映画
アニメ映画『らくだい魔女』井上ほの花×田村睦心×石見舞菜香インタビュー

劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』声優・井上ほの花さん、田村睦心さん、石見舞菜香さんインタビュー|小野賢章さん演じるキースに思わず嫉妬!? 3人が語る本作の恋愛模様とは?

『らくだい魔女』らしいトークで収録現場が大盛り上がり!

――収録はお三方で同時に行われたとのことですが、現場での雰囲気や印象に残っているエピソードをお聞かせください。

田村:一日かけて収録していましたが、終始ほんわかした雰囲気で行うことができました。特にふたりが不思議なトークを繰り広げていて、それを私が相槌を打ちながら聞いているという構図で。

――不思議なトークですか?

田村:マリモやケサランパサラン、妖精など『らくだい魔女』らしい幻想的な話をしていましたね。

石見:マリモとケサランパサランは実際にいるんですよ~

田村:マリモがいるのはわかったんだけど、ケサランパサランは未だに見たことないからね!(笑)

井上:本当にいるんですよ! 以前ツイッターでケサランパサランを捕まえたとツイートしたら、博物館の方から実物が届いたことがあって。

田村&石見:え!?

井上:ベビーパウダーが餌になるので、よくあげていたんです。

田村:このような感じで画像を見せあいながら「虫や羽毛なのでは?」「いや、実在するんですよ!」みたいなやり取りをして盛り上がっていました。

――また、アフレコ収録には、原作者・成田サトコ先生が見学されたそうですね。

石見:しきりに「田村さんが演じるチトセくんが、役にピッタリとハマっていてかっこいい」と仰っていましたね。

田村:なので、こうしてくださいみたいなディレクションはあまりなく収録は進んでいきましたね。ただ、先生とお会いできたことに緊張しすぎて、簡単なご挨拶しかできなかったのが残念でした。

――成田先生に絶賛していただいたことで演技に自信がついたのでは?

田村:そうですね。演技の方向性や意識したことに間違いはなかったんだなという気持ちになりました。

小野賢章さん演じるキースに嫉妬!?

――作中には、フウカ、チトセ、カリン以外にも魅力的なキャラクターが登場しますが、気になったキャラクターはいらっしゃいますか?

石見:キースはずっとかっこよかったよね!

田村:すごい嫉妬しましたね。

――嫉妬ですか?

田村:実はキースの方が先に録っていて、その音声を聞きながら収録したんです。台本を読んだ後に音声を聞いたら本当にかっこよくて、ムッとしてしまいました(笑)。

――作品の恋愛模様についても3人で話されたり?

井上:チトセとキースならどっち派?みたいな話もしましたね。

――ちなみに3人はどちら派ですか?

井上&田村:チトセ派です!

石見:私はキース派です(笑)。黒髪の謎が多い男の子に昔から惹かれる傾向にあって。私が小学生のときに同じ質問をされてもキースが好きだと答えると思います。

田村:彼は優しいしね。

石見:わかりやすい優しさに惹かれちゃうんですよね。ただ、大人になるとチトセくんのような子もかわいいなって見ちゃいます。

田村:でも付き合うならキースでしょ?

石見:はい……(笑)。

井上:絶対そんな気がしてた!

――最後に公開を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

石見:劇場公開を楽しみにしてくださっている方が、実は私の身近にいて。幼なじみの妹で小学生の女の子なんですが、映画化が発表されたときにすごく喜んでくれたんです。そんな子が喜ぶ作品に携われてとても嬉しく感じています。

本作では、「悪役に見える人は本当に悪いのか」とか「友達のために信じて頑張る」といった大切なことに気づかされるのではないでしょうか。子供にとっては現在進行形でワクワクする作品であり、大人にとっては青春の輝いていた時間に帰れる作品だと思っているので、いろんな世代の方に見ていただけたら幸いです。

