![アニメイトタイムズがオススメする年末年始に見てほしいアニメ談義!](https://img2.animatetimes.com/2022/12/b0d03e37784333d98c3c87d5664b6f1f63ad4861b281a8_29661598_d84a337f16403fa5ef7dde3f60ca444410c8aed9.png)
アニメイトタイムズがオススメする年末年始に見てほしいアニメ! 編集者&ライターの人生を変えた“バイブル”アニメ作品鑑賞会! 名シーン、作品の魅力を解説!
2022年も残すところあとわずか。学校やお仕事も一段落して、お休みにはいる方も多いのではないでしょうか?
家でゆっくり過ごしたり、故郷に帰ってみたり、旅行に出かけてみたりいろんな時間の過ごし方がありますが、あえてお家でアニメを見て過ごすのも贅沢で良いですよね。
溜まっていた秋アニメの録画を消化したり、今年話題になった作品を一気見したり、名作アニメに手を出してみたり。
年末年始こそアニメを見よう!ということで本稿では、このお休みにぜひ、観て欲しいアニメ作品をご紹介させていただきます。
紹介する作品のテーマは「人生のバイブル作品」!
アニメ大好きな、アニメイトタイムズの編集部員とライターがそれぞれ自分の人生に影響を与えた作品を発表し、思い入れのあるエピソードを紹介。ピザを食べながらあれこれとアニメを語っていきます。
また、本稿では実際にそのエピソードを皆で視聴し、語り合った様子をお届けします。やはり、友人などと集まってアニメ作品を一緒に見るのは楽しいですよね!「ウォッチパーティ」などの機能を使ってオンラインで視聴するのもオススメです。
本稿が、あなたの作品選びの参考になったら幸いです!
この記事に出てくる人
編集部員・石橋
1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。
ライター・杉村
漫画オタクライター。『美少女戦士セーラームーン』に出会い、『ポーの一族』、『風と木の詩』などの昭和レトロな少女漫画から少年系、BL、ホラー、ダークファンタジーなど幅広く購読。キャラの心情や周囲の状況を分析したいため、買った漫画は最低5週以上読みます。インタビューではキャラの複雑な感情の演じ方や考え方について伺うのが好きです。人が楽しんでいる姿を見ると、私も幸せになれるのでイベントや展示会の撮影も大好き。ファンの方と「楽しい・好き」をたくさん共有したいなと思いつつ記事を書いています。
ライター・タイラ
99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えなかったので、「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行い、ライターに舵をきりました。面白いコンテンツを発掘して、壁に向かってプレゼンするか記事にしています。アニメ、お笑い、音楽、格闘ゲーム、読書など余暇を楽しませてくれるエンタメや可愛い女の子の絵が好きです。なんでもやります!
田舎少年の人生を変えたのは、あの「大人気バンドアニメ」
タイラ:僕が今回紹介する「人生のバイブルアニメ」は『けいおん!』という作品です。
杉村:やっぱり!
石橋:知ってた。
けいおん!
![けいおん!](https://img2.animatetimes.com/2021/12/61c989595cb63_3203f2ae3d6e697598aed5b5498b1b08.jpg)
あらすじ
しかし部員全員が卒業してしまった軽音部は、あらたに4人の部員が集まらないと廃部になってしまうという。
琴吹紬という仲間を加えて、最後の一人をさがしているころ、
軽音部を 「軽い音楽」 と勘違いしていた楽器未経験者・平沢唯が部室にやってくる。
毎日部室に集まって、みんなでおかしを食べたり、おしゃべりしたり …
けいおんを始めた女子高生たちの青春が今幕を開ける ! ?
キャスト
(C) かきふらい・芳文社/桜高軽音部
タイラ:聖地巡礼もしましたし、アニメイトタイムズでも『けいおん!』愛を記事で書かせていただきましたが、今回は音楽の良さやキャラの魅力ではなく、作品から貰ったものを紹介できたらなと思います!
