未来の日本WEBTOON業界を担う、若き才能にコンペティション受賞作品の作成秘話やWEBTOONのこれからについてインタビューを行いました

WEBTOONに対する熱意

──WEBTOON制作中に楽しさを感じる瞬間はありましたか？

青緑：楽しかったのはやっぱり自分の好きなキャラを書いてる時で、特に色を塗ったりするのは楽しかったです。コスモくんの雲の部分はもうひたすらにただ綺麗にしていくのはすっごい楽しかったです。

※上記が今回の主人公のコスモ、雲の色使いが綺麗

──雲なんですね！宇宙だと思っていました。

青緑：雲として書きました！でも生物なのに何もわからないっていう。本当はコスモくんの細かい話とかも書きたかったんですけど。さすがに3話では納まらないと思い諦めました（笑）。

（筆者：なんと青緑先生は募集期間の3ヶ月の中で構成、線画、カラーなどひとりで行っていたんですね〜驚きです！！）

──先生にとってWEBTOONを一言でいうとなんですか？

青緑：「道」今まで自分の中で表現できなかったことを新しい道として表現する方法があるよっていうのがWEBTOONだと思います。

──それこそ、横読みで自分で表現しようとか思わなかったんですか？

青緑：横読みだとどうしても自分の絵だとちょっとコミカルすぎて。。webtoonの漫画って、どちらかというとその、アニメの一部分を切り取っていくような印象があったので、その方が自分の絵は映えるなっていうのはありました。

──自分の特性を理解して表現できるのはすごいですね。。いつ頃から自覚していましたか？

青緑：つい最近になります！

──自分が影響を受けた作品はありますか？

青緑：有名なのだと、『俺レベ』や『女神転生』ですね。今流行りでいうと悪役令嬢の世界転生ものも好きです。会社によっては色々ありますけど、 webtoon特有の背景とか、装飾も綺麗ですし背景にどうやってキャラを馴染ませていくかっていう技術を見るのは結構好きです。

後は、※決めゴマとかで、すごいキラキラみたいな表現だったり、ちょっとぼけた表現だったりとかっていうのを、これはどうやってやってるんだろうって気になりますね。

※決めゴマとは読者に魅せたいコマのこと。クライマックスシーンの大ゴマの事を指すことが多い。（参照元：https://manga.jp.net/mangaka/150123koma）

今後は人間じゃない作品を作りたい！？

──このコンペティションの経験を活かして、今後はどのような活動を考えていますか？

青緑：やっぱ自分がコスモくんを書いてる通り、ちょっと人間じゃないものも好きなので、そういうキャラたちが主役のものを書いてみたいなっていう気持ちはあります。

（筆者：すごく気になる作品ですね。。！）

──今後のWEBTOON制作における目標や夢は？

青緑：やっぱり日本のウェブトゥーン業界っていうのは結構大きくなってきているので、自分もそんな業界を引っ張っていけるような人になれたらと思います。

──心強いですね、目標はあれですね、第2の女神降臨ですかね！

青緑：なりたいですね、堂々と広告のりたいですね（笑）。

最後に

──これからWEBTOON制作を始める学生やクリエイターたちに向けてのアドバイスやメッセージはありますか？

青緑：そうですね、やっぱり、WEBTOONに限られたことではないんですけど、絵柄って、やっぱこう、求められてるものと求められてないものって結構分かれちゃうとは思うんですけど、それでも求めてくれる人たちはやっぱいるので。

自分の絵柄に自信持ってそれをどう表現するかは、また別だとは思いますけど。その中で、WEBTOONっていうものに1個ちょっと目を置いて、華やかに自分の好きなものをたくさん表現できるように自分もそうなりたいし、皆さんにもそうなってほしいなって思います。

──インタビューを読む読者やファンに向けて、一言メッセージをお願いします。

青緑：今回、作品に目を通していただいて、「この絵柄面白いじゃん」っていう、ちょっとした興味を持っていただけたら、コツコツ、自分でも自分の好きなものをどんどん書いていく予定なので、ちらっという時間に見ていただけたらと思います。

──貴重なインタビューありがとうございました！

青緑：こちらこそありがとうございました。

筆者から一言

印象に残ったのは
インタビューの終わりにゼミの担当の先生から一言「青緑先生ってこんなちゃんと作品やWEBTOONのことで喋れるんだ」というのを聞いて、学校では制作に集中しているので、なかなか作品のことやWEBTOONについて話さないのか〜と思いました。
普段聞けないことがインタビューの中で聞けることがインタビューの本質だなと実感し、うちに秘めている才能を引き出し発信する役割がPLAYTOONSであると思いました。

また、3ヶ月で1から構成や線画やカラーなどを1人で完成させるのは、すごいの一言です！！！
青緑先生の他、生徒さんの力作をぜひご覧ください！
https://playtoons.jp/search/search/all/recommend/TCA2023

今後も国内のWEBTOONを盛り上げるためにPLAYTOONSでは若い才能を応援します！