田村:映画では、原作の挿絵に登場するキャラクターたちの表情がいきいきと描かれていて、どの場面を切り取っても素晴らしい絵が画面いっぱいに広がるんです。そこに素敵な音楽や声が合わさるので、『らくだい魔女』シリーズを前から好きでいてくださったファンの方も絶対に楽しめる作品になっていると思います。

ラストの方では、メガイラのセリフとかに涙が出てくるので、できたらハンカチとかティッシュを持って来場していただけるといいのかな~。約60分の上映時間ですが、魅力がギュッと詰まっているので大人から子供まで楽しんでいただけたら嬉しいです。

井上:原作を読んでいたひとりとして、同じファンの方がこんなにもたくさんいて、『らくだい魔女』が愛されていることを知ることができて感無量です。そして、この愛されている作品にフウカちゃんとして出演することができ、嬉しくて胸がいっぱいになりました。

ラストの感動シーンでは、台本が見えないくらいに涙を流しながら感情を乗せて演じたので注目してほしいです。それぞれ毎日ツラいこともあるかと思いますが、この映画を見てくだされば、きっと素敵な魔法にかかって元気になるはず! ぜひお友達や親子で劇場へ足を運んでいただければと思います。

[取材・文・撮影/嶋脇]

劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』作品情報

2023年3月31日(金)より公開中!

 

イントロダクション

ここは魔法の国。

風や植物、炎や水、時の力。

さまざまな魔法をあやつる魔法使いたちが暮らす、不思議に満ちた世界。

子どもたちは日々、立派な魔法使いになるために魔法の勉強に励んでいるけれど、中にはちょっぴりドジで、おっちょこちょいで、失敗ばかりの「らくだい魔女」も――

でも、気をつけて。

この世界には、やさしく人々を照らす光の魔法もあれば、暗くゆがんだ闇の魔法もあるみたい!?

「らくだい魔女」フウカの、大冒険と、ちょっぴり初恋の物語が、始まります。

 

ストーリー

銀の城のプリンセス・フウカは、失敗ばかりの「らくだい魔女」。

フウカはある日、お城の地下室に隠された「黒の腕輪」の封印を解いてしまいます。

腕輪には秘密があり、かつて世界を滅ぼそうとした「闇の魔女」が封じ込められていたのです。

闇の魔女の力で、異世界に飛ばされてしまったフウカと友達のチトセ、カリン。

そこには、こわい罠がいっぱいのあやしい遊園地が現れて…!?

フウカたちは果たして、闇を退け、魔法の国のピンチを救うことができるのか―

 

スタッフ

原作:「らくだい魔女」シリーズ 作・成田サトコ 絵・千野えなが(ポプラ社刊)
監督:浜名孝行
脚本:吉村清子
キャラクターデザイン:杉田まるみ
アニメーション制作:Production I.G
配給:ポニーキャニオン
製作:アニメ「らくだい魔女」製作委員会

 

キャスト

フウカ:井上ほの花
チトセ:田村睦心
カリン:石見舞菜香
キース:小野賢章
リリカ:佐倉綾音

 
公式サイト:https://anime-rakumajo.com/
公式Twitter:https://twitter.com/anime_rakumajo

 

1996年1月4日生まれ 2019年栃木県下野市立小学校に教員として赴任 2021年バンタンゲームアカデミー ゲーム・アニメライター専攻入学 趣味:ゲーム(『VALORANT』『プリンセスコネクト!Re:Dive 』)、ライトノベル、ラーメン屋巡り 好きな作品:『ハイスクールD×D』『ストライク・ザ・ブラッド』『ギルティクラウン』『緋弾のアリア』などの恋愛バトル系、VTuber

