TVアニメ『メイドインアビス 烈日の黄金郷』スペシャルイベント ~探窟家組合 大精算会~ 昼の部レポート|富田美憂さん、久野美咲さん、平田広明さんらキャスト陣がそれぞれ“価値”を感じたシーンは?
ガンジャ隊とリコさん隊、それぞれの視点が“鍋”でつながる朗読劇
続いては、つくし先生監修のもと、シリーズ構成・脚本の倉田さんが書き下ろした脚本による朗読劇のコーナー。
イベントのキービジュアルを基にした物語となっており、深界六層にたどり着いたばかりのガンジャ隊と、成れ果て村から旅立つリコさん隊、2つの時代、視点が交互に描かれます。
イルミューイが鍋を拾ってきたことから、ガンジャ隊は食材を現地調達して、“ガンジャ鍋”を作ることに。イルミューイが食べられるキノコ、食べられないキノコを知っていたこともあり、見事、美味しい“ガンジャ鍋”を作り上げるのでした。その後もレシピは改善されていき、“ガンジャ鍋”は成れ果て村の住人に伝わっていきます。
時代は移り、リコさん隊。ファプタが鍋を拾ってきたことから、リコは成れ果て村にいた時に聞いた“ガンジャ鍋”を作ろうと提案します。食べられるキノコ、食べられないキノコが見分けられず困っていたリコでしたが、なんと鍋から声が聞こえ、キノコの種類を教えてくれます。無事、美味しい食事を楽しんだ後、リコはこの不思議な鍋は遺物なんじゃないかと想像し、「食い繋ぐ鍋 トーキングラグポット」と命名するのでした。
ヴエコとリコの「憧れと望郷は止まらない」という台詞で朗読劇の幕を降ろすと、客席からは大きな拍手が。富田さんは「アフレコは別録りだったので、このメンバー全員でのお芝居は初めてでした」と嬉しそうな表情を見せました。
イルミューイとファプタの二役を瞬時に切り替えていた久野さんは「(二役が)前後ですぐ喋るのは、アフレコでも経験していなかったのでドキドキしました……!」と安堵の表情を浮かべます。伊瀬さんがそのお芝居を絶賛すると、久野さんは嬉しそうな表情で寺崎さんのほうをチラリ。ヴエコとイルミューイのような、親子のような微笑ましいやり取りを見せ、会場を和ませました。