音楽
千葉翔也1st EP「Blessing」インタビュー

千葉翔也さんが待望のソロアーティストデビュー! 1st EP「Blessing」発売記念インタビュー|「最高の1st EPができたと自信を持っています」

優しい距離感で寄り添いながら笑顔を願う1枚に

――作詞曲以外の収録曲についても聞かせてください。2曲目の「Hi-Five!」は、ライブで盛り上がりそうなポップな楽曲ですね。

千葉:聴いてくださる方を勇気づけられるような曲、パワーを持ち帰ってもらえるような曲にしたいなと思っていたんですけど、レコーディングといろいろな音を1つにまとめていくトラックダウンという作業を経て、最終的にものすごく感動できる曲に進化したなと感じています。
 
僕自身、余計なことを考えずにとにかく楽しい!に振り切って歌えた感覚があったんですけど、それが良かったのかな。これを聴いていると楽しい気持ちになると同時に、泣けてくるんですよね。このEPの収録曲の中で、もしかしたら今後一番たくさん聴き返すかもしれない、と思うほどお気に入りです。

――「感情論」は、どんなサウンドの楽曲でしょうか。

千葉:ちょっとおしゃれな感じのバンドサウンドですね。当初いただいたものから、少しバンド寄りにアレンジし直していただきつつ、僕の希望でラップも入れてもらって。レコーディング当日に、キーを1音上げたのも印象に残っています。
 
それも含めて、浮遊感というか非常にさわやかな曲に仕上がったなと思っています。

――そして「WISH」は、ミディアムテンポが心地いい1曲ですね。

千葉:アコースティックな部分もありつつ、個人的にはロックのなかでもあまり触れたことのないジャンルの曲を小野貴光さんが作ってくださったので、それによってこのEPの可能性というか、幅がめちゃくちゃ広がったなと感じています。
 
「ありのまま あるがまま 笑っていて I always wish」というフレーズにすべてが集約されていて、メッセージ性が強い曲でもあるのかなと。このEPの中でも、わりとテーマを背負っている曲だなと思っています。
 
でも、レコーディングではどう歌ったらこの曲のメッセージが伝わるのか、というところにちょっと苦戦しました。しっとり歌うのか、癖をつけて歌うのか。どれも正解のような気がして。小野さんやディレクターさんとすり合わせしつつ作り上げていきました。

――5曲通して聴くと、一緒に前を向いていこうといった千葉さんの寄り添う気持ちを感じますね。

千葉:そう言ってもらえるのは、すごく嬉しいですね。でき上がった楽曲を並べてみると、図らずも聴いてくださる方の笑顔を願っている1枚になりました。
 
毎日いろんなことがあって、表情が硬くなってしまうこともあると思うんですけど、そんな中でも笑顔でいてほしい。優しい距離感で寄り添えたら、というメッセージを受け取ってもらえたらいいなと思います。

解き放たれているような爽快感のあるMusic Video

――初回限定盤に封入のM-CARDからダウンロードでき、YouTubeでも公開中の「Blessing」のMusic Videoは、どんな仕上がりですか?

千葉:風をイメージしつつ、光が差し込むような感じ。悩んでいる中で、闇から光が見えたというような、わりと答えを出しすぎない雰囲気が気に入っています。
 
部屋を真っ暗にして心象風景を描いたり、バンドメンバーと一緒にギターを弾いたりと、やっていることは幅広いんですけど、一貫してどこか解き放たれているような爽快感のあるMusic Videoになりました。

自分しか映っていないMusic Videoを撮るのが初めてだったんですけど、撮影の3割くらいが終わった段階で、ふと「今日ここにいる皆さんは自分のために集まってくれたんだな」と思って、じわじわとソロデビューを実感したというか。改めて感謝の気持ちがすごく湧き上がってきたことを覚えています

――ギターを弾いていらっしゃるシーンも見どころですね。

千葉:ミスったら撮影が止まると思うと、非常にプレッシャーがありました。手元をアップで撮らないから気にしないでいいよ、とスタッフさんに言っていただいたのですが、でき上がった時に全然弾けてなかったら申し訳ないし、何よりすごくうそをついている気持ちにもなっちゃうんで、そこはしっかりとがんばりました!
 
ギターのシーンの撮影は、1時間半くらいだったと思うんですけど、そこが撮影の山場だったんですよね。でも、あっという間に終わったので、それだけ夢中になっていたのかも。撮影で集まっていただいたバンドメンバーの皆さんにも助けてもらいました。心強かったです!

――ジャケット写真など、ビジュアルもこだわりが詰まっているとお聞きしました。

千葉:ジャケット写真の撮影は、今回のソロアーティストデビューに関わる作業の中でわりと序盤に行ったんですけど、白でロック、というコンセプトはすぐに決まったんですよ。1択という感じでした。
 
ヘアスタイルも、僕は作りこみをお願いすることが多いんですけど、1st EPということもあったので、ニュートラルな部分が出せたらいいなと、いつも以上にナチュラルな感じにしてもらいました。
 
素の自分らしさもありつつ、アーティストらしさも感じられる、いいバランスで撮っていただいたなと思っています。
 
本当にささいなことなんですけど、初回限定盤のスリーブケースとジュエルケースは、それぞれ僕の顔の向きが違うんですよ。右向きと左向きで全然違う印象になる自覚があるので、そこをうまく落とし込んでもらって、普段だったら使わないような角度の顔もかっこよく撮っていただいたのも嬉しかったです。

▲(左)初回限定盤スリーブケース、(右)初回限定盤ジュエルケース

▲(左)初回限定盤スリーブケース、(右)初回限定盤ジュエルケース


 
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