冬アニメ『イジらないで、長瀞さん 2nd Attack』インタビュー連載企画第5弾：桜役井澤詩織さん｜桜はセクシー度がアップ!?　第2期はキャラが更に増え、いろいろな人間関係が楽しめる！

第2期は本編よりもEDテーマ「MY SADISTIC ADOLESCENCE♡」の収録に苦戦!?

――第2期が決まった時の感想は？

井澤：第1期放送後のイベントでの発表でした。

収録をみんなで一緒にできなかったので、イベント自体、キャストみんなで集まって、ワイワイやれるのが楽しくて。そんないい雰囲気の中での発表で、お客さんの反応も見られたので、すごく嬉しかったのを覚えています。

放送スタート当初から海外での人気も高いと聞いていたので、国内外のファンの皆さんの応援のおかげなんだなと感謝の気持ちでいっぱいでした。

――久しぶりに収録するにあたって準備されたことや苦戦したことはありますか？

井澤：収録自体はそこまで苦戦しませんでしたが、長瀞さんとフレンズ3人で歌ったEDテーマ「MY SADISTIC ADOLESCENCE♡」が大変でした。桜を演じる時はほぼ裏声でしゃべっているので、その状態で歌うのは難しく、第1期のED曲同様、皆さんにご迷惑をおかけしています（笑）。

――他のキャストさんもEDテーマはにぎやかで、ヤバい曲だと仰っていました。

井澤：確かに。第1期のEDテーマ「カラフル・キャンバス」と一緒に収録されていた「暴走アグレッション」がキャッチーな電波ソングでしたが、今回のEDテーマはそっち寄りですね。聴くのはめちゃめちゃ楽しいですが、レコーディングは大変でした（笑）。

――セリフやアドリブも多い楽曲です。

井澤：誰かが歌っていると、別の人がかぶってくる、例えるなら歌のミルフィーユみたいな曲です。それぞれのキャラの個性がどんどん湧き出してくるので、声フェチの方にはたまらないと思います。

――今回の収録現場の雰囲気やおもしろかった裏話などお聞かせください。

井澤：収録が毎回スムーズで、早く終わったのが印象的でした（笑）。

スタジオにワンちゃんがいて。たまにテンションが高くて、めちゃめちゃ大騒ぎする日もありますが、みんなで愛でるのが楽しかったです。

――第2期または今後のアニメで描かれたらいいなと思うエピソードはありますか？

井澤：第1期よりも長瀞さんとセンパイのラブコメ度が上がっているところがいいなと思っているので、むしろもっとラブコメ度が上がってもいいんじゃないかなと思います。

――フレンズの恋愛も見てみたい気がします。

井澤：桜の本気の恋愛はちょっと見てみたいかも。今のところ、彼女は雰囲気で楽しむ恋愛をしていそうですから。桜がもし本気の恋愛をするとしたら、どんな人を好きになるのか見たいです。

『長瀞さん』の人気の秘密は甘酸っぱさとキャラがみんな進んでいること

――最近、プライベートでイジられたことやイジったことで印象に残っていることを教えてください。

井澤：私はよく性格がキツそうと言われますが、人をイジるのはあまり好きではないんです（笑）。積極的にイジるほうではないですし、イジられるのもラジオでムチャぶりされるくらいですかね。周りの人はみんな優しいです。

――ガモちゃん役の小松未可子さんは「罹患」を「らかん」だと思っていて、親に間違いを指摘された時、恥ずかしかったというエピソードでした。

井澤：わかります！　それでいうと、私は「～する旨をお伝えします」の「旨」をずっと「うま」と読んでいて、間違いと知った時は恥ずかしかったです（笑）。

――改めて『イジらないで、長瀞さん』の魅力や人気の秘密とは？

井澤：長瀞さんとセンパイの甘酸っぱさですね。今回、センパイが長瀞さんのために頑張る姿がたくさん見られますし、二人の関係性が少しずつ変わっているのもいいです。

センパイとフレンズの関係性も近くなってきて、最初はギャルが怖かったセンパイも、今ではギャルたちから長瀞さんの情報を得られるようになっていて。キャラがみんな止まったままではなく、しっかり進んでいるのが素敵だなと思います。

――これから放送される第5話以降の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。

井澤：第2期ではキャラが更に増えるので、いろいろな人間関係が見られるのが楽しいと思います。フレンズ以外のギャルも出てきますし、センパイにも友達がいることが分かります（笑）。視聴者の皆さんにも学校行事を一緒に楽しんでほしいです。

今までは長瀞さんのツンデレ感を見て、「かわいいな」と思う方、特に男性の方が多かったと思いますが、センパイもどんどんカッコよくなっていきますし、女性の方が「頑張っているセンパイくん、かわいい」というシーンが多くなると思うので、女性の方にも見てほしいです。

桜的にはこれから「オイオイ！　学校で何してるんですか？　桜さん」というシーンがあるので楽しみにしていてください。

――最後に、皆さんへメッセージをお願いします。

井澤：第1期を見ていない方でもすぐに人間関係が把握できる、入りやすい作品なので、気軽に見てほしいです。

この作品には「学校生活がこうだったらいいな」という願望や憧れがたくさん詰まっているので、既に卒業されている方は学生だった時の気持ちで楽しんでいただき、今、学生の方は共感したり、「こんなに甘酸っぱくないよ！」と突っ込んでください（笑）。私も演じていて「学生の時、ヤンチャしていればよかった」とか、「授業や部活以外でも友達といっぱい遊んでおけばよかった」「ギャルならよかったのに」と思うことがたびたびあります。

また、今回のEDテーマもそうですが、各キャラを魅力的に描いてくれている作品なので、お気に入りキャラを見つけて、楽しんでください。

TVアニメ『イジらないで、長瀞さん 2nd Attack』作品情報

2023年1月放送予定！

スタッフ

原作：ナナシ（講談社『マガジンポケット』連載）
監督：ウシロシンジ
シリーズ構成・脚本：岸本卓
メインキャラクターデザイン：鈴木美咲（テレコム・アニメーションフィルム）
美術監督：白石誠
色彩設計：近藤直登
撮影監督：柚木脇達己
編集：後田良樹
音響監督：明田川仁
音楽：吟（BUSTED ROSE）
音楽制作：キングレコード
アニメーション制作：OLM
製作：「イジらないで、長瀞さん」2製作委員会