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- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にて連載中の人気漫画『SPY×FAMILY』。互いに正体を隠しながら共に暮らすかりそめの家族フォージャー家のユニークな日常を描いたホームコメディ作品です。
アニメも大好評で劇場版作品も大ヒットを記録! 今、最も注目すべき作品の一つと言っても過言ではないでしょう。
本稿では、そんな本作の中でもまだまだ謎の多いフォージャー家の飼い犬・ボンドについての情報をまとめました。その能力や性格、活躍シーンなどを一挙にお届けします。
続柄:飼い犬(番犬)
年齢:不明(若くはない)
能力:未来予知
経歴:軍用研究の実験体
東国(オスタニア)旧政権下において軍事目的でIQの高い動物を生み出すための研究・プロジェクト<アップル>が行われており、ボンドはその実験体の一頭でした。しかし、研究半ばで政権が崩壊したため、その計画は頓挫。ボンドを含む不要となった犬たちは処分されずに闇に流され、テロリストたちの手に渡ってしまいます。
犬たちを使った爆弾テロを目論むテロリストに連れられたボンドと偶然出会ったフォージャー家の娘・アーニャは、相手の心を読む超能力でボンドの未来予知の力を知ることに。
さらに、ボンドは父・ロイドが爆破テロに巻き込まれて死ぬ未来をアーニャに伝え、2人(1人と1頭)で協力し、その未来を回避することに成功します。
テロ事件解決後、一度はロイドの所属する諜報組織WISEに引き取られかけますが、アーニャの強い希望でフォージャー家に迎え入れられることになったのでした。
ボンドの名前の由来は、アーニャが大好きなスパイアニメの主人公ボンドマンから取ったものです。他の犬に取られた手袋をボンドマンのように取り返してくれたことや、黒い手袋をつけているボンドマンのように黒い手足をしていることから名づけられました。
実験体だったころは研究員たちから“8号”と呼ばれていたボンド。愛情のこもった新しい名前を気に入っているようです。
🎡イベントまであと1⃣時間🎡
— 『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アニメ公式 (@spyfamily_anime) December 11, 2023
ボンドも待ちきれないようです🐶
配信はこちら🔽https://t.co/LGpPMvQAuX#SPY_FAMILY #スパイファミリー#劇場版SPY_FAMILY pic.twitter.com/jWX58ZpjJU
単行本4巻で「作者は犬種を特に決めていないようだがグレートピレニーズという犬を見ながら描いてるらしいぞ。」という記載があり、ボンドのモデルはグレートピレニーズという犬のようです。
グレートピレニーズはもふもふの超大型犬で体重は50~60㎏ほど。作中ではボンドが敵に飛び乗って攻撃するシーンも登場しますが、かなりの威力がありそうです。性格は温厚で穏やかであり、信頼する家族には愛情表現が豊かな犬種なのだそう。性格もまるでボンドそのものです。
MISSION:27
— 『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アニメ公式 (@spyfamily_anime) October 14, 2023
ご視聴頂きありがとうございました‼️
次回、MISSION:28は
10月21日(土)23時00分より
テレビ東京系列ほかにて放送です📺
皆様、来週の放送もお楽しみに👏✨#SPY_FAMILY #スパイファミリー #SPYリアタイ #アーニャ pic.twitter.com/n7JuoWYEod
先述の通り、未来予知ができるボンド。フォージャー家に迎え入れられることもアーニャに出会う前から予知していました。数分先のことを予知する描写もあれば、数日先のことを予知する描写もあり、予知できる範囲ははっきりしていません。
また、この能力が生まれつきのものなのか、軍用実験中に習得したものかは明らかにされていません。なお、他の軍用犬たちはこのような能力を持っているわけではないようです。
元々温厚で優しい犬種ですが、とりわけボンドは優しい性格のようで、番犬としての訓練をつけるロイドからも「優しすぎて吠えたり咬んだりはあまり向いてないかもな」と言われています。
また、非常に家族思いで、アーニャを守るために恐怖心を抑えて勇敢に敵に立ち向かうことも。アーニャには家族の中でも特に懐いており、ペンギンのぬいぐるみに嫉妬してしまうほど彼女のことが大好きです。
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— 『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アニメ公式 (@spyfamily_anime) December 19, 2023
劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
|◤公開まであと2️⃣日‼️◢|
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カウントダウンイラストを公開🖋️ 🎨
イラストはアーニャとボンドです✨
作画監督・原画:白川亮介さん#劇場版SPY_FAMILY は
12月22日(金)より公開🎬
最速上映チケット発売中🔽https://t.co/0ZVvtYQC4w#劇場版SPY_FAMILY… pic.twitter.com/1aPAxMyapP
ここからはボンドの活躍シーンをピックアップ! 漫画とアニメでぜひ楽しんでみてください。
先ほども少し触れましたが、出会ったばかりのアーニャと協力して爆弾テロを阻止する話はボンドを語るうえで欠かせないお話です。
ボンドの予知によると爆弾テロが起きてしまった場合、ロイドが爆破で死亡するだけでなく、その事件をきっかけに東西戦争が勃発してしまいます。ボンドとアーニャによってフォージャー家と東西の平和は守られたのです。
とある事情でロイド、もといスパイ<黄昏>の本業に同行することになったボンド。任務は、ボルン社が開発中の新型自白剤『ゲロリマス』のサンプルを奪うこと。
犬ならではの嗅覚を使って<黄昏>を先導したり、人が来ることを予知して<黄昏>に伝えたりと凄腕スパイの相棒役をこなすボンドに注目です!
ロイドとの散歩中にアパート火災に遭遇したボンド。全員避難が済んでいるということですが、誰かが逃げ遅れていることを予知したボンドはリードを食い千切って中へ入っていきます。
後を追ってきたロイドとともに発見したのは住人の飼い犬とみられる仔犬。ここでも予知能力を発揮しつつ勢いを増す炎を掻い潜り、無事に脱出し、仔犬は無事飼い主の元へ。
さらに、近くに身を潜めていた放火犯も嗅覚で発見し、見事確保! お手柄ワンちゃんとなったのでした。
政権の崩壊により計画が頓挫したプロジェクト<アップル>ですが、当時の研究チームの一部が今も残存している可能性があることが明らかになりました。(原作78話)
アーニャも以前は東国側の“とある組織”の被検体でした。この研究もプロジェクト<アップル>と関係があるかもしれません。本作のマスコット的存在であるボンドとアーニャが抱える謎が今後の物語展開に大きな影響を与えそうです。
ボンドを演じているのは松田健一郎さんです。1月22日生まれ、埼玉県出身。『SPY×FAMILY』ではボンド役の他にナレーションも担当しています。
アーニャと仲良くじゃれ合ったり、母・ヨルの作るご飯を怖がったり、ロイドと任務をこなしたりと犬ながらさまざまな表情を見せてくれるボンド。アーニャとの名コンビっぷりは、テレビアニメだけでなく劇場版でも発揮されていました。
可愛さだけでなく大きな謎も秘めているボンド。今後の物語にどのように関係してくるのか、楽しみです!
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。