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『ゾン100』アニメ最終回放送・配信!声優インタビュー

『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』アニメ最終回放送・配信!梅田修一朗さん×楠木ともりさん×古川慎さん×髙橋ミナミさん 声優インタビュー|「『正しさ』は人それぞれにあるもの」気づきの多い作品の見どころを振り返る

『月刊サンデーGX』にて連載中の『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』がTVアニメ化。MBS/TBS系全国28局ネットにて放送中です。本作は、ある日突然ゾンビ・パンデミックが発生し、ブラック企業で働く天道輝(アキラ)が絶体絶命の状況で「ゾンビになるまでにしたい100のこと」を叶えるために行動する物語。「100のしたいこと」を叶えるなか、アキラは親友の竜崎憲一朗(ケンチョ)、リスクヘッジを第一に考えていた三日月閑(シズカ)、日本文化が大好きなドイツ人・ベアトリクス・アメルハウザーたちと出会います。

目的地であったアキラの故郷にたどり着いた一行。しかし、ゾンビが蔓延る世界でアキラたちとは違った「したいこと」を叶えようとする日暮莞太、寒林陶子、阿天坊直己、蔵杉重信たちが故郷の平穏を破壊しようとします。壊滅寸前の村、そして追い詰められるアキラ。果たして、その結末は……!

アニメイトタイムズでは、アキラ役の梅田修一朗さん、シズカ役の楠木ともりさん、ケンチョ役の古川慎さん、ベアトリクス役の髙橋ミナミさんにインタビュー。クライマックスを前に、それぞれ演じるキャラクターの印象の変化や、思い出に残っているシーンについて語っていただきました。

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ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~
入社3年目のブラック企業で身も心もすり減らす天道輝(テンドウアキラ)、24歳。憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、絶望的な毎日を繰り返す中...ある日突然、街でゾンビ・パンデミックが発生! 大量のゾンビに追われるアキラは、絶体絶命の中「人生を変える言葉」を閃く。それは......「今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?」告白、合コン、日本一周......!?ブラック企業から解放され、復活したアキラの「ゾンビになるまでにしたい100のこと」が、いま始まる―――!!作品名ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~放送形態TVアニメスケジュール2023年7月9日(日)〜9月24日(日)第10話~第12話:2023年12月25日(月)MBS・TBS系にて話数全12話キャスト天道輝:梅田修一朗三日月閑:楠木ともり竜崎憲一朗/ケンチョ:古川慎ベアトリクス・アメルハウザー/ベアトリクス:髙橋ミナミスタッフ原作:麻生羽呂・高田康太郎(小学館『月刊サンデーGX』連載中)監督:川越一生副監督:上田華子シリーズ構成:瀬古浩司キャラクターデザイン:田中紀衣ゾンビデザイン:福地純平音楽:宮崎誠選曲:合田麻衣子音響制作:dugoutアニメーション制作:BUGFILMS制作:小学館集英社プロダクション主題歌OP...

変化していく強さと変わらない魅力

――ここまでの物語を振り返って、登場時と比べて演じるキャラクターの変化などは感じていますか? 変わっていないと思うところも含めて、改めて印象についてお伺いできればと思います。

アキラ役・梅田修一朗さん(以下、梅田):アキラは「やりたいことをやる」ことに目覚めた後に色々な人と関わっていくことで、芯がどんどん太くなり、色づいていったような気がしました。アキラが旅のなかで感じたことが、自然とセリフにも表れればと思いながら、お芝居しています。

シズカ役・楠木ともりさん(以下、楠木):シズカは変わったという言い方をすればだいぶ変わったと思いますが、どちらかと言えば、抑圧されていた本来の自分を取り戻したという表現のほうが近いかも。彼女は幼少期に色々なことへの興味があったのに、父親から「あなたはこうする『べき』」と言われたことで変わってしまった部分もあって。ただ、アキラたちと行動を共にして、(ブラック企業時代のアキラの上司だった)小杉に啖呵を切るなどをするなかで、その抑圧から解放されました。アキラたちに引っ張ってもらいながら、すごく人らしくなったと感じています。そんな彼女の変化に伴い、お芝居も明るくなるように意識しました。監督からも「最終的には人が変わったくらいまでいっていい」とディレクションをいただいていました。

