この記事をかいた人
- おかもとみか
- 2021夏デビューのオトナ女子新人ライター。ミドル層の男性声優さん関連記事を書くことが多いです。
以下に『薬屋のひとりごと』の【重大なネタバレ】があります!
(※「壬氏」は後宮での仮の名前ですが、猫猫にとっては「壬氏様」にほかならないため、これ以降も「壬氏」と表現しています。)
壬氏が”元男性”という「宦官」である以上、男女の仲になりえないと思っていた猫猫が、実は壬氏が宦官ではないという衝撃の事実を知ってしまい、2人の仲は大きく変化をし始めます。
しかも壬氏は、現帝の実の弟……!
壬氏の実直な仕事ぶりをそばで見て来た猫猫は、誠実な壬氏の思いを少しずつ受け入れ始めます。しかし、次期「帝」候補の「東宮」という立場にいる壬氏と、積極的に仲を深められないワケが猫猫にはあるのです。
それは玉葉妃の存在。玉葉妃が帝との間に男児をもうけたことが大いに関係して来ます。
🍃『#薬屋のひとりごと』🍃
— 『薬屋のひとりごと』アニメ公式 (@kusuriya_PR) October 11, 2023
キャラ紹介
玉葉妃(ギョクヨウひ) CV.#種﨑敦美
📺10/21(土)25:05〜
日本テレビでは初回3話一挙放送✨
順次、日本テレビ系にて全国 放送!
各種配信プラットフォームでも順次配信!
☟放送&配信情報はこちら☟https://t.co/t3KbjSbXK8 pic.twitter.com/miFIlm7gSp
結婚を所望する壬氏との仲を進展させることはすなわち、いずれ猫猫も皇位継承権争いに巻き込まれ、玉葉妃の敵となってしまう可能性があるから……!
玉葉妃に恩を感じている猫猫はそれを望まないため、花街で得た「子を作らない」準備と覚悟をもって壬氏の元へ……そんな猫猫の覚悟を目の当たりにした壬氏もまた、より一層自身の立ち位置をなんとかせねばと切実に考えるようになります。
お互いのことはもちろん、まわりの人々を思う2人の決意と覚悟。2人の仲が進まない、切ない理由がそこにある時点で、「もどかしい」以上の【尊い】思いがあふれる「壬猫」なのかもしれません。
ようやく壬氏の本当の身の上を猫猫が知ることになってから、堰を切ったように猛烈に猫猫にアピールをし始める壬氏。
「西都」編では、猫猫も「皇弟」の花嫁候補の1人として、壬氏と行動を共にします。さまざまな事件を経たのち、人目を盗んで2人きりになった際には、壬氏が猫猫を羽交い締めにして口づけをしたり、猫猫を「妻にする!」と宣言するような熱烈なプロポーズする場面も。
そんな大胆な行動に出つつ、「補充したい」として面会相手からは見えないところで猫猫の手を握り続ける壬氏。ある意味ピュアな恋心の象徴のようなその態度は、多くの読者が萌え転がったシーンではないでしょうか。
お互い歩み寄りたいのに、周囲の人々もそれを願っているのに……2人を取り巻く状況がなかなかそうさせてくれない。壬氏と猫猫の恋の行方は大変困難な状況です。
しかしながら、困難であればあるほど「壬猫」を応援したくなります。危うい関係性の2人から、今後とも目を離せそうにもありませんね。
2021夏から駆け出した新人ライター。大人になってから乙女ゲームに触れたことがきっかけで、男性声優さんに興味を持ち、本格的にアニメを見始めた文学部出身のオトナ女子。初めての乙女ゲームは『ときめきメモリアルGirl's Side(1st)』。作品などの聖地巡礼やコラボカフェも好き。ミドル層の男性声優さんやKiramuneレーベルについての記事を書くことが多いです。