『おそ松さん on STAGE』セカンドシーズン:中西智也さん×大野紘幸さん×杉咲真広さん×三井淳平さん×中村碧十さん×本間一稀さん 6つ子キャストインタビュー|2代目キャストを奮い立たせる先代の激励
『おそ松さん』の舞台作品、『おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN'S SHOW TIME』が、セカンドシーズンに突入! 新キャストを迎えて、2023年11月23日に幕が開きます。
そこで、新たな6つ子キャストに抜擢された、中西智也さん(おそ松役)、大野紘幸さん(カラ松役)、杉咲真広さん(チョロ松役)、三井淳平さん(一松役)、中村碧十さん(十四松役)、本間一稀さん(トド松役)にインタビュー。役作りや6人の関係性に焦点を当ててお話を伺いました。
稽古前からはじまっている6つ子役の下準備
――こうして6人が揃ったのは、8月7日に行われた記者会見以来だそうですね。稽古が始まるのはもう少し先だと思いますが、現状のチームワークはいかがですか?
一松役・三井淳平さん(以下、三井):悪くないよね?
チョロ松役・杉咲真広さん(以下、杉咲):そうだね。
三井:さっきも、「不思議と居心地がいいね」という話をしていました。『おそ松さん』の舞台に出演できるのは、僕らにとって大きなチャレンジ。「好評だった前作に負けてはならない」という緊張感は全員持っていながらも、誰か一人が偉ぶっていたり奢っていたりすることもないので、みんなで頑張っていけるだろうなという雰囲気は感じています。
杉咲:まだ稽古初日まで1ヶ月以上あるんですけど(※取材時)、稽古が始まるのが今から楽しみです。みんなでご飯行って、「こんな舞台にしたいね」と話し合えたらいいなと思っています。とはいえ、仲良くなりすぎて逆に身内ネタが増えないようにしたいですけど。
カラ松役・大野紘幸さん(以下、大野):うんうん。
杉咲:身内だけではなくて、観てくださるみなさんにちゃんと届くお笑いにしていきたいです。
三井:さすが!
大野:いいこというねえ……!
杉咲:……えっ、すごくやだこの感じ! 持ち上げられるとコメントが薄く聞こえるじゃん(笑)。でも、そこは本当に大事にしたいです。
――舞台『おそ松さん』は、会話劇が魅力の作品。稽古場などの話し合いや、お互いの信頼関係で作られていく芝居も多いような気がしますが、話し合いの中心になりそうな方はいますか?
杉咲:淳平くんじゃないですか? やっぱり。
トド松役・本間一稀さん(以下、本間):確かに。
大野:まあでも、みんな割と回しそうな気がするけどね。
三井:そうだね。6人が同列にいて、各々のやりやすいスタンスで居てくれればいいなと思ってる。ただ、作品の中ではおそ松とチョロ松の会話が中心になるので、僕らは良いエッセンスになれればと。
おそ松役・中西智也さん(以下、中西):でも、そのエッセンスがもうすんごいやってくれますから!
大野:ハードル上げんな! エッセンス側の(笑)!
三井:(笑)。なので、どっちの立場であっても頑張らなきゃいけないですね。そこが定まると、稽古場の雰囲気も変わってくると思います。
――では、現時点で準備していることはありますか?
中西:僕はバラエティ番組を観るようにしています。コメディを作る上では大事だと思うので。特に『マツコ&有吉 かりそめ天国』はよく観ていますね。
三井:僕は、この作品に限らず原作をガッツリ履修する派でして。『おそ松さん』には、アニメ、舞台、実写映画などたくさんあるので、稽古が始まるまでに全てさらっておきたいですね。履修していたおかげでポンッとアイデアが浮かぶことがあるので。
例えば、前作の舞台を細かく観ておけば、今作で前作とのつながりを表現できるかもしれないじゃないですか。やっぱり、キャストが変わってもキャラクターは同じ人生を生きていると思うので、「あ、今のチョロ松の表情、初代とめっちゃ似てたな」と感じられる部分があれば、お客さんも嬉しいんじゃないかなと。意識的に出せるのか無意識に出るのかはわかりませんけどね。
杉咲:なんか、淳平くんが全部言ってくれた感じするわ(笑)。
十四松役・中村碧十さん(以下、中村):僕は、スピードラーニングをやっているんですよ。
――聴いて覚える、ということですか?
中村:平たく言えばそうです。十四松って、大事なセリフがあるじゃないですか。「ハッスルハッスル!」とか。そういうのは耳で覚えるのもありだと思って、アニメで十四松を演じられた小野大輔さんの声を、移動中に聴いています。で、実際に真似してみる。街中でボソボソやっているから、やばいやつだと思われているかもしれない(笑)。
――音源はご自分で編集して?
中村:そうです。十四松の声ばかりが流れるように。とある方がそういう方法で覚えたって最近知ったんですよ。
三井:そうなんだ! どなただろう?
中村:高橋海人さん(King & Prince)。僕、『だが、情熱はある』が大好きだったんですけど、この作品で高橋海人さんがこの方法を取り入れていたらしくて、影響を受けました。
5人:へぇーー!
※高橋海人さんの「高」は、はしご高です。