この記事をかいた人
- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
千年以上生きるフリーレンにとって10代のシュタルクはまだまだお子様。シュタルクからの「俺に“デートしよう”って言われたらどう思う?」という問いかけに対して「シュタルクも大人になったねぇ…嬉しいからご飯奢っちゃうかも」と孫と遊びに行くおばあちゃんのような返答をしています。(おばあちゃんと言うとフリーレンは怒りますが)
それでも、パーティの前衛である彼に命を預けていると発言するほど、フリーレンは戦士として彼のことを信頼しており、強い魔族との戦闘を彼とフェルンに任せることも。自分に自信が持てないシュタルク本人よりも彼の強さを認めているのです。
フリーレンは、喧嘩別れしてしまったアイゼンの代わりに彼が戦士として成長していく姿をそばで見守っています。
昨夜は『葬送のフリーレン』
— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) October 14, 2023
第6話 TVご視聴ありがとうございました🪄
ぜひ配信でもご覧ください。
▼https://t.co/0uCweQZ9uE#フリーレン #frieren pic.twitter.com/yyn0EgMOQg
フリーレンの弟子であるフェルンからは、出会った当初は、臆病で情けない姿に心底呆れられており、対するシュタルクも辛辣な物言いをする彼女を怖がっていて、とても良好な関係とは言えませんでした。
単行本限定のカット#フリーレン pic.twitter.com/ush7qcemxl
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) October 27, 2023
しかし、孤児であること、勇者パーティメンバーの弟子であること、年齢が近いことなど似た境遇であることに加え、共に旅を続ける中で互いを知って次第に信頼を置くように。
シュタルクが他のパーティに勧誘された際、フェルンは彼が引き抜かれてしまうことを心配しますが、シュタルクは臆病な自分の背中を押してくれたフェルンやフリーレンと旅がしたいとその胸の内をフェルンに明かしています。
言葉のきついフェルンは、子供っぽくデリカシーに欠けるシュタルクに対しては特に容赦がなく、何度も泣かせたり、ケンカをしたりと小さなトラブルは日常茶飯事。しかし、そんな衝突と仲直りを繰り返して徐々に距離を縮めている2人。
誕生日には互いのプレゼントを一緒に選んで贈り合っていることに加え、暇な日にデートをすることも。自身の恋心に疎い彼らが自分の感情を自覚しているかは定かではありませんが、お互いが特別な存在になっていることは間違いないでしょう。
一級魔法使いの資格を取得したフェルンに届いた魔族討伐要請に同行したシュタルクは、別の一級魔法使いゲナウと2人で魔族に襲われた村を守るため、フリーレンたちと別行動をとることに。
そこに襲い掛かってきたのは四本腕の魔族レヴォルテ。レヴォルテは自身の魔法で作り出した軽くて鋭くて非常に重い四本の剣で攻撃を繰り出す強敵です。手数、速度、体力どれも人間とは桁違いの攻撃に押されるシュタルクとゲナウでしたが、シュタルクはわざと攻撃を食らって隙を作り、ゲナウがその隙を突いて致命傷に至るような一撃を加えます。
それでも倒れないレヴォルテでしたが、シュタルクはその重い剣戟を正面から受け止め、脆くなった剣を破壊。ついに4本すべての剣を失ったレヴォルテは、素手で2人の腹部を貫き勝利を確信しますが、強靭なフィジカルを持ったシュタルクは斧でその腕を切断し、ゲナウがとどめを刺すことでレヴォルテの討伐に成功するのでした。
シュタルク役を演じているのは小林千晃さんです。6月4日生まれ、神奈川県出身。『SK∞ エスケーエイト』のランガ役をはじめ、『地獄楽』の画眉丸役などを務めています。
最強の戦士アイゼンも認める臆病で強い戦士シュタルク。確かな実力と優しさを兼ね備えた彼は戦士としても人としてもまだまだ成長中です。シュタルクの活躍と成長、そしてフェルンとの関係性の変化にぜひ注目してください。
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。