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- 嶋脇
- 1996年1月4日生まれ 趣味:ゲーム、ラーメン 好きな作品:『緋弾のアリア』などの恋愛バトル、VTuber
――収録はお三方で同時に行われたとのことですが、現場での雰囲気や印象に残っているエピソードをお聞かせください。
田村:一日かけて収録していましたが、終始ほんわかした雰囲気で行うことができました。特にふたりが不思議なトークを繰り広げていて、それを私が相槌を打ちながら聞いているという構図で。
――不思議なトークですか?
田村:マリモやケサランパサラン、妖精など『らくだい魔女』らしい幻想的な話をしていましたね。
石見:マリモとケサランパサランは実際にいるんですよ~
田村:マリモがいるのはわかったんだけど、ケサランパサランは未だに見たことないからね!(笑)
井上:本当にいるんですよ! 以前ツイッターでケサランパサランを捕まえたとツイートしたら、博物館の方から実物が届いたことがあって。
田村&石見:え!?
井上:ベビーパウダーが餌になるので、よくあげていたんです。
田村:このような感じで画像を見せあいながら「虫や羽毛なのでは?」「いや、実在するんですよ!」みたいなやり取りをして盛り上がっていました。
――また、アフレコ収録には、原作者・成田サトコ先生が見学されたそうですね。
石見:しきりに「田村さんが演じるチトセくんが、役にピッタリとハマっていてかっこいい」と仰っていましたね。
田村:なので、こうしてくださいみたいなディレクションはあまりなく収録は進んでいきましたね。ただ、先生とお会いできたことに緊張しすぎて、簡単なご挨拶しかできなかったのが残念でした。
――成田先生に絶賛していただいたことで演技に自信がついたのでは?
田村:そうですね。演技の方向性や意識したことに間違いはなかったんだなという気持ちになりました。
――作中には、フウカ、チトセ、カリン以外にも魅力的なキャラクターが登場しますが、気になったキャラクターはいらっしゃいますか?
石見:キースはずっとかっこよかったよね!
田村:すごい嫉妬しましたね。
――嫉妬ですか?
田村:実はキースの方が先に録っていて、その音声を聞きながら収録したんです。台本を読んだ後に音声を聞いたら本当にかっこよくて、ムッとしてしまいました(笑)。
――作品の恋愛模様についても3人で話されたり?
井上:チトセとキースならどっち派?みたいな話もしましたね。
――ちなみに3人はどちら派ですか?
井上&田村:チトセ派です!
石見:私はキース派です(笑)。黒髪の謎が多い男の子に昔から惹かれる傾向にあって。私が小学生のときに同じ質問をされてもキースが好きだと答えると思います。
田村:彼は優しいしね。
石見:わかりやすい優しさに惹かれちゃうんですよね。ただ、大人になるとチトセくんのような子もかわいいなって見ちゃいます。
田村:でも付き合うならキースでしょ?
石見:はい……(笑)。
井上:絶対そんな気がしてた!
――最後に公開を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
石見:劇場公開を楽しみにしてくださっている方が、実は私の身近にいて。幼なじみの妹で小学生の女の子なんですが、映画化が発表されたときにすごく喜んでくれたんです。そんな子が喜ぶ作品に携われてとても嬉しく感じています。
本作では、「悪役に見える人は本当に悪いのか」とか「友達のために信じて頑張る」といった大切なことに気づかされるのではないでしょうか。子供にとっては現在進行形でワクワクする作品であり、大人にとっては青春の輝いていた時間に帰れる作品だと思っているので、いろんな世代の方に見ていただけたら幸いです。
田村:映画では、原作の挿絵に登場するキャラクターたちの表情がいきいきと描かれていて、どの場面を切り取っても素晴らしい絵が画面いっぱいに広がるんです。そこに素敵な音楽や声が合わさるので、『らくだい魔女』シリーズを前から好きでいてくださったファンの方も絶対に楽しめる作品になっていると思います。
ラストの方では、メガイラのセリフとかに涙が出てくるので、できたらハンカチとかティッシュを持って来場していただけるといいのかな~。約60分の上映時間ですが、魅力がギュッと詰まっているので大人から子供まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
井上:原作を読んでいたひとりとして、同じファンの方がこんなにもたくさんいて、『らくだい魔女』が愛されていることを知ることができて感無量です。そして、この愛されている作品にフウカちゃんとして出演することができ、嬉しくて胸がいっぱいになりました。
ラストの感動シーンでは、台本が見えないくらいに涙を流しながら感情を乗せて演じたので注目してほしいです。それぞれ毎日ツラいこともあるかと思いますが、この映画を見てくだされば、きっと素敵な魔法にかかって元気になるはず! ぜひお友達や親子で劇場へ足を運んでいただければと思います。
[取材・文・撮影/嶋脇]
2023年3月31日(金)より公開中!
ここは魔法の国。
風や植物、炎や水、時の力。
さまざまな魔法をあやつる魔法使いたちが暮らす、不思議に満ちた世界。
子どもたちは日々、立派な魔法使いになるために魔法の勉強に励んでいるけれど、中にはちょっぴりドジで、おっちょこちょいで、失敗ばかりの「らくだい魔女」も――
でも、気をつけて。
この世界には、やさしく人々を照らす光の魔法もあれば、暗くゆがんだ闇の魔法もあるみたい!?
「らくだい魔女」フウカの、大冒険と、ちょっぴり初恋の物語が、始まります。
銀の城のプリンセス・フウカは、失敗ばかりの「らくだい魔女」。
フウカはある日、お城の地下室に隠された「黒の腕輪」の封印を解いてしまいます。
腕輪には秘密があり、かつて世界を滅ぼそうとした「闇の魔女」が封じ込められていたのです。
闇の魔女の力で、異世界に飛ばされてしまったフウカと友達のチトセ、カリン。
そこには、こわい罠がいっぱいのあやしい遊園地が現れて…!?
フウカたちは果たして、闇を退け、魔法の国のピンチを救うことができるのか―
原作:「らくだい魔女」シリーズ 作・成田サトコ 絵・千野えなが(ポプラ社刊)
監督:浜名孝行
脚本:吉村清子
キャラクターデザイン:杉田まるみ
アニメーション制作:Production I.G
配給:ポニーキャニオン
製作:アニメ「らくだい魔女」製作委員会
フウカ:井上ほの花
チトセ:田村睦心
カリン:石見舞菜香
キース:小野賢章
リリカ:佐倉綾音
公式サイト:https://anime-rakumajo.com/
公式Twitter:https://twitter.com/anime_rakumajo
1996年1月4日生まれ 2019年栃木県下野市立小学校に教員として赴任 2021年バンタンゲームアカデミー ゲーム・アニメライター専攻入学 趣味:ゲーム(『VALORANT』『プリンセスコネクト!Re:Dive 』)、ライトノベル、ラーメン屋巡り 好きな作品:『ハイスクールD×D』『ストライク・ザ・ブラッド』『ギルティクラウン』『緋弾のアリア』などの恋愛バトル系、VTuber