世界で一番フットボールの熱い場所“青い監獄”にエゴイストが集結! 仲間を蹴ちらし世界一のストライカーに成り上がるのは!? 『ブルーロック』最新刊までのあらすじやエゴイストたちの魅力を紹介!【ネタバレあり】
『ブルーロック』は、週刊少年マガジン(講談社)で連載中の金城宗幸先生×ノ村優介先生によるサッカー漫画。登場人物すべてがFW(フォワード)という、異色のサッカー漫画としてスタートした連載は、今や累計発行部数3000万部を突破する人気作品となりました。
連載ではまだまだ熱い展開が続いている『ブルーロック』。本稿では、単行本最新刊までの簡単なあらすじと、進化するエゴイストたちの見どころシーンをご紹介します。“エゴい”戦いをもっと体感したい方は、ぜひ漫画&アニメをご覧ください!
※本稿では作品のネタバレを含みますのでご注意ください。
目次
- “青い監獄”プロジェクト、始動!
- 一次選考 総当たりリーグ戦
- 二次選考 奪敵決戦
- 三次選考 世界選抜戦
- “青い監獄”11傑を決める「適性試験」
- U-20日本代表との特別壮行試合
- “青い監獄”プロジェクト第二段階、始動!
- 「新英雄大戦(ネオエゴイストリーグ)」開幕
- ノアと絵心の関係
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“青い監獄”プロジェクト、始動!
日本をW杯優勝に導く選手を育てるため、日本フットボール連合は絵心甚八をコーチとして雇い、世界一のストライカーを創り上げるための特殊トレーニングを行う「“青い監獄”(ブルーロック)プロジェクト」を立ち上げます。
全国から招集された優秀な高校生FW300人が一堂に会したところで、絵心から“青い監獄”が目指すものについて語られ、絵心の言葉に奮い立ったストライカーたちは“青い監獄”への扉をくぐります。主人公・潔世一もその一人でした。
入寮テスト「オニごっこ」【コミック1巻、アニメ1~2話】
“青い監獄”では選手たちの能力を数値化しランキング。上位5名はU-20W杯日本代表のFW登録選手になれる反面、敗れたものは一生日本代表に入る権利が失われる。サッカー人生を賭けた熱い戦いが待ち受けていました。
最初に行われたのは「オニごっこ」なる入寮テスト。各部屋12人ずつに分けられ、ボールをぶつけ合い、当たった人がオニとなり、制限時間終了時にオニだった者は入寮前に脱落。残った11人でチームを組み一次選考へと進みます。
ただボールをぶつけ合う「オニごっこ」に見えて、実は意味のあるトレーニング。部屋の大きさはペナルティエリアと同じサイズで、制限時間の136秒という時間は、1試合で1人の選手がボールを保持できる平均時間。平等に与えられた1試合分のチャンスをいかに活かせるかを見るテストだったのです。
一次選考 総当たりリーグ戦
一次選考は棟内5チームで総当たりリーグ戦を行い、上位2チームと、敗退したチームの得点王だけが突破できるというサバイバルマッチ。「己のゴール」か「チームの勝利」か、選手たちはストライカーとしての宿命を試されます。
チームZ vs.チームX 馬狼との戦い【コミック2巻、アニメ3話】
潔のいるチームZの初戦、己のゴールしか頭にない選手たちは、自分勝手にボールを追い求め、お団子サッカー状態に。
その戦況を変えたのは自らを王様(キング)と称す馬狼でした。圧倒的な個の強さで得点し、チームXは馬狼を中心にまとまりチームZを圧倒します。
潔のサッカーIQの高さが開花
馬狼との勝負を避け咄嗟に國神にパスを出してしまった潔。馬狼にはストライカーの資格がないと罵られますが、この時のパスは彼が持つ“ゴールの匂い”を嗅ぎ分ける力が発動したもの。実は高いサッカーIQを持つ潔。その力を評価され“青い監獄”に招集されていたのでした。チームZ vs.チームY 二子との戦い【コミック2巻、アニメ4~5話】
初戦の敗退から話し合ったチームZは、1人10分ずつ交代でFWを担う個の武器を活かす作戦を実行。対するチームYは、守備的布陣でボールを奪いカウンターで点を取る戦法に。
チームYの支配者が二子だと気づいた潔は密着マーク。同じ眼と脳を持つ二子は自分と似ている、最後にパスを選択すると読み、チームYに勝利します。
自分が誰かを潰して勝つことに、初めて「気持ちいい」と感じた潔。この時彼の中にはっきりとした“エゴ”が芽生えたのでした。
チームZ vs.チームW 仲間の裏切り、千切の復活【コミック3巻、アニメ6~7話】
鰐間兄弟率いるチームWとの一戦、仲間の久遠がチームを裏切り12人対10人という圧倒的不利な状況に。
それでも潔は諦めず、中学時代に負ったケガに怯え動けずにいた千切に渡ったボールをも奪いゴールを目指します。潔のプレーを見てサッカーへの熱を取り戻した千切がゴールを決め、ドローで試合終了。
潔が千切の心を滾らせる
サッカーを諦めるために“青い監獄”プロジェクトに参加した千切は、狂気じみた潔の熱さに感化され、“恐怖”で巻かれた鎖をぶっちぎりゴールに向かって走り出します。もう一度サッカーに夢を抱いた俊足・千切豹馬の復活シーンは、読者の心も滾らせます!チームZ vs.チームV 最強軍団との戦い【コミック4~5巻、アニメ8~11話】
大企業の御曹司で全能力が優秀な玲王と「めんどくさい」が口癖でいつも無気力な凪を中心に、ゴールを量産し勝ち進んでいたチームV。
チームZはカウンターで先制するも、すぐに3点取り返され戦意喪失。しかし蜂楽をきっかけに、國神と千切が喰らいつき、雷市が玲王を徹底マークして起点を潰し、チームとしても急速に成長。潔は「空間認識能力」を使って戦況を読み「直撃蹴弾」をという武器を身につけ逆転勝利します。
天才がサッカーの面白さに目覚める
サッカーを始めてわずか半年、天性のサッカーセンスで玲王に言われるがままサッカーをしてきた凪は、この試合で初めて“悔しさ”を味わいます。潔との対戦は眠っていた天才をサッカーの面白さに目覚めさせ、潔に強い興味を抱くようになります。ここが凪誠士郎のサッカー人生の分岐点に!潔たちの棟は、リーグ1位のチームVと2位のチームZ、そしてチーム内得点王の馬狼、二子、鰐間兄が一次選考を突破。300人いたストライカーは125人に――。