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春アニメ『江戸前エルフ』小金井小糸役・尾崎由香インタビュー

春アニメ『江戸前エルフ』小金井小糸役・尾崎由香さんインタビュー|「しっかり者の巫女らしさ、等身大の女子高生らしさを意識しました」

祝詞を猛勉強!?

――第1話のアフレコで特に印象に残っているシーンはどこでしょうか?

尾崎:難しかったのは、小糸が「一切成就祓(いっさいじょうじゅのはらい)」という祝詞を奏上するシーンです。「尾崎さんが思ったようにやってください」と言われたので、自分なりにやってみたんですが、祝詞の締め方がなかなか掴めなくて……。そこは何回もやり直しをさせていただきました。巫女さんって大変だな。と改めて思いました(笑)。でもすごく勉強になりましたし、女子高生である小糸が一生懸命祝詞を唱えている空気は出せたかなと思います。

――確かに、小糸はエルダの巫(かんなぎ)になって3ヶ月ですからね。

尾崎:そうなんです。一応、練習はしてきたんですが、完璧すぎてもそれはそれで小糸らしさがなくなってしまうので、ある意味でリアルな感じにはなったのかなと思います。

――練習も結構されたんですか?

尾崎:そうですね。YouTubeなどで祝詞の動画を見て家で練習しました。ただ、母に練習しているのを聞かれ、「何してんの?」と言われた時はちょっと恥ずかしかったです(笑)。

――確かに急に娘が祝詞を唱え始めたらちょっとびっくりするかもしれないですね(笑)。

尾崎:びっくりしていました(笑)。でも、縁起はよさそうですよね!(笑)

――音響監督の藤田(亜紀子)さんからは何かディレクションはありましたか?

尾崎:たくさんありましたし、どのディレクションも丁寧にしてくださってとても勉強になりました。よく覚えているのが小糸のツッコミです。ツッコミを入れるシーンが多いんですが、私はそんなにツッコミにバリエーションがあるタイプではないので、最初はどういうふうにやろうかすごく悩んでしまったんです。

そのとき、藤田さんが「小糸はいろいろな表情をするから、表情を汲み取りながら楽しくバリエーションを広げていきましょう」とアドバイスをくださって。おかげさまで話数を重ねるごとに少しずつツッコミの幅が広がっていきました。「そういうツッコミもできるんだ」と褒めてくださったのも嬉しかったです。私自身もだんだんツッコミを入れるのが楽しくなっていきました。

――小糸を演じながら尾崎さん自身も少しずつ成長していったような感じですか?

尾崎:そうだと嬉しいですね! 成長できたらいいなと思いながら挑んでいったので。

――小糸に共感できる部分はありましたか?

尾崎:女子高生ながらに大人に憧れるところはすごく共感できました。高いバッグを持とうとしたり、ヒールの高い靴をほしがったりするのは、私もあったなぁって。あとは私も身長が高くないので、あと数年すれば身長も伸びると信じたい気持ちはよくわかりました。天然ボケなところは、もしかしたら似ているかもしれません(笑)。

――では、第1話を演じられてみてエルダについてはいかがでしたか?

尾崎:原作を読ませていただいたときに感じた親しみやすさはそのままで、より愛らしい感じが増した印象がありました。好きなものには素直でまっすぐで、ちょっとぐうたらなところはあるけれど、氏子さんたちをしっかり見守っているんです。エルダがみんなから愛されている理由がわかりました。小糸とちょっと言い合いになったあと、ちゃんと迎えにきてくれたのも嬉しかったです。とにかく優しくて、素敵なご神体だと思います。

――目線が小糸とそう変わらないところも親しみやすい理由なのかもしれませんね。

尾崎:そうですね。神様なのに考えることも好きなことも小糸に近いですし、このあとのお話でも一緒にいろいろなことを楽しんでくれます。ただ、その一方でやっぱり600年生きているんだな、江戸の頃からいろいろな人やモノを見てきたんだなと感じさせられるところもあって……。

それだけ生きていれば、きっと忘れてしまうことも多いと思うんです。でもエルダは出会った人たちのことをちゃんと覚えていて、その思い出をすごく大切にしている。忘れられない思い出になるからこそ、もう外の世界に出たくないという気持ちも伝わってきました。それでも小糸が言うように、巫女とご神体の2人でいっぱい思い出を作ってほしいです。

――エルダが小糸の“憧れの白い人”だったというオチも楽しかったです。

尾崎:その事実を知って動揺するシーンは思い切り焦るようにしました。憧れの人だと知った小糸がこれからエルダにどう接していくのか、すごくワクワク感が高まる第1話だったなと思います。