この記事をかいた人

嶋脇
1996年1月4日生まれ 趣味:ゲーム、ラーメン 好きな作品:『緋弾のアリア』などの恋愛バトル、VTuber

担当記事

関連記事
『にじさんじ』夏の一大イベント「にじさんじ甲子園2022」本戦直前! VTuber大好きライターが今年の優勝校を大予想!
ANYCOLOR株式会社(旧いちから株式会社)が運営する100名以上のライバーが所属するVTuberグループ『にじさんじ』。今年も夏の大型イベント「にじさんじ甲子園」が開催されています。3回目の開催となる「にじさんじ甲子園2022」では、主催に舞元啓介さん、天開司さん。監督に椎名唯華さん、加賀美ハヤトさん、笹木咲さん、イブラヒムさん、リゼ・ヘルエスタさん、レオス・ヴィンセントさん、ニュイ・ソシエールさん、葛葉さんが参戦中です。本イベントは、2022年7月9日(土)ドラフト会議から大いに盛り上がり、育成では各ライバーが息を呑むほど奇跡の展開を見せました。そしてついに8月12日(金)より本戦を迎えますが、その前に今年の優勝するは誰が率いる学校なのか予想していきたいと思います。にじさんじ甲子園とは2019年に天開司さんが主催した「Vtuber甲子園」を舞元啓介さんが引き継ぐ形で2020年に開催されたイベント。『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』公式協力の元、各参加ライバーが監督となり、同作の「栄冠ナイン」で選手を3年間かけて育成をし、優勝をかけて競い合います。育成するキャラクターはいずれも『にじさんじ』に所属するライバーであり、各ライバーが使用する選手は事前のド...
関連記事
「ROF-MAO」の馴れ初めとは? 「にじさんじ」に所属する男性ユニット「ROF-MAO」結成1周年記念! VTuber大好きライターがおすすめ動画&配信など魅力をご紹介!
バーチャルライバーグループ「にじさんじ」に所属する、加賀美ハヤトさん、剣持刀也さん、不破湊さん、甲斐田晴さんの4人が集った男性ユニット「ROF-MAO」。「にじさんじフェス2022」の2日目に行われた”【Day2】出張!ろふまお塾~フェスだしいっちょやりますかSP~”の中で、新曲「一撃」をサプライズで披露して、大きな話題となりました。そんな人気の本ユニットは、2022年10月21日に結成1周年を迎えます。「これは、絶対に祝いたい。多くの人にこの記念すべき日を知ってほしい」と思い、特集を書かせていただきました。今回は、「ROF-MAO」結成の馴れ初めやおすすめの動画についてご紹介します。「ROF-MAO」とはどんなユニット?「ROF-MAO」は、VTuberグループ「にじさんじ」に所属する、加賀美ハヤトさん、剣持刀也さん、不破湊さん、甲斐田晴さんの4名が集った男性ユニットです。YouTubeでのバラエティ企画(「木10!ろふまお塾」)や音楽活動を中心に幅広く活動中!男女ともにどちらからも愛される面白くてカッコイイユニットを目指しています。▲左から加賀美ハヤトさん、剣持刀也さん、不破湊さん、甲斐田晴さん公式サイト公式ツイッター(@rof_mao)公式YouTube公式Instagram公式TikTok加賀...
関連記事
VTuberが歌う「おちゃめ機能」特集! ホロライブ・宝鐘マリンさんやにじさんじ・グウェル・オス・ガールさんなど人気グループの「歌ってみた(Cover)」をピックアップしました!
2010年4月1日の重音テト誕生祭で、ニコニコ動画にて公開された「おちゃめ機能」。2022年10月には、PVの再生数が300万回を超え、人気グループ「ホロライブ」を初め、多くのVTuberによってカバーされ、いずれも高い人気を博しています。今回、VTuberたちが「歌ってみた(Cover)」として公開している動画をピックアップ!VTuberたちによって新たに表現された「おちゃめ機能」をぜひご堪能ください。重音テトオリジナル曲「おちゃめ機能」(原曲)【重音テト】おちゃめ機能【PV】【重音テト】おちゃめ機能【PV】おちゃめ機能-Fullver.-ゴジマジPfeat.重音テトおちゃめ機能-Fullver.-ゴジマジPfeat.重音テト『ぽっぴっぽー』などの楽曲で有名なラマーズPが、ゴジマジPとして2010年に投稿した重音テトオリジナル曲「おちゃめ機能」。「吹っ切れた」というタイトルで首を振りながら歌う動画で一大ブームになりました。本曲は真っ直ぐで、可愛らしい恋をするような英語交じりの歌詞とポップな癖になる曲調が魅力的です。◆重音テトオフィシャルサイト◆重音テト公式公式Twitterホロライブホロライブ24名0期生から4期生までの24人が、簡単なプロフィールと一緒に登場して、首を振りながら歌った動画。ホロライ...
もっと見る
関連記事
『ホロライブ』今週(10月21日~27日)のおすすめ配信まとめ! 爆笑必至の白上フブキさん耐久配信や角巻わためさんの新番組など、ファン必見の神動画をご紹介!
3DCGもしくは2Dなどのアバターを持つキャラクターがYouTubeで動画配信をする流行の「VTuber」。そのなかでも、多くの方から支持を得ているのが、カバー株式会社が運営する「ホロライブプロダクション」傘下の女性VTuberグループ・ホロライブです。「ホロライブプロダクション」は、2022年に5周年を迎え、11月19日にはときのそらさんによる5thAnniversaryLive『宇宙(そら)と時空(とき)のミルキーウェイ』が開催されるなど、勢いが止まりません。今回は、そんな人気を誇っているホロライブに所属するタレントが10月21日〜10月27日の間に配信したおすすめ動画をご紹介!先週は、白上フブキさんが200万人耐久を行ったり、角巻わためさんが新番組を公開したりと、ファン必見の内容となっていますので、ぜひご覧ください!一度見たら止められない!? 先週のホロライブハイライトファン待望の桃鈴ねねさん2周年ライブ開催&新オリ曲を公開!ホロライブ5期生オレンジ担当の桃鈴ねねさんが、デビュー2周年を記念して3Dライブを開催!ゲーム『プロジェクトセカイカラフルステージ!feat.初音ミク』テーマソングの「セカイ」や「バニラソルト」などを可憐なダンスとともに歌を披露しました。また、さくらみこさ...
関連記事
「ANIMAX MUSIX 2022」開催直前SPインタビュー:南條愛乃さん│「私にとってMUSIXは、みんなでバトンをつないで一本のステージを作り、お客さんと共有していくフェス」
2022年11月19日(土)に、横浜アリーナにて開催されるアニメミュージックの祭典「ANIMAXMUSIX2022」。今年は、EIKOstarring96猫&久遠七海starringLezelfromパリピ孔明、LyricalLilyが初参戦! そして、ウマ娘プリティーダービーの出走やアイカツ!シリーズ、伊藤美来さん、オーイシマサヨシさん、GRARODEO、南條愛乃さん、FLOW等人気アーティスト21組の参戦が決定しています。LIVE開催前から既に盛り上がりを見せている本イベント。開催まで1ヶ月をきったこのタイミングで、出演者へのスペシャルインタビュー動画が公開されました。ANIMAXMUSIXに対する思いや意気込み等、昨夜から2夜連続レポートでお届けします。本稿では、南條愛乃さんのインタビューを紹介。fripSide時代から含めると、ANIMAXMUSIX最多出演(14回!)と、数々のステージに立ってきた彼女。改めて「南條愛乃とANIMAXMUSIX」を振り返りながら、LIVEへの思い、そして今年のステージにかける意気込みを語っていただきました。「ANIMAXMUSIX」は、お客さんを含めみんなの力が合わさった温かいフェス――南條さんの「ANIMAXMUSIX」の出演は14回と過去最多ですね。南條愛乃さん(以下、南條):いや~、頑張った甲斐がありました(笑)...
(C)成田サトコ・千野えなが・ポプラ社/アニメ「らくだい魔女」製作委員会
らくだい魔女 フウカと闇の魔女 関連ニュース
おすすめタグ
あわせて読みたい

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年春アニメ一覧 4月放送開始
2025年冬アニメ一覧 1月放送開始
2025年夏アニメ一覧 7月放送開始
2025年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025春アニメ何観る
2025春アニメ最速放送日
2025春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング