いながら見ていましたもん(笑)。ぼっちが胞子になって、虹夏と喜多ちゃんが苦しくなって……みたいなところとか、めちゃめちゃ面白かったです。原作も相当面白かったですけど、アニメでは色味も使えるし音も足せるし、それを最大限に活かして制作の皆さんが大暴れしていますよね。アフレコでは映像が完成していなかったので、オンエアを見て新鮮に楽しんでいました。え? ここ実写!? みたいな(笑)。