――では、第2話以降の注目ポイントについても聞かせてください。

尾崎:今後、小柚子やコマちゃんもどんどん物語に絡んでくるようになり、さらに和気あいあいとした雰囲気になるのでその空気感を楽しんでいただきたいです。それからエルダ以外のエルフとその巫女も登場するので、そちらも楽しみに待っていてください。小糸とエルダとはまた違った関係性が面白いですし、他のエルフと絡むエルダが意外な一面を見せてくれるのも楽しいです。

TVアニメ「江戸前エルフ」作品情報

2023年4月よりMBS・TBS・BS-TBS “アニメイズム”枠ほかにて放送中!

放送情報

MBS:毎週金曜日 深夜2時25分〜
TBS:毎週金曜日 深夜2時25分〜
BS-TBS:毎週金曜日 深夜3時00分〜
AT-X:毎週火曜日 夜11時30分~
【リピート放送】
毎週木曜日 朝11時30分~/毎週月曜日 夕方5時30分~

配信情報

dアニメストアにて 毎週金曜日 深夜3時00分〜 配信中

◆毎週火曜日 正午〜 配信中
Amazonプライムビデオ、U-NEXT、アニメ放題、ABEMA、DMM TV、Hulu、FOD、バンダイチャンネル、ニコニコチャンネル、MBS動画イズム、クランクイン!ビデオ、HAPPY!動画

◆毎週火曜日 夜10時30分〜 配信中
ニコニコ生放送

◆4月12日より 毎週水曜日 深夜0時00分~ 配信開始
J:COMオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASA、milplus、Google Play
 
◆4月12日より 毎週水曜日 配信開始予定
Lemino

イントロダクション

東京都中央区月島。
江戸時代より400年以上の歴史を刻む『髙耳神社』。
祀られたるそのご神体は、異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフでした。
 
ご神体のエルフ・エルダに仕えるのは、高耳神社15代目巫女の小金井小糸。現代文明とオタク趣味をエンジョイするエルダに振り回されながらも、彼女が教えてくれる江戸の文化に胸をときめかせ、連綿と紡がれる月島の人々とエルダのつながりにほっこり。
 
でもやっぱりこのエルフ、ぐうたらすぎる!
しかも他の神社のエルフ&巫女コンビまで現れて……!?
 
江戸と令和をつなぐゆったり下町コメディ、始まります。

スタッフ

原作:樋口彰彦(講談社「少年マガジンエッジ」連載)
監督:安齋剛文
シリーズ構成・脚本:ヤスカワショウゴ
キャラクターデザイン:小田武士
総作画監督:小田武士、中尾隆文、SAI
プロップデザイン:横山友紀
色彩設計:最相 茂
美術設定:近藤由美子、柴田千佳子
美術監督:アトリエマカリア
撮影監督:久保田 淳(CUE)
撮影:シアン
特殊効果:久保田 淳(CUE)
編集:山岸歩奈実
音響監督:藤田亜紀子
音響制作:INSPIONエッジ
音楽:松田彬人
音楽プロデューサー:斎藤 滋
音楽ディレクター:タノウエマモル
音楽制作:ハートカンパニー
アニメーション制作:C2C
製作:「江戸前エルフ」製作委員会
 
オープニングテーマ:「奇縁ロマンス」/ナナヲアカリ
エンディングテーマ:「おどる ひかり」/Cody・Lee(李)

キャスト

小金井小糸:尾崎由香
エルダ:小清水亜美
桜庭高麗:相川遥花
小金井小柚子:関根 瞳

アニメ公式サイト
作品公式ツイッター(@edomae_elf)
推奨タグ:#江戸前エルフ

WEBラジオ情報

TVアニメ「江戸前エルフ」高耳神社のご神体ラジオ ~私、ご利益ないけどな!~

■パーソナリティ:尾崎由香さん(小金井小糸 役)、小清水亜美さん(エルダ 役)
■配信日時:4月13日(木)より 毎週木曜日配信予定

■配信サイト
YouTube「日活アニメチャンネル」
インターネットラジオステーション<音泉>

書籍情報

■コミックス(マガジンエッジコミックス/講談社刊)
「少年マガジンエッジ」にて連載中
コミックス第1〜7巻 好評発売中!
著:樋口彰彦

作品特設ページ

(C)樋口彰彦・講談社/「江戸前エルフ」製作委員会
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