冬アニメ『最強陰陽師の異世界転生記』セイカ役花守ゆみりさん×ユキ役小倉唯さんインタビュー｜セイカにとってユキは「自分に帰れる場所」。いなければ早々に物語が終わっていたかもしれない!?

セイカとイーファの切ない関係に注目。多彩な妖や術が飛び出すバトルシーンも必見！

――お二人の演じるキャラクター以外で、お気に入りのキャラクターを挙げていただけますか？

花守：悩むな～。イーファって言わなきゃ怒られちゃうんだろうな～(笑)。でも、アミュもメイベルもみんなかわいくて。みんなそれぞれ才能と個性があるんですが、少女らしい一面も時折見えていいんですよね。

小倉：十人十色すぎて「この子！」って言いにくい。

花守：そうそう！　それだけ魅力があるから、セイカが結局今世でもまた人を好きになっちゃうんだろうなと思います。

それでも選ぶなら、やっぱりずっと付き添ってくれているイーファちゃんですかね。イーファちゃんはランプローグ家の奴隷なので、居場所があまりないんですが、セイカも特殊な子ゆえに家族から少し疎外されていて。お互いに支え合っているところがあったと思います。

一方で、セイカは前世で弟子を取っていたこともあって、彼女を生徒として見ている部分も少なからずあるんです。妹を見るような感じで、お兄ちゃん目線で話しているんですが、イーファがその間に募らせている思いは別で、その気持ちの行き違いにキュンとくるものがありました。セイカがイーファのことを考えて言葉を口にするたびに、イーファが「彼には恋愛対象として見られていないんだ」と傷ついていくのが、かわいそうでもあり、かわいくもあって。もちろん幸せになってほしいんですが、なぜか、いじめちゃうんですよね(笑)。彼女は絶対にその気持ちを口に出さないところも素敵だなと思います。

小倉：私もメインキャラクターだったらイーファ推しですね。

それ以外のキャラだと、セイカのお兄さんたちも面白くて、注目ポイントかなと思います。ランプローグ家ってすごく特殊な家庭環境なんですよね。

花守：長男次男の性格の差というか、凸凹具合が面白すぎて。そこにセイカが加わっているので、「この兄弟、どういう環境で育ったらこんなにバラバラになるんだろう？」と思いました(笑)。

――お二人とも(取材時点では)まだ本編の映像はご覧になっていないということで、映像として楽しみにしているシーンなどはありますか？

花守：妖を紹介するシーンが凝っているので楽しみですね。「これが出てきたら勝ちなんだろうな」とワクワクすると思います。話数ごとに呼び出す妖が違うんですが、本当に個性も能力もバラバラなので、見ていて映像的にも楽しい……中には苦しい子もいるかもしれません(笑)。セイカが使う術も毎回違うので、「今回はどんな技を使うのかな」と毎週楽しみになると思います。

小倉：ゆみりちゃんが言ってくれたように、バトルシーン、迫力のあるシーンは見どころですし、アフレコのときは絵もそこまで入っていなかったので、完成した絵に声や音楽が乗ったらどうなるのか楽しみです。

あとはやっぱりキャラクターがみんなかわいいので、ユキも含め、表情なども気になります。ユキは人型と管狐の姿があるので、そのギャップも楽しみです。

花守：ユキちゃんはひょこっと出てくるのがめっちゃかわいいので、登場したら癒されると思います。

――最後に、放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

花守：セイカくんは本当に強い力を持っているんですが、それゆえに前世では騙され、殺されてしまいました。そこから今世は「狡猾に生きる」というテーマで動いていきますが、その中で魅力的な登場人物たちに出会って、彼の心に変化があったり、表情が揺れ動いていきます。私自身も「彼は本当に今世のテーマを果たせるのかな？」と毎回ドキドキしながら見ています。妖を呼ぶときの映像美などと合わせて、毎回いろんなセイカたちの表情を楽しみにしていただけると嬉しいです。

小倉：この作品の一番の魅力は、やっぱりセイカくんだと思っているので、陰陽師から異世界に転生したのちに、どう歩んでいくのかというところに注目していただきたいです。周りのキャラクターたちも本当に個性豊かで、陰陽術や魔法などいろんな要素が絡み合った世界観も楽しめる、オリジナリティの高い内容になっていると思うので、ぜひ毎週楽しみにしていただければと思います。