『マーベルズ』日本語吹替版キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース役・水樹奈々さんメールインタビュー|アベンジャーズ最強ヒーローが手にした新たな強さ――運命的な繋がりが、彼女を大きく成長させる
一人ではたどり着けない、最強へ。
マーベル・スタジオが新たに贈る劇場公開最新作『マーベルズ』が、2023年11月10日(金)より全国公開中です。
本作では、アベンジャーズ最強ヒーロー・キャプテン・マーベル、高校生ヒーロー・ミズ・マーベル、敏腕エージェント・モニカ・ランボーの3人が、力を使うたびに入れ替わるという謎の現象が発生!
そんな中、キャプテン・マーベルの"ある過去"を憎む謎の敵ダー・ベンが現れ……。アベンジャーズ最強のヒーローとして宇宙を保護してきた彼女がチームを結成し、新たな強さに目覚めていく過程が描かれます。
アニメイトタイムズでは、本作の日本語吹替版でキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースを演じる水樹奈々さんにメールインタビューを実施。本作の見どころや水樹さんが感じたキャラクターの成長・変化などを伺いました。
モニカのピュアな想いに胸が熱くなった
ーーキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースというキャラクターをどのように捉えていますか。
キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース役・水樹奈々さん(以下、水樹):規格外のパワーと不屈の精神を持つ、アベンジャーズ最強のヒーローですが、元々は空軍のパイロットだった地球人。
事故で記憶を失い、その中で沢山の不安を抱え、常に孤独な戦いを続けてきた彼女だからこそ持つ強さと優しさがあり、最強でありながらも、完璧で近寄りがたいというわけではなく、親近感のあるキャラクターだと思っています。
ーー前作では孤高の存在だったキャプテン・マーベルが、ミズ・マーベル、モニカ・ランボーとともにチームを結成します。演じる中で、彼女の成長や変化を感じた瞬間はありますか。
水樹:ずっと1人で戦ってきた彼女が、運命的な繋がりからチームを組むことになり、そこで新たな強さに目覚め、精神的に大きく成長します。
家族同然の交流をしていた親友・マリアの娘モニカ、そしてキャプテン・マーベルに憧れるカマラ、この2人だったからこそ、その想いに触れ、常に1人で全てを背負ってきた彼女の心に変化があり、ヒーローとしてだけではなく1人の人間として成長したと感じます。
ーーキャプテン・マーベルを演じるブリー・ラーソンさんの印象を教えてください。
水樹:キャプテン・マーベルの役作りのため、空軍を訪れたり、過酷なトレーニングを行うなど、とても勤勉でストイック、しかしユーモアも忘れない笑顔の素敵な方という印象です。
この作品の他にも、ブリー・ラーソンさんが出演されている作品で日本語吹替版を担当させていただいているのですが、キャプテン・マーベルの時とは全く違う雰囲気で、彼女の引き出しの広さに感銘を受けました。
ーーモニカ・ランボーはキャロルの親友の娘ですが、前作ではまだ小さな子供でした。成長した彼女を見たとき、どのような思いを抱きましたか。
水樹:最初に台本を読んだ時、まさかあの時の可愛いおてんば隊長が!?と、驚きました。
モニカは、母・マリアのことはもちろん、キャロルのことも家族のように慕っていて、その2人の影響を強く受け、長い時間沢山の努力を重ね、凄腕エージェントとして活躍するまでに成長していて。
そのピュアな想いが伝わり、胸が熱くなりました。
ーーミズ・マーベル/カマラ・カーンは、キャプテン・マーベルに憧れる高校生です。水樹さんが感じた彼女の魅力をお聞かせください。
水樹:カマラは終始可愛くて!(笑)
キャプテン・マーベルへの愛が炸裂するシーンが随所にあり、その勢いと無邪気さに思わず笑ってしまいます。
強力な敵が現れ、今作もシリアスなシーンが続きますが、彼女の明るさで気持ちを前に向けられ、チームの潤滑油になっていると感じました。