『呪術廻戦』五条悟最強の理由のひとつ・虚式茈(きょしきむらさき)とは? 反転術式、術式反転などの設定から、どんな技なのかを考察
『呪術廻戦』に登場する最強の呪術師・五条悟。無下限呪術をベースに領域展開「無量空処」、そして虚式「茈」(きょしきむらさき)など、圧倒的な強さを誇る能力で多くのファンを魅力しています。
ただ「格好良いけど……具体的に何が起こっているの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。特に虚式「茈」は発動のために複数の手順を踏んでおり、仕組みが少しだけ複雑です。
そこで今回は、TVアニメ第2期「懐玉・玉折」で活躍中の五条が持つ能力について紐解きつつ、虚式「茈」という技の仕組みをじっくりと解説していきます!
目次
- まずは反転術式と術式反転の違いから
- 術式順転「蒼」&術式反転「赫」は無下限呪術の応用
- 順転と反転の衝突=虚式「茈(むらさき)」
- 虚式「茈(むらさき)」発動シーン
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- TVアニメ『呪術廻戦』第2期作品情報
まずは反転術式と術式反転の違いから
まずは虚式「茈」(きょしきむらさき)を理解するために前提となる4つの要素を紹介します。
術式
『呪術廻戦』に登場する一般的な呪術師たちは、負の感情から漏れ出すエネルギー・呪力を用いて戦います。術式とは、呪力を流し込んで発動する能力です。このように負のエネルギーを巡らせる行為を、作中では「順転」と呼んでいます。
五条の「無下限呪術」のように、その多くは生まれながらにして肉体に刻まれており、呪術界で家柄や才能が重視される理由の一つと言えるでしょう。
無下限呪術&六眼(りくがん)
五条家相伝の無下限呪術を端的に言えば、物体を収束させ続ける力です。無下限の中で、あらゆるものは彼に近づくほど減速し、永久に到達することができません。
効果としては、「バリア」のようなものと言えます。
五条悟はこの術式に加え、呪力を見通し、微細な操作を可能にする才能・六眼(りくがん)を持っており、このふたつを併せ持つことは極めて稀です。
五条悟はこの術式に加え、呪力を見通し、微細な操作を可能にする才能・六眼(りくがん)を併せ持つ。
反転術式
負(マイナス)から生み出される呪力は、主に呪霊などの呪いを払う行為(祓除)に使われます。反転術式は負(マイナス)のエネルギーである呪力同士を掛け合わせ、正(プラス)のエネルギーを生み出すテクニックです。
これにより、本来攻撃への適性しか持たない呪力を肉体の回復などに使用できます。ちなみに極めて感覚的なコツを掴む必要があるため、誰でもできるものではありません。
術式反転
術式に通常の呪力ではなく、反転術式で作り出した正(プラス)のエネルギーを流し込み、術式の効果を反転させる技術が術式反転です。
反転術式と似た表記で戸惑った方も多いと思います。「術式反転を行うためには、反転術式が必要」と覚えておけば、混乱しにくくなるはず。
術式順転「蒼」&術式反転「赫」は無下限呪術の応用
次に先述の内容を踏まえて、無下限呪術を派生させた攻撃・術式順転「蒼」&術式反転「赫」について解説します。
術式順転「蒼(あお)」
術式順転「蒼」は、無下限呪術の強化版です。術式にさらなる呪力を流し、収束させ続ける力を引き寄せる力にまで高めています。
術式反転「赫(あか)」
対して、術式反転「赫」では収束の力をひっくり返し、弾く力を生み出しているのです。反転術式で生み出した正のエネルギーを無下限呪術に流し、術式反転。「無限の発散」と形容されるほど、絶大な破壊力を持つ一撃を放ちます。
まとめると無下限呪術を呪力で強化した攻撃が術式順転「蒼」(引き寄せ)、正のエネルギーで性質を変化させた攻撃が術式反転「赫」(弾き)です。