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- 万木サエ
- 旅行、グルメ、テーマパーク系のライターを経て、アニメのジャンルへ出向。ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆
サッカーはチームプレーであり、ライバルたちと切磋琢磨して強くなっていくスポーツ。『キャプテン翼』にもたくさんの仲間やライバルが登場。個性が光るキャラクターがたくさん登場します。
“この選手と戦いたい”と思わせる絶対的エース、ヒール役だけどどこか憎めないライバル、名コンビと呼ばれる相方、ケガや病気を抱えながらも懸命にプレーする選手、そして坊主頭のムードメーカーや息ぴったりの双子キャラ……。
これらのキャラクター設定は、今のサッカー作品にも踏襲されていると感じています。それは『キャプテン翼』という作品がみんなに愛されている証拠であり、リスペクトなのだろうと思います。
連載が始まったのは、サッカーがまだマイナースポーツだった頃、Jリーグが始まる10年以上も前でした。『キャプテン翼』の人気によってサッカー自体の人気も高まり、今やワールドカップに出場する国民的スポーツとなりました。
『キャプテン翼』の見どころは、前述したようなキャラクターたちのスーパープレー! 彼らのプレーを真似する子どもたちが続出。元日本代表の中田英寿も小学生の頃オーバーヘッドキックを練習していたというエピソードもあります。日本だけでなく海外でも人気を集め、数々のプロサッカー選手たちに影響を与えた作品です。
連載当時は、世界の名選手と戦うなんて夢のような話だった時代。けれど、今のサッカー選手は海外でプレーすることを当たり前に目指し、実力を認められ、世界と対等に戦えています。作品の中だけだった夢物語が現実となっているなんて、すごいですよね!
1980年代にBL(ボーイズラブ)が浸透しはじめたころ、『キャプテン翼』の二次創作が爆発的な広がりを見せ、女性人気に火が付いたと言われています。
登場人物が多く、どのキャラクターも個性があるのが魅力の本作品。“推しキャラ”を見つけて作品を楽しむファンが増えるのは必然的! サッカーの細かいルールを知らなくても、サッカーに打ち込む少年たちの勇姿と、熱い友情と、ちょっとの恋模様は、誰をも夢中にさせました。
▼恋模様といえば、ふらの中の松山とマネージャーのシーン!
もうひとつ注目したいのは声優さん。『キャプテン翼』は作品やキャラクターの人気とともに、声優が注目されるようになったきっかけとなる作品のひとつ。サッカーだけでなく、声優人気の火付け役でもあるのです。
2018年の4作目で声優が一部交代し、さらに豪華な声優陣が名を連ねました。当時はまだ若手だった人も、今では圧倒的人気を誇る声優として活躍している方が何人もいます。そして2023年10月からの続編にも今をときめく声優さんたちが参加。“キャプ翼人気”が再燃すること間違いなし! です。
▼三杉淳のCVは斉藤壮馬さん
南葛中と東邦学園の同時優勝で幕を閉じた、全国中学生サッカー大会。その後、フランス・パリで開催される国際ジュニアユース大会に向け、大会MVPの24名は日本ジュニアユース代表として強化合宿へ。
三杉もコーチとして合宿に参加。さらに、ドイツにいる若林とフランスにいる岬もメンバーに加わり、かつてライバルとして戦っていたメンバーたちが、今度は日本代表のチームとして世界の強豪たちと戦います。
一方、世界のサッカー大国も動き出します。ドイツのシュナイダー、フランスのピエール、アルゼンチンのディアス、イタリアのヘルナンデス。新たなライバルたちが翼たちの前に立ちふさがり――。夢と誇りを懸けた激闘が始まります!
今ではいろんなサッカー漫画を読み漁っている筆者ですが、サッカー作品にハマったきっかけが、この『キャプテン翼』でした。翼の「ボールはともだち、こわくないよ」という言葉は、心にずっと刻まれています。
そして10月からのファン待望の続編、楽しみでなりません! 彼らの必殺シュートが、さらに進化していく様も見られることでしょう。
『キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編』公式サイト
『キャプテン翼』公式X(旧)Twitter(@tsubasa_news)
アニメイトタイムズのお仕事のほか、旅行、グルメ、ウェディング、テーマパーク系のライターをしています。 旅行に行けなくなって、漫画やアニメにハマリ、今はもっといろんなジャンルを知るべく武者修行中! スポコンアニメを見て、一緒に泣いたり熱くなったりするのが最近のストレス発散方法。 ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