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『プリプリCrown Handler』第3章 チーム白鳩声優インタビュー【ネタバレあり】

不安と希望が入り交じる第3章。みんな生き残ってほしいーー『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第3章 古賀 葵さん、関根明良さん、大地 葉さん、影山 灯さん、古木のぞみさんインタビュー

4月7日から劇場公開された『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第3章。王位継承権第一位のエドワード王子が暗殺され、アルビオン王国の貴族たちは王位継承権第二位のメアリー王女、同三位のアーカム公・リチャード王子のどちらが王位を継ぐのかという話題で持ちきりだ。

第2章のラストで、エドワード暗殺の黒幕であるアーカム公はプリンセスに、自分とノルマンディー公のどちらにつくのかを迫り、王位継承権の争いに加わっていくプリンセスたち。そんな中、王位継承権第一位となった重圧に押しつぶされてしまうメアリーに、プリンセスは優しく寄り添う。

いよいよ劇場公開された第3章。今回もチーム白鳩の古賀 葵さん(アンジェ役)、関根明良さん(プリンセス役)、大地 葉さん(ドロシー役)、影山 灯さん(ベアトリス役)、古木のぞみさん(ちせ役)に、前半は第2章の振り返り、後半はネタバレも含めて第3章についてを語ってもらった。

※作中のネタバレが含まれますので、ご注意ください

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プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章
暗殺された王位継承権第一位のエドワード王子の葬儀が執り行われる中、アルビオン王国の貴族たちは王位継承権第二位のメアリー王女、同三位のアーカム公・リチャード王子のどちらが王位を継ぐか、ノルマンディー公がどう動くのか、という話題で持ち切りだ。アーカム公はプリンセスに、自分とノルマンディー公どちら側につくか問う。あらゆる民族が平等になる世界へと修正することを願いながらも、エドワード暗殺の黒幕であるアーカム公に、プリンセスは心が揺れる。そんな中、共和国のコントロールから王室の情勢を探るべく、アンジェとドロシーにメアリーの侍女として潜入任務が下る。王位継承権第一位となった重圧に押しつぶされ疲弊するメアリー。混沌とする王位継承の行方、アーカム公の陰謀がついに動き出す―。アルビオン王国に蠢く闇が、チーム白鳩を呑み込んでいく――。作品名プリンセス・プリンシパルCrownHandler第3章放送形態劇場版アニメシリーズプリンセス・プリンシパルスケジュール2023年4月7日(金)キャストアンジェ:古賀葵プリンセス:関根明良ドロシー:大地葉ベアトリス:影山灯ちせ:古木のぞみL:菅生隆之7:沢城みゆきドリーショップ:本田裕之大佐:山崎たくみノルマンデ...

激動の第3章を見る前に第2章を振り返ろう!

ーー2022年はチーム白鳩で何か思い出を作れましたか?

ベアトリス役・影山 灯(以下、影山):作りたかったよね……思い出。

ドロシー役・大地 葉(以下、大地):作る予定ではあったけど、(予定を組んではリスケをしているうちに)気づいたら2023年になっていました。

影山:でも、古木さんが誕生日にオリジナルソングをLINEに送ってくれたので、最高の誕生日になりました(笑)。

大地:しかも全員分を作ってたからね。

アンジェ役・古賀 葵(以下、古賀):年末にまとめて(笑)。

ちせ役・古木のぞみさん(以下、古木):一度、たいちょー(大地)にオリジナルソングを作って送ったんですけど、そのことをみんなに言ったときに、みんなにも私からお祝いというか、生まれてきてくれてありがとう!という気持ちを伝えたほうがいいよね!って思ってやる気になっていたんです。でも、そのあとめっちゃ忘れていたんです(笑)。それを12月25日の(影山さんの)誕生日に思い出して。

大地:そのあと、ちゃんとやり遂げたもんね。

古賀:2022年のうちにやり遂げました(笑)。

影山:しかも歌はアカペラなんです。なので、ド強いハートだよね(笑)。

大地:完全にフリースタイルだからね(笑)。

古木:でも、みんなに出会えて嬉しかった!という思いを歌にしたためたので、その気持ちは伝わったと思います。

プリンセス役・関根明良(以下、関根):すごく伝わった! 元気出るもん。

大地:元気がなくなったときに聴いてる。

関根:保存してバックアップも取っておいたし。

ーー何かあったときに、ちょっと恥ずかしいネタとして出すんですか?