癒やされたり、元気づけられたりしたファンもたくさんいると思います。僕なんかは田舎に住んでいて、ほぼ娯楽もないし、学校も小規模で部活も2種類くらいしかなかったので好きな音楽に没頭する彼女たちへの「憧れ」が強かったんです。
石橋:やりたい部活がないのは辛いなぁ。
タイラ:そうなんです。だから『けいおん!』の登場人物たちが輝いて見えていました。
石橋:『けいおん!』って当時アニメ全然見てない友達とかも見始めたんだよね。『涼宮ハルヒの憂鬱』が爆発的な人気になって、その影響でアニメを見る人が増えてきて、『けいおん!』も見始めた。
杉村:へ〜。
タイラ:そういう流れがありましたよね。今回は『けいおん!』の第12話「軽音!」を見たいと思うんですが、その前に第1話の冒頭を見てください。
ふわふわとしたキャラクターの主人公・平沢唯が高校の入学式に行くシーンから作品がスタート。目覚まし時計を見間違え、遅刻だと勘違いした彼女は大慌てで準備し家の中で派手に転びながらも学校へ。
高校生になったからには何かを初めたい彼女だが、自分のやりたいことが見つからず、軽音学部という緩そうな名前に惹かれ音楽を始める。
タイラ:このように、主人公の唯ちゃんは「趣味は寝ること!」と言うくらいほのぼのとしたキャラで可愛いんですが、一方で自分の青春の時期がただ過ぎて行くのではないか? とちょっぴり不安と焦りを抱えた女の子になっています。
先程も話した通り、「こんな田舎じゃやりたいこともできないよ……」なんて拗ねていた俺は、唯ちゃんの気持ちに無意識のうちに共感していたんだと思います。彼女はこれから軽音楽部に入って、他のキャラクターたちと放課後ダラダラしつつも、オリジナル曲を量産するくらい音楽にハマっていきます。
杉村:今までちゃんと『けいおん!』を見たことが無かったんですが、凄く可愛いですね……! 見てみようかな。
タイラ:それで第12話は高校生にとっては一大イベントである学園祭のライブのお話です。ある意味、バンドの集大成を見せる時ですよね。
杉村:学祭って大事ですよね。その前に放送されていた『涼宮ハルヒの憂鬱』でも学園祭ライブのシーンは話題でしたよね。今でもパロディされていたりするくらい。
石橋:「God knows...」の回だね。
タイラ:その流れからの学祭ライブです。唯ちゃんが風邪を引いちゃってライブまで間に合うかっていうお話ですね。
風邪を何とか治し、学園祭に間に合ったもののちょっとした勘違いでギターを家に置いてきてしまう唯。
急いで家に取りに戻る唯だが、ライブ開演の時間が来てしまい一曲目は顧問の先生を交えて演奏する事に。
奇しくも唯は第1話と同じく慌ただしく家を飛び出す。第1話では階段を降りながら派手に尻もちをつくが、第12話ではバランスを崩しても一歩踏み出してギターを抱えて学校へと走る。彼女は夢中になれるものをちゃんと見つけていた。
タイラ:やりたいこと、見つけたんだね……(涙ぐむ)。ライブに遅れて来るってのがちゃんとロックしてるんだよな。
石橋:確かに(笑)。
タイラ:好きな事と、仲間を見つけて武道館(体育館)でライブまでするという。最後はやっぱり「ふわふわタイム」の演奏です。
杉村:流石に知ってます!
石橋:あまりにも有名な曲。ライブシーンだけじゃなくて、部室とか校舎を描いて視聴者に過去の回で描かれた想い出を呼び起こさせるのも凄いよね。
タイラ:そして「Don't say "lazy"」で終わります。神EDテーマ。何度も聴いたし、今でも聴くくらい大好きな曲です。実は、『けいおん!』を見始めたのはこの曲を聴きたいからでした。当時はインターネットも田舎すぎて馴染みがなくて、CD等も自分じゃ買いに行けなかったんです。というか売っていることすら知らなかった……。
石橋:この曲も売れたよな〜。
杉村:番外編もあるんですね。こういうストーリーとはあまり関係のない回って、キャラクターの性格とか人間関係が分かって好きです。
タイラ:と言う訳で、12話「軽音!」でした。この最終回で凄く将来に希望が持てた気がしますね。唯ちゃんみたいなほのぼのした子でもやりたいことや気の合う仲間って見つかるんだなって。
俺は16歳、高校入学のタイミングで地元を離れたのですが、それも田舎を離れて本当に自分のやりたいことや仲間を探すためでした。大学時には同じ理由で上京を選んでいるので、本当に『けいおん!』の影響って大きいんです。広くて自由な場所に行けば、好きなことや仲間がたくさん見つかると思って進路を決めて、当時からアニメを見続けてライターになっているという(笑)。
杉村:確かに、進路とかにもつながっているんですね。
石橋:凄い。本当にアニメって人生を変えるんだな〜!!
タイラ:お仕事や進路もそうですが、友人との関係もゆるっと楽しくしたいな〜と思ったり、好きな作品の傾向も影響を受けています。音楽もそうです。ギターも始めましたからね。アコギもエレキも買って2回挫折してますが。
石橋&杉村:(笑)。また今日からやろう!
タイラ:頑張りたいと思います。たまに見返して古いかなと思うこともありましたが、そんな事無いですよね?
石橋:古い作品ではあるけど、ギャグとか今でも笑えるよね。
杉村:やっぱり題材が普遍的なものなので色褪せないですよね。個人的に全話見ようと思います!
タイラ:やった! というわけで俺の人生のバイブルとなった『けいおん!』の12話でした!