「サンライズフェスティバル2023」『新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN』トークショー公式レポートが到着! 声優・金丸淳一さん、関俊彦さんらが登壇!
2023年1月9日(月・祝)から29日(日)にかけて開催されたアニメファンのための夢の祭典「サンライズフェスティバル2023」。
1月22日(日)に東京・グランドシネマサンシャイン 池袋にて、『新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN』の第3話、第4話、第5話の上映会が開催されました。
上映後にはトークショーが実施され、ゲストとしてサイバーフォーミュラ・シリーズ総監督の福田己津央氏、プロデューサーの古里尚丈氏、風見ハヤト役の金丸淳一さん、ブリード加賀(加賀城太郎)役の関俊彦さんが登壇。タイトル決定秘話やアフレコエピソードなど語りました。
今回、本イベントの公式レポートが到着しました!
トークショー公式レポートが到着!
1月9日(月・祝)から始まった、バンダイナムコフィルムワークスの上映イベント「サンライズフェスティバル2023」(サンフェス2023)。
1月22日(日)にはグランドシネマサンシャイン 池袋で、『新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN』上映会が行われた。今回はROUND3「凰呀の叫び」、ROUND4「勝者の条件」、ROUND5「全ては時の中に…」の3話を上映。
上映後にはゲストとして、サイバーフォーミュラ・シリーズ総監督の福田己津央さん、風見ハヤト役の金丸淳一さん、ブリード加賀(加賀城太郎)役の関 俊彦さん、プロデューサーの古里尚丈さんを迎え、トークショーが開催された。司会進行はバンダイナムコフィルムワークスの遠間雄介さんが担当した。
まず初めに、客席でお客さんと一緒に鑑賞していたゲスト4名に、上映を見た感想を聞いた。
福田:今見て、すごく密度の濃い映像だな、と。「これ4Kにしてもいける!」と思いました。そういう要望をみんなで言っていくと実現できるんじゃないかな。またいろいろやりましょう。
古里:この『SIN』をスクリーンで見ると、画面の良さもすごく感じたのですが、音楽と効果音がすごくいいな、と思いました。『サイバー(フォーミュラ)』って20数年前の技術でも十分にいい音楽、いい効果音で、スタッフに恵まれて作った作品だったんだなというのを、今日、改めて感じました。
金丸:画面を見ていたら、今日子さんに心を持っていかれてしまいました。あすかに申し訳ないけど、今日子さんと城太郎が大人になればなるほど、なんて素敵なストーリーなんだろうと思って見ておりました。皆さんと、この時間を共有できて本当によかったです。
関:この前の『SAGA』のシリーズで完璧なファイナルを実は迎えていて、「この後は無いだろうな」と思っていたら、なんと加賀をフィーチャーしていただきまして。盆と正月とクリスマスとハロウィンが一緒に来たような感じのブリード加賀に対するご褒美だと思ってこの『SIN』に取り組みました。今日はよろしくお願いいたします。
遠間:『SIN』の企画はいつごろ決まったのでしょうか?
古里:『SAGA』が終わった直後、割と早めに決まったと思います。
実は僕はこのタイトルが好きなんです。『SAGA』のタイトルは人間の性を追求するところからきたのですが、この『SIN』というのは“罪”って意味ですよね。もちろん“新しい”という意味と“真実”の“真”という意味でもあると思うんですけど。
僕は“新しい物語”という意味で、加賀城太郎の物語ということ、また、人はいろんな罪を背負っているよねという意味、そして真実を語るっていう意味。なんか、いろんな意味を持っているこのタイトルを福田監督とシリーズ構成の両澤(千晶)さんが出してくれた時に『ああっ、いいな』と。僕は、それで5本作る意欲がより増しました。
タイトル決定時のエピソードが明かされると、その感動的な内容に会場の空気がピンと張り詰める。
硬い空気に耐えられなくなったのか、福田監督がボソっと「もうちょっと沸いてよ」とつぶやくと、笑い声が漏れ大きな拍手が起こり、場が和んでいった。
アフレコ現場でのエピソードとして、『SIN』の第1話では、大ベテランである池田(秀一)さんを2時間以上も待たせてしまう事態が発生。
待たせた直後に池田さん演じる名雲京志郎の「だいぶ待たされてしまった」というセリフを録らねばならず、現実と収録内容が重なって、福田監督と両澤さんはビクビクしていたという。
また、関さんは、葵今日子役の天野由梨さんとデュエットした曲「大貧民大富豪時代」の思い出を披露した。
そして話題は、今回の『SIN』で一番変わったのが葵今日子だ、という話に。
関:加賀から見ても今日子さんって男勝りでものすごく強かったのに、この『SIN』では、あれよあれよという間に、見事な女に変身して登場してました。**
福田:レース終わるくらいまでは良かったんですが、最後空港に見送りにいく時はちょっと頑張りすぎていますよね。あのシーンのためだけに、いのまた(むつみ)さんが渾身の衣装をデザインしてくれました。
当時の思い出に話が及ぶと、『サイバーフォーミュラ』では20年くらい前から、ファンとキャスト、スタッフが一緒にバスツアーをするという、他では考えられないようなイベントが恒例となっていたことが振り返られた。
バスツアーは全6回、最多の時はバス14台という規模で実施。今回のサンフェスには、金丸さんと共にすべての回に参加したという人も来場していた。
ツアーの夜はキャストとファンとのアフレコ大会や、『サイバー』楽曲限定でのディスコ大会など、距離がとても近いツアーだったという。金丸さんもファンの輪の中に入り、大いに盛り上がったそうだ。
ここで『サイバーフォーミュラ』シリーズの新商品とイベントの告知へ。まだまだ止まらない展開に、駆け付けたファンの喜びの反応が印象的だった。
最後にゲストからコメントが寄せられた。
古里:僕、福田監督に聞きたいことがありまして、5話のオーラスのところで加賀が『チェッカー』という女性の声を聞くじゃないですか。あれ(葵今日子役の)天野さんがやっていたと思うんですが、あれは凰呀の声でいいんだよね?
