音楽
千葉翔也1st EP「Blessing」インタビュー

千葉翔也さんが待望のソロアーティストデビュー! 1st EP「Blessing」発売記念インタビュー|「最高の1st EPができたと自信を持っています」

声優として『ようこそ実力至上主義の教室へ』綾小路清隆役や『青のオーケストラ』青野一役など、話題作への出演が続く千葉翔也さんがソロアーティストデビュー!
 
1月17日に発売された1st EP「Blessing」には、千葉さんが作詞を担当した楽曲など全5曲を収録。バンドサウンドを軸にしながらも、さまざまな千葉さんの表情が楽しめる1枚に。
 
「聴いてくださる方の笑顔を願う曲が揃った」という千葉さんに、作詞曲へのこだわりやソロアーティストデビューに込めた想いなど、お話をたっぷりとお聞きしました。
 

 
 


 
 

ソロデビューEPで2曲の作詞に挑戦!

――待望のソロアーティストデビュー、おめでとうございます!

千葉翔也さん(以下、千葉):ありがとうございます! ソロデビューが決まったときはすごく嬉しくて、夢心地でした。
 
もちろん不安もありましたけど、ありがたいことに1st EPの制作に関わってくださった方が皆さんプロフェッショナルで、それでいて僕のことを活かそう、伸ばそうとしてくださる方ばかりだったので、完成したEPに関して今、不安は全然ありません。最高の1枚ができたと自信を持っています!

――リード曲の「Blessing」は、千葉さんが作詞を担当された楽曲ですね。

千葉:正直、自分が作詞するのはもっと先かなと思っていたんです。
 
でも、ソロアーティストデビューという大切な機会だからとスタッフの皆さんが背中を押してくださって、挑戦することができました。「Blessing」は、ソロデビューの勢いや力強さを持ちつつも、この先も長く歌い継いでいけるようなロックサウンドの楽曲です。
 
歌詞に描いた心象風景は、わりと狭いものになっているように思います。成長していくと、過去の自分って否定してしまいがちですけど、それを否定せずに明日に持っていこうよと。
 
役者としても人間としても「あの頃は若かったよね」とか。粗削りだった分、言いたくなっちゃうときもあるんですけど、その時全力でやっていたことを切り捨ててしまうのは寂しいなと思ったんですね。
 
自分に向けてのメッセージですが、聴いてくださる方にも同じような距離感で伝わったらいいなと思っています。過去の自分も認めてあげつつ、今の自分を鼓舞する。そういったところに共感してもらえたら嬉しいです。

――ここまでの活動も、この1曲に込められている感じもしますね。

千葉:そう思ってもらえたらすごく嬉しいですね。あと、“風”もテーマの1つです。風って頭を冷やしてくれることもあれば、背中を押してくれることもあって。目に見えないけど、常に感じられる存在だなと思ったので、それを昨日の自分と重ねて書いています。

――EPの1曲目「I' ll be」も千葉さんの作詞ですね。

千葉:「Blessing」と同時進行で進めていた「I’ ll be」には、アーティスト活動で提示していきたい目標やメッセージを込めました。曲も壮大なイメージですし、歌詞もけっこう深く切り込んでいる部分があります。
 
最初にキーワードにしようと決めたのは、“define”という単語。自分が未来に向けて何ができるか、を考えた時に、いい言葉や心に刺さるフレーズってわりと出尽くしているのかなと思ったんですね。だったら、その今あるものをいかに作り変えていけるか。それを目指していくのもいいのかなって。
 
この曲の歌詞に関しては、制作チームからもいろいろアイデアをもらいました。“answer”という単語について、スタッフさんから「ちょっと強すぎるかも」と言われたこともありました。自分的には、それが正解かどうかのanswerではなく、提示としてのanswerだと思っていたので、それを説明したりして。
 
そうやって伝わりにくい部分などは、都度指摘してもらって完成度を高めていった感じです。
 
やっぱり言いたいことだけを歌詞にしてはダメですね。アーティスト活動というのは、聴き手がいないと成り立たないものなんだなと、作詞の作業を通して改めて思いました。
 

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