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『葬送のフリーレン』最新話(138話)・最新13巻までのネタバレあらすじ・解説・考察|これまでの物語をまとめました

エルフの魔法使いは人の心を知る旅へ――冒険の終わりから始まるファンタジー漫画『葬送のフリーレン』あらすじ&魅力を紹介!【ネタバレあり】

第12巻~第13巻のあらすじを紹介【詳細なネタバレあり】

石碑の謎

石碑には「以前触れた時間軸に対象を戻す」魔法が込められていました。歴史が変わることを危惧したフリーレンは、ヒンメルたちに相談することはもちろん、その時代には存在しない”未来の魔法”の使用にも注意しなければなりません。

しかし……そんな状況下で、時空干渉の調査にやって来た奇跡のグラオザームの配下・残影のツァルトに遭遇してしまいます。ツァルトの能力は、触れたものを別の場所に移動させる「空間転移」。人類に飛行魔法が伝わっていない過去においては、上空へ飛ばすだけで相手を落下死させられる強力な魔法です。繰り広げられる勇者一行とツァルトの激しい戦闘。最終的に撃破することはできましたが、フリーレンは未来の魔法を使わざるを得ない状況へと追い詰められてしまいます。

仕方なく仲間に事情を説明し、パーティー全員で未来に帰るための方法を探すことになりました。道中で護衛依頼や皇獄竜の討伐をこなしつつ、女神の石碑に関する手がかりを探す一行。ある日、訪れた村でヒンメルが持つ勇者の剣の偽物(レプリカ)を作ったドワーフ・キーゼルと出会います。

幻影との対峙

彼から得た情報をもとに向かった村で、遂に一行は手がかりが記された本を発見。聖典の「時巡りの鳥の章」に、帰還のための魔法が書かれていることを突き止めます。ただ、未来への帰還を果たすためには、いくつかの問題がありました。ハイターによると、新たな「女神の魔法」を使うためには、聖典に隠された暗号文を解読しなければならず、それには途方もない時間がかかるというのです。

話を聞いたヒンメルは、魔王討伐後に帰還のための魔法について調べ、女神の石碑に刻み込むことを決めます。瞬間、フリーレンの脳裏によぎる「フィアラトール」という言葉。フリーレンは過去に来る直前に、未来でヒンメルたちが石碑に刻みこむ魔法の名前を既に見ていたのです。

こうしてすべては解決したかに見えましたが……時空干渉波の発生源を辿り、女神の石碑に複数の魔族が現れます。無名の大魔族・ソリテール、七崩賢・奇跡のグラオザーム、終極の聖女・トート、血塗られし軍神・リヴァーレ。彼らの目的は「フリーレンから未来の情報を奪い、この時代で始末する」ことでした……。

しかし、魔族たちも一枚岩ではありません。グラオザームの企みを馬鹿馬鹿しいと切り捨てたトートはその場から立ち去り、ソリテールは分の悪い戦いになるため、援護に徹すると言い放ちます。その後、リヴァーレが先陣を切り、石碑に向かう勇者一行へと襲いかかりました! リヴァーレの相手を引き受けたアイゼンは、3人を先行させますが、そこに突如グラオザームが出現。幸せな夢の幻影を見せる「楽園へと導く魔法(アンシレーシエラ)」を発動します。……ヒンメルが目覚めると、そこは魔王を倒した後の平和な世界。目の前には礼服を着たハイターと花嫁姿のフリーレンが立っていました。

 

フィアラトール

一方、現実世界では「女神の加護」によって、精神魔法から逃れたハイターとグラオザームの戦いが始まっていました。窮地に陥るハイターを救ったのは……なんと深い幻影の底にいるはずのヒンメル。幻影の中に残された微かな現実の気配を辿り、グラオザームを追い詰めていきます。やがて精神魔法は解け、それと同時に石碑に向かって駆けるフリーレンは「フィアラトール」を唱え、遂に未来への帰還を成し遂げました。

そして、フェルン、シュタルクとともに、30年以上前に老ヒンメルに出会ったという戦士から”その後の話”を聞き、一行は帝国領に向けて旅を再開するのでした。

影なる戦士

帝都へ向かう途中、アオフガーベ連峰にある村で宿を取ることにしたフリーレン一行。村長・ラダールに違和感を抱いたフリーレンは、夜に見張りを立てるほど、警戒した様子を見せていました。何でも彼は現役の戦士であり、それを敢えて隠している理由が分からないとか。実のところ、ラダールは帝国に属する「影なる戦士」であり、渡されたリストの人物を抹殺するという極秘任務が与えられていたのです。リストに残された最後のひとりは……なんとフリーレンでした。

フリーレン、フェルン、シュタルクは、激しい攻防の末にラダールを打倒。その後、彼の口から、家族のフリをして村へと潜入した「影なる戦士」たちの過去が語られます。リストの人物を始末しつつ、偽りの身分でその生涯を終えていく仲間たち。任務の目的も分からず、“家族”も失い、ラダールに残されたのは使命だけ。事情を知ったフリーレンたちは戦いを止め、その場から立ち去っていきました。