大地:でもあれを出しても、ただいい人だってことが露呈するだけだと思います(笑)。

古木:誰かに聴かれたら確かに恥ずかしい(笑)。こっちは悪役でやってるんで!

古賀:悪役だったんだ……いい人なのに。

ーー昨年は『TVシリーズ放送5周年記念トークショー付き上映会』が9月から11月にかけてありましたよね?

古木:プライベートの話かと思っていました。プライベートでは会えなかったんですけど、お仕事では上映会、ありましたね!

大地:あのイベントも、好き勝手に言っていたような気がします。

関根:海外に行きたい!とかね(笑)。

古賀:お庭でみんなでお茶会をしたいとか。お花畑のようなバラがいっぱい咲いているところで、ファンの皆さんと一緒にお茶会を開くみたいな話をしていた気がする。

古木:それは、2023年に叶うかもしれない? 楽しみだな〜

影山:みんなでヌワラエリア(紅茶)を飲む会。

大地:最高だね! ヌワラエリアの気分を知る会。

ーーこのメンバーだと優雅なお茶会にはならなさそうですね。

古木:そんなことないわよね?

大地:ん…?

古木:みんな優雅の筆頭みたいな方々ですから。

関根:“筆頭”がもう優雅じゃないかも(笑)。

古木:でも、お茶会はしたいです!

古賀:皆さん、アフタヌーンティーで逢いましょう。

ーーそれではまず、第2章から少し振り返っていきましょう。

古賀:第2章は最初から爆音だったし、アクションの印象が強くて、第1章とはまた違う感じで面白かったです。最初から惹きつけられました。

影山:スケールが大きかったよね。

関根:映画館で聞いたときの爆弾(ケイバーライト爆弾)の音がすごかったです。鳥肌が立つくらいだった。

古賀:恐ろしすぎました。これはどうにかできるものなのだろうかって。

古木:やっぱり『プリンセス・プリンシパル』(以下、『プリプリ』)と言ったらケイバーライトだもんね。それが派手に出てきた感じでした。

関根:だから最後に船で爆弾が仕掛けられたときは、ケイバーライト障害のことを思い出して、アンジェ、そんなに爆弾に近づいて大丈夫なの!?って思っていました。目が見えなくなったらどうするの!って。まぁ、プリンセスがお願いしたのだけれど……。

ーープリンセスが、爆弾の解除と乗客の避難、両方すると言いましたからね。

影山:そこのプリンセスは頭が良かったよね。

大地:プリンセスがすごくカッコよく見えたなぁ。凛々しかった。

古賀:頼もしい!

関根:やっぱりメアリー(CV.遠藤璃菜)が登場したことで、プリンセスにも姉感が出たんですよ。

大地:メアリー登場で、プリンセスの良さが際立った感じがする。

関根:チーム白鳩の中だと守られることが多いけれど、メアリーがいることで、プリンセスも守る側としてしっかりと描写されたことが印象的でした。

影山:メアリーを昔の自分と重ねている感じだったよね。

関根:でも、いつも彼女は自分を否定するんだよね。

古木:頑張っているんだから、自己肯定感上げてこう!って思う。完璧にプリンセスをしているって言われているし、侍従長(ビショップ/CV.飛田展男)もそう言っていたし。

関根:でも、褒めてもらうと、みんな死んじゃうから……。

大地:確かに(笑)。いい人フラグが立つと、もれなく。

古木:これ以上、死なせたくはないね。

ーーアクションシーンでは、リチャードに付いている謎の男と、アンジェ、ドロシー、ちせがやり合っていました。

古木:パワーが桁違いな感じがあって、かなりの強敵でした。

大地:めちゃめちゃ強かったね!

古賀:斧がいきなり飛んできたときはビビりました。

大地:これ、ドロシーに当たってたら大変なことになってたけど!っていう。

関根:お父さんと同じことにならなくて良かった。

大地:ホントだよ! 同じ死に方だけはしたくない(笑)。でもドロシーは仲間のことをちゃんと心配しているから、そういうところがいい子なんですよね~

ーーラストシーンで、エドワード暗殺の黒幕であるアーカム公・リチャードと謎の男に挟まれるというプレッシャーの中で、プリンセスはよく耐えていたなと思いました。

関根:冒頭で、アーカム公のことを気さくで優しい方よ、って説明をした上での最後だったので、もう!!お兄様!って思いました。でもキャラクター的には好きだから、ん~ってなっていました。

大地:出てきたときに、すぐに好きそうだなって思ったよ。

関根:私が好きそうなキャラは、たいちょーにすぐにバレちゃうんです(笑)。見た目も中身も私自身はすごく好きなんですけど、それは出してはいけない!と思っています。

影山:怖い男だからね。

古木:怖い! 悪い!