福田:凰呀の声が今日子さんの声に聞こえた加賀だけの空耳です。
古里:そうか!凰呀は喋らないので、加賀にだけ聞こえていたのか。僕はそれが聞きたかったんで、今日は満足です。皆さんにお会いできて嬉しかったです。ありがとうございます。これからもいろいろな商品あるみたいですので、応援よろしくお願いします
関:一昨年30周年をやって復活バスツアーとかトークショーとかやってもう1年以上経ってる。それなのに、また新商品だ、新イベントだと企画できるのは、本当にファンの皆さまの『サイバー』愛が強いからです。
私は今日もひしひしと感じました。またぜひ、こんな風に皆さんと触れ合いたいと思っております。今日は本当にどうもありがとうございました。
金丸:この席にいられるというのは、皆さんの愛と、スタッフ側の方々にものすごく作品を愛してくださってる方がとても多いからです。そういう方々が、こういう結びつきになったのかな、ともう本当に胸がいっぱいになっています。
また、次に会えるのを信じて、日々がんばっていきたいなと思っています。今日はありがとうございました。
福田:『SIN』のエンディングを見て、当時の(スタッフの)メンツがすごかったなと改めて思ってます。このクオリティで新作を作るというのは、いや本当、勘弁してくださいっていう。でも、望まれたら作っちゃうのが僕らですから。(客席から大拍手!)
ちょうど30代の、いろんな意味で一番仕事ができる時に、とても入れ込んでやれた作品だったんで、それを皆さんが今も応援してくれるっていうのはありがたいことだと思っています。これからも本当によろしくお願いいたします。ありがとうございました。
続々登場する新商品、新規イベント開催と勢いの止まらない『サイバーフォーミュラ』シリーズ。最新情報は『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』公式Twitterアカウントと公式サイトをご確認ください。
『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』シリーズ関連情報
「新世紀GPXサイバーフォーミュラ world Tour Exhibition 名古屋GP」開催決定!!
愛知・名古屋にて「新世紀GPXサイバーフォーミュラ world Tour Exhibition 名古屋GP」が開催決定!!
キービジュアルはキャラクター原案の、いのまたむつみさんによる新規描きおろし。
「名古屋GP」では実物大「νアスラーダAKF-0/G」と「凰呀 AN-21」の2台展示!
伝説を残した【兄弟】でもある2台のサイバーマシンをイベントで体感ください。
会期:2023年3月11日(土)~3月19日(日)
会場:名古屋JRゲートタワーイベントスペース
入場料:無料
主催:ブラザー工業株式会社、株式会社バンダイナムコフィルムワークス
「サンライズフェスティバル」とは
「サンライズフェスティバル」は、株式会社サンライズ(現:株式会社バンダイナムコフィルムワークス)が、映画館とタッグを組んで2010年から毎年開催してきた上映イベントです。
アニメーションを中心としたオリジナル IP(Intellectual Property=キャラクターなどの知的財産)を40年以上にわたり創出し続けてきた株式会社サンライズと、株式会社バンダイナムコピクチャーズ(2015年に当社より分社)が持つ潤沢なIPの中から、周年作品を中心に人気タイトルを連日上映し、トークショーを織り交ぜた内容で多くの方にご来場いただいて参りました。
2022年、サンライズはバンダイナムコフィルムワークスへと社名を新たにしましたが、「サンライズフェスティバル」は名称を変更することなく継続致します。
そこには、ファンの方々にご愛顧いただいている“サンライズ”の名を冠することで、これからもより強く作品に親しみをもっていただきたい、という願いが込められています。
(C)BNP/T&B2 PARTNERS