「第⼗八回 声優アワード」受賞者コメントまとめ|今年は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に出演した市ノ瀬加那さん、『ブルーロック』に出演した浦和希さんが主演声優賞に!
シナジー賞
映画『THE FIRST SLAM DUNK』(※コメントは宮城リョータ役・仲村宗悟さん)
この度は声優アワードシナジー賞という、とても素敵な賞をいただき誠にありがとうございます。
僕はクリエイティブが大好きです。この世にある全ての作品は瞬間瞬間の想いの積み重ねのその先にあって、その想いがまたさらに次に繋がっていく。まさにシナジー、相乗効果だなと。とても尊いことだと思います。これから何十年、何百年先で僕らがいなくなっても、作品はみんなの心に残っていくんじゃないかなって僕はそう信じています。
僕は本当に、今日もこの声優という仕事をできていることがとても幸せです。『THE FIRST SLAM DUNK』もこの先の人々に繋がっていくような作品になったと思います。これまで出会ってくれた全ての方に感謝を込めて、本日はありがとうございました。
富山敬・高橋和枝賞
岡村明美さん
この度は、偉大なおふたりの先輩のお名前のついた賞をいただきまして本当にありがとうございます。
そしてですね、大好きな先輩がまたおひとり天国に行ってしまわれましたけれども、その先輩の背中を追うように私たちは一生懸命頑張ってきたわけですが、その背中を追うのではなくこれからはお前が追われるような背中になれと、この賞をいただいたことによってそういうことなんだなと今日とても痛感いたしました。これからも精進したいと思っています。
『ONE PIECE』も25周年、そして子供たちに向けた絵本の朗読をしている「絵本 de クラシック」が10周年、そして所属しているマウスプロモーションが50周年ということで、本当に私にとってのアニバーサリーイヤーにこの賞をいただけたことを本当に嬉しく思っております。
佐々木望さん
富山さんとは新人の頃から何本もの作品でご一緒させていただき、お仕事に向かわれる真摯な姿に感銘を受けておりました。今もまざまざと当時のことが思い出されます。
高橋さんは子供の頃に『ザ・ルーシー・ショー』が大好きでずっと見ておりまして、その声は今も心の横で響いております。
私たち声優は思うのですが、声優、監督さん、原作の先生、ディレクターさん、スタッフさん……みなさんがひとつの大きな船に乗ってゆっくりと進んでいるように思っています。その中にはご逝去された方々もいらっしゃいますが、誰も過去に残すことなく私たちみんなでひとつの船で進んでいるようなイメージを持っています。そして、自分もその船に乗せていただいている一員ということ、今回改めて光栄かつ幸せに思います。今後も精進して参ります。
富山敬さん、高橋和枝さん。大変なご功績をお持ちのお二方のお名前を冠した賞を頂戴しましたこと、改めていつも見守ってくださる業界の方々、ファンのみなさんに心からお礼申し上げます。
ゲーム賞
内田夕夜さん(『FINAL FANTASY XVI』クライヴ・ロズフィールド【※青年期/壮年期】)