ーーそういう悪いキャラが大好きということですよね?

関根:はい。中身が大好きなんです。

影山:今の“大好き”のところを太字にしておいてください……。

関根:でも第2章は、本当に魅力的なキャラクターがたくさん出てきていたと思います。

大地:またフランキーも出てきたしね。監督が無理矢理入れたと言っていましたけど。

影山:ただ借金を取りに来ただけなのにね。

大地:でもやっぱり出てきてくれると、まろやかになるんですよね。だからすごく良かった。

影山:借金取りなのに空気がまろやかになるってすごいなぁ(笑)。

ーー第2章は緊迫したシーンが多いから、緩和剤になっていましたね。

影山:フランキーが出てくるシーンはドラゴンの迫力が劇場ならではですごかったです。映画だ!って思いました。

古木:派手でカッコ良かった! それをちせが楽しそうに見ているシーンがかわいくて好きです。

影山:真面目ボケみたいなところだね。

古賀:ちせは、すぐに信じちゃうから。

古木:プリンセスとベアトも呆れていましたね。

大地:そういうかわいいシーンがあるから、ちせがものすごく強いことを忘れちゃうんですよね。戦闘シーンでスイッチが入ると、強かったんだ!って思う。

ーーアンジェの名シーンというと?

古賀:アンジェだと先程の船でのシーンですかね。トイレでプリンセスに声を荒げるところ。

影山:「時間がないの!聞きわけて!!」って。お母さんみたいだった(笑)。

古賀:あそこはめちゃめちゃ焦っていて、それまで焦りを表に出すことってなかったので、超絶大ピンチで、プリンセスが!ってなると違うんだなって思いました。みんなに心を許してきているからこそ出た焦りが見られて嬉しかったですし、そのあと一生懸命に爆弾をなんとかしようとしているところも良いシーンだったなと思います。

古木:台本のト書きにも「アンジェ余裕がない」って書いてあるしね(笑)。

ーー最後のクライマックスは、映像の迫力もすごかったですし、映画で完成したのを見るとまた印象も変わりますよね。

関根:特に第2章のときはアフレコも分散収録で、他の方の演技は劇場で知る部分もあったので、ただファンとして観る、みたいな感じでした。チーム白鳩とメアリーは、一緒に録れたんですけど。

大地:でもブースは半分で分かれていたからね。

関根:だから向こうの部屋が盛り上がっているのを、マイクが拾った音で聞くみたいな感じでした。

古木:ロイヤル組と殺人組みたいな感じだったっけ?

関根:スパイ組ね!

古木:またうまく言えなかった(笑)。

ーーメアリーはロイヤル組だったのですね。

関根:私とあかりん(影山 灯)とメアリー役の遠藤璃菜さんが一緒でした。本当にかわいかった~

古木:アウェイの空気の中に入ってくるような感じだから、ちょっと緊張していて、それがまたメアリーっぽかったね。

関根:ここもう一回お願いしますって言われたときの「はい!」がメアリーみたいで、本当に愛おしくて……!

ーー完全にプリンセス目線ですね。

関根:関根自身はメアリー愛なので、かわいすぎてしまって……。

古木:私、璃菜ちゃんが子役のときに会ったことがあって。彼女が小学生くらいのときだったから、めっちゃ大きくなったなぁって、親戚の人みたいな感じになっていました(笑)。

すごく個人的な話なんですけど、インスタグラムに女優さんなどを見る専用のアカウントがあるんですけど、遠藤璃菜ちゃんをそっとフォローして、たまに動画を、かわい~って思いながら見ています。きもっ!!

大地:本人に言ってあげなよ!(笑)。

古木:今度会ったときに、フォローしていいですか?って聞きます(笑)。

※ここからの内容は大きくネタバレを含んでいます。ストーリーの詳細はあえて書いていませんので、鑑賞後に場面を想像しながらご覧ください

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