夏アニメ『ホリミヤ -piece-』宮村伊澄役・内山昂輝さんインタビュー|「原作を知らない方でも今作からホリミヤの世界を楽しむことができます」
シリーズ累計800万部を突破するHERO先生と萩原ダイスケ先生による原作漫画『ホリミヤ』。
クラスの中心的存在の堀 京子とネクラと言われている宮村伊澄が、とあることをきっかけに距離が縮まっていく。堀と宮村の関係や同級生たちとの交流など青春が詰まった甘く切ない超微炭酸系スクールライフが描かれている本作。
そんな本作の新作アニメ『ホリミヤ -piece-』が、2023年7月1日(土)23:30~より毎週土曜放送中! 今作では、2021年のテレビアニメでは描かれなかった原作の人気エピソードなどが描かれます。
アニメイトタイムズでは、学校では地味なオタクだと思われているが、実はピアス&タトゥーだらけの美形男子・宮村伊澄を演じる内山昂輝さんにインタビューを実施。前作を振り返りつつ、今作の魅力などお伺いしました。
前作『ホリミヤ』を振り返りつつ語られた今作の魅力
――前作『ホリミヤ』では宮村と堀さん含め男女の恋愛模様の部分がメインで描かれたように感じますが、改めて振り返ってみるといかがでしょうか?
内山:前作は宮村と堀の二人の関係を軸として、そして宮村のビジュアルが途中で変わるという出来事もありました。宮村が堀さんやみんなと出会って変わっていき、過去と向き合って、またこれからの未来について考えるというメインの流れの中で、毎話数ごといろんなエピソードが描かれていたんです。そういう風に最後まで走り切ったシリーズだったかなと振り返って思います。
――前作は堀さん始め、谷原など色々なキャラクターたちとの関係性の進展する様子が時系列的順に描かれていましたが、今回はその間の物語が描かれます。今回前作で描かれたシーンの合間を演じるにあたって難しく感じることはありましたか?
内山:確かに今回はいろんな時期のエピソードがあり、原作の色々なところから集めてきて並べているので、そういう意味では1話から最後までひとまとまりのストーリーという要素は、少し薄いかもしれません。
前作では、アフレコの中で完成させた宮村というキャラクターを大切にして最後まで走り抜けていきました。その経験をもとに今回も臨んだので、もちろん大変さは各話ごとにそれぞれあったと思いますが、根本的な難しさというものはあまりなかったですね。
――“超微炭酸系スクールライフ”ということで、かなり甘酸っぱい恋愛模様が描かれていましたが、最初に台本を読まれた際はどういった感想を抱かれましたか?
内山:たくさんのキャラクターがバラエティ豊かに、しかも魅力的に描かれているなと。前回は卒業式まで進んでいったわけですけど、原作の全てのエピソードを描き切れたわけではなかったので。
読者の方々の「このキャラクターをアニメでもっと見たいな」や「このエピソードをアニメ化してほしいな」という願望を掬い上げて、叶えるような構成になっているので、そういう意味でファンの方には自信を持っておすすめできる新作シリーズになっています。
お気に入りは体育祭のエピソード、内山さんが語る学生時代
――前作に比べるとかなり笑えるというか、ギャグシーンもありますね。
内山:そうですね、結構多いですね。
――それこそ井浦も本作ではより魅力的に描かれていると思います。
内山:学校での井浦はもちろん、家での井浦も描かれるので、各キャラクターごとにもそれぞれあると思いますが、彼らしいギャップの魅力が今回も表現されていると思います。
――お気に入りのエピソードはありますか?
内山:どの回もいいんですよね〜。でも体育祭のエピソードは特に素晴らしいと思います。学校の大イベントという感じが強いので、みんながどういう想いで体育祭を迎えるかという部分も、各キャラクターごとに違いますし、ベタに青春っぽいところも含めて体育祭の回は印象的です。
――体育祭のお話が出ましたけど、以前のインタビューで文化祭における実体験のお話を伺っていたのですが、体育祭での思い出はありますか?
内山:高校の体育祭……なんか記憶がどんどん薄れていってるんですけど、やっぱりガチな感じではなかったですね(笑)。勝ちに行くというよりは、みんなで楽しく運動するというムードでやってた気がします。確か、文化祭と体育祭が連続して開催される日程になっていて……。
――ハードですね(笑)。
内山:ハードなんですけど、見方を変えればその月は他に何もやってねえな、みたいな(笑)。どちらが先かは忘れたけど、文化祭の準備・本番・片付け・体育祭の準備・本番・片付けがひたすら続くので「今月、何も勉強してなくない?」と思っていました。毎年そうでしたね(笑)。
――学生側からすると楽しいイベントが続いていて(笑)。
内山:はい、ダラダラしてたなぁと思いますね、あの時は(笑)。