新たな任務

分身魔法の使い手・ラントの本体が暮らす村を訪ねたユーベル。ふたりは大陸魔法協会から通達された“新たな任務”へ赴くことに。一方、帝都アイスベルクではフリーレン一行が、ゼンゼより同任務の説明を受けていました。なんでも帝都で開催されている「建国祭」の中で、大魔法使い・ゼーリエ暗殺の可能性が浮上したというのです。斯くして、一級魔法使い5名によるゼーリエ護衛任務の幕が上がりました。

ユーベルとラントは、一級魔法使い・リネアールが隠した暗殺計画に関する文書を回収するため、帝国の重臣が主催するパーティーに潜入します。15年以上諜報活動を続けているリネアールは、帝国の内情を知れる身分であるがゆえに、「建国祭」のあいだは自由に動けないようです。首尾よく倉庫へと辿り着き、文書を探すユーベルとラント。しかし、そこに「魔導特務隊」のカノーネとノイが姿を現します。危機に陥ったふたりは、駆け引きの末に間一髪で逃亡。一方、見回り中のフリーレンたちには“閣下”と呼ばれる隻眼の男の魔の手が迫っていました。

最新話・第128話〜第138話ネタバレ(最新を追うならここ)

第128話「魔導特務隊」

逃亡したユーベルとラントは魔導特務隊に追跡され、立ち入り禁止区域となっている旧帝国広場付近に追い込まれていました。ラントいわく、魔導特務隊は帝国の国防戦力の一翼を担う存在であり、魔法使いを狩ることを得意とする部隊。たとえ一級魔法使いといえど分が悪く侮れない相手だといいます。ついにノイに見つかり、攻撃を仕掛けられるユーベルとラント。ユーベルは抵抗するも健闘むなしく、ふたりは魔導特務隊に捕らえられてしまうのでした。

第129話「帝国の影」

ユーベルとラントが身柄を拘束された可能性が高いと知ったゼンゼは、事を荒立てないためにリネアールが対処することを期待して少し様子を見ることに。一方、何者かの気配を感じながら見回りを続けるフリーレン一行。フリーレンは敵の出方を探りつつ、師匠・フランメが理想とした誰もが魔法を使える世界に一番近い帝国の今とゼーリエ暗殺計画に想いを馳せます。その頃、レーヴェと名乗る隻眼の男から街中の「影なる戦士」へ任務が通達されます。「影なる戦士」は傭兵、酒場の店主、図書館司書、神父、浮浪者、露天商など様々な姿で街の至る所に潜んでいたのです。

第130話「水面下」

ヴァイゼの領主・グリュックは帝都を訪れ、ヴァイゼが黄金郷となった経緯についての取り調べを受けていました。グリュックは公正な裁きを望みますが、取調官のカノーネによって減刑されることに。取り調べの中で、グリュックは魔導特務隊の現隊長フラーゼが査察のためヴァイゼを訪れた半世紀以上前のことを回想。どうやら当時から彼女のことをよく思っていなかったようです。取り調べを終え、グリュックの処遇をデンケンに報告していたカノーネの元に、ユーベルとラントの身柄確保の一報が届き、その場を後に。一方、デンケンは何やら根回しを進めるつもりのようです。

第131話「脱出」

魔道特務隊により高い塔の上に幽閉されたユーベルとラント。ユーベルは魔法をかけられて目が見えず魔力探知も不可。ラントも腕を拘束するロープの影響から魔法が使えません。しかし、ユーベルの“大体なんでも切る魔法”でロープを切断し脱出を図ります。そこへカノーネとノイが現れますが、ユーベルの魔法で塔そのものを大胆に切断。このままでは落ちてきた瓦礫で塔の下に広がる市場や人々に甚大な被害が出てしまいます。カノーネが瓦礫の対処を余儀なくされている隙に2人は脱出に成功するのでした。

第132話「追跡」

見回り中のフリーレンは露天商として街に潜む「影なる戦士」から壺を購入します。表向きは普通に買い物をしたものの、露天商に不穏な何かを感じ取ったフリーレンは支払った硬貨に何やら魔法を仕掛けたようです。ところがその壺は偽物。ブチギレるフリーレンでしたが、返品するついでに気になることを調べにいくと言います。一方、デンケンも図書館司書である「影なる戦士」と接触し、その会話から相手がただの司書ではないことを察している様子。その少し後、街外れの森では街に潜伏していた8人の「影なる戦士」たちが集い、任務内容の最終確認を行うよう。任務とは一体何なのでしょうか……。

第133話「銀貨」

指揮官レーヴェに集められた「影なる戦士」たちの仕事は、ゼーリエの暗殺を遂行する際に護衛を引き付け排除すること。配られた護衛リストの中にはフリーレンも名を連ねています。命の危険を伴う任務を前に「影なる戦士」たちの中には、レーヴェが本当にゼーリエを暗殺できるのか懐疑的な者も。しかし、彼はかつて大魔法使いを討った実績の持ち主であり、ゼーリエ暗殺もイメージできているようなのです。密談を終えた「影なる戦士」たちはついに動き出します。一方、フリーレンは露天商がただものではない戦士であること、北の果ての英雄ラーゼンが“ヴァルロス”という偽名を使って露天商に接触していたことをフェルンたちに明かし、銀貨に施した魔法を頼りに追跡を開始するのでした。

第134話「逆探知」

表向きはそれぞれの日常を送りながら各自自分の任務を遂行する「影なる戦士」たち。浮浪者ヴァルロスは統一帝国時代の避難経路の下見結果を神父クレマティスに報告し、作戦を詰めるようです。酒場に式典用のワインを買いに来たシスターロレは、店主ヴォルフ、傭兵シュリット、露天商ガゼレと接触。ガゼレはフリーレンから受け取った銀貨でヴォルフにこれまでのツケを支払っていました。その銀貨を見たロレは、かけられた追跡魔法に気づき、ヴォルフとガゼレに即戦闘配置につくよう指示します。うまく隠蔽された魔力を見て相手は相当な手練れだと話すロレですが、それに気づく彼女もかなりの実力者なのでしょう。一方フリーレンも逆探知されたことを察知。「影なる戦士」たちとの戦いはもう目前です。

第135話「前哨戦」

傷ついた猫を抱きかかえるヴァルロス。女神様の魔法で助けてもらおうとクレマティスの元を訪ねますが、猫はもう助からないと彼は言います。そこへ通りかかったのはなんとザイン。彼が猫に手を当てるとたちまち回復してしまいました。驚くヴァルロスに「戦士ゴリラ」のことを尋ねるザインでしたが、残念ながら聞き覚えはないそうで、情報収集のため酒場に案内されます。その頃フリーレン一行は矢による先制攻撃を受けていました。矢はフリーレンを庇ったシュタルクの肩を貫きます。相手が女神様の魔法の使い手であることを察し、魔力探知範囲外への逃走を図るフリーレンたち。しかし、路地裏を走っているとシュタルクが突然倒れこんでしまいます。先程の矢に毒が塗られていたのです。一方ザインは何かを感じ取ったようで、急用を理由にヴァルロスと別れます。解毒は僧侶の専門分野なのですが……。

第136話「再会」

廃屋に逃げ込んだフリーレンたちは毒の分析をするも、解毒は到底不可能。教会へは距離がありすぎるうえ女神様の魔法を使う相手が教会関係者である可能性もあり危険です。フェルンは敵から解毒剤を奪う方法を提案しますが、非常に危険であることに加え彼女が冷静さを欠いていることから師匠はそれを許可しません。そこへやってきたのはザイン。フリーレンは逃げている最中にザインの魔力を感じ、その方向に逃げながら自分の魔力を出してザインにも存在を知らせていたのでした。無事解毒が終わり、ザインとともに打開策を考えるフリーレン一行。一方敵も彼女たちを仕留めにかかろうと廃屋を奇襲しますが、シュタルクとフェルンにより防衛されます。フリーレンたちは、ザインが割り出した敵の僧侶の位置を元に、今度はこちらから攻撃を仕掛けるようです。

第137話「撃退」

建国祭の花火に紛れて上空へ上がったフェルンは、見事に敵の司令塔である僧侶を撃ち、それにより敵集団は撤退。本部に戻ったフリーレンたちは今回の戦闘をゼンゼたちに報告します。「ゼーリエが死ぬことなんてない」と話すフリーレンを見て、エルフという種族が自分の死をあまりイメージできていないことに改めて危機感を覚えるゼンゼ。そこへ情報収集任務を終えたラントたちも帰還。彼らが持ち帰った文書に敵の正体が記されているようです。そして遂にゼーリエが帝都に到着。果たして一級魔法使いたちはゼーリエ暗殺を阻止できるのでしょうか。

第138話「逆賊」

リネアールの文書には敵が「影なる戦士」であることが記されていました。帝国の組織と敵対することに不安を覚えるフリーレンでしたが、ゼンゼは「影なる戦士」は16年前に先代皇帝によって解体されているはずだと言います。現場の指揮官に大きな権限が与えられていた「影なる戦士」は、はじめこそ正常に機能していたものの、次第に帝国の意思通りに動かなくなっていき、やがて皇帝自身が実態を掴めなくなってしまい解体されることとなったのです。しかし、実際は綺麗に解体しきれず今も亡霊のように存在し続けているのでした。時を同じくして魔導特務隊も「影なる戦士」が暗躍していることを察知し、警備強化に乗り出します。一方、皆が対策を話し合う中で文書に入っていた「影なる戦士」の人相書きを見つめるザイン。その視線の先には戦士ゴリラに似た人物が……さらなる波乱の予感が漂います。

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