ケンチョ役・古川慎さん(以下、古川):ケンチョは成長もしているし、ゾンビがいる世界にどんどん適応しているのがすごいなと思っています。最初こそゾンビにビビッていましたが、今ではゾンビたちに囲まれた危機的状況でも、勇気を振り絞って行動できるんですよ。胆力が付いた気がします。ケツギャグも徐々に開花させていて素晴らしい(笑)。話数を経るごとに、色々な意味でたくましくなっていると感じています。

ベアトリクス役・髙橋ミナミさん(以下、髙橋):原作を読んでいるときから、変わらないのがベアトリクスのいいところだと思っています。あえて挙げるとすれば、憧れていたものにたくさん出会えているという点かな。彼女が見たかったものを実際に目の当たりできたという経験が、変わったところと言えるかもしれません。あとは本当に変わらず。心からの言葉を常に発しているなと感じています。これからも変わらないでいて欲しいですね!

「親孝行」について振り返るきっかけになった

――続けて、アキラの故郷へ向かうまでの物語が描かれる8~11話のなかで印象に残っているシーン・セリフを教えてください。

梅田:アキラのやりたいことリストのなかに「親孝行」とあったこともあり故郷へと向かい、久しぶりに両親と再会できました。ただ、「俺にできることは何か」と考えて行動しようとしても、なかなか親孝行が上手くいかないんですよね。それでも、大人になって改めて一人の人間として父親と話したことで、アキラのなかで考えがまたひとつ広がり、芯が太くなった気がします。

――先ほどもお話されていましたが、アキラはこの状況下で色々な人と話をすることで、芯が太くなっているんですね。

梅田:そうなんです。これが故郷に到着してからのアキラへの印象です。あと、個人的にはシズカさんとの温泉シーンも印象的でした。登場時のシズカさんは「自分を守る」が最優先で、自分を開くことが苦手だったと思うんです。そんな彼女が、小杉リーダーと対峙したときくらいから、徐々に自分を解放していくようになりました。そして、あの温泉のシーン。初めてアキラとシズカがお互いの心に触れた気がしました。とても素敵なシーンだったと思います。

楠木:シズカって、水族館のエピソード(5話)で、「これだから、集団行動は……」と吐露するくらい、自分のことである意味手一杯でした。とにかく自分のために働くという印象が強かったのですが、アキラに心を広げてもらったことで周りのためにも動くようになった気がします。特にアキラの故郷では、おじいちゃん・おばあちゃんたちのために行動していました。

――11話で「自分の人生はツイていない」という恨みを持つ阿天坊と対峙したときは、自分のためではなく、まさに誰かのために動いていましたよね。

楠木:ですよね。あのシーンで、『配慮範囲』の広さがそのまま、その人の持つ『運』の大きさというセリフがありましたが、9話以降の彼女は『運』がいい状態だったんだろうなと思います。笑顔で「私は『運』がよかった(ラッキーだった)」と言ったところが、とても印象に残っています。

――『配慮範囲』の広さが『運』の大きさ。とても考えさせられる言葉です。

楠木:考えさせられるという点では、アキラの故郷でのエピソードは、個人的に「親孝行」について振り返るきっかけにもなりました。私の両親はふたりとも60歳前後で、同世代の子たちと比べると年齢が上なんです。それも相まって、「あっ、残された時間ってどれくらいなんだろうな」とふと思っちゃって。毎日こんなに一緒にいるのに、何もしていないなって、グサッと胸を打たれました。アキラが家族と一緒に過ごす時間の描写は、出てくるたびにちょっとウルっときます。

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