『キングダム』王騎(おうき)の人物像とモデルについて詳しく解説|信と政にとっての王騎、物語の中での王騎の役割も読み解いてみました
アニメで王騎を演じていらっしゃるのは小山力也さん
さて、話題を変えまして、アニメの王騎に注目してみます。アニメは2024年2月現在、第5シーズンが放送中。王騎を演じていらっしゃるのは、小山力也さんです。
小山力也さんのプロフィール
小山力也さんは、1963年、京都府のお生まれ。舞台俳優、洋画の吹き替えでもご活躍されています。
アニメ作品での代表作は、『名探偵コナン』毛利小五郎、「Fateシリーズ」衛宮切嗣、『血界戦線』クラウス・V・ラインヘルツ、『文豪ストレイドッグス』福沢諭吉、など。
キングダムでは、将軍としての存在感、あの独特の笑い声、本気だか冗談だかわからない発言、とさすがの演技で王騎を表現。
物語前半の大いなる軸を務めており、小山さんが物語全体を深く理解していらっしゃることがわかります。
実写版映画で王騎を演じていらっしゃるのは大沢たかおさん
次は、映画に注目してみましょう。王騎を演じていらっしゃるのは大沢たかおさんです。
大沢たかおさんのプロフィール
大沢たかおさんは、1968年、東京都のお生まれです。
代表作は、テレビドラマ『JIN-仁-』南方仁、映画『解夏』高野隆之、映画『桜田門外ノ変』関鉄之介、映画『沈黙の艦隊』海江田四郎、など。
キングダムには、20キロも増量するというストイックな姿勢で挑まれたとのことで、2次元でしか表せないだろうと思われていた王騎を、3次元にそのまま登場させています。そんな大沢さんの姿勢と演技に、すごい!と驚いた方は多いのではないでしょうか。
信のことをまるで自分の子どものように見つめる眼差しには、温かいものを感じました。
まとめ
ここまで『キングダム』王騎にせまってきましたが、最大の魅力はやはりその存在感ではないでしょうか。また、一歩退いた目で戦場や国や人の将来を見ることができることは、信でなくてもあこがれてしまいます。
信や政の中で、王騎は、道しるべとなっていることでしょう。
読者や視聴者も、最初は個性的な見た目とつかみどころのない部分にとまどったと思いますが、どんどん王騎ファンになっていったのではないでしょうか。
『キングダム』、何度も読み直したい作品です。
参考文献
司馬遷『史記1 本紀』小竹文夫・小竹武夫訳、ちくま学芸文庫、1995
鶴間和幸『中国の歴史3 ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国』、講談社学術文庫、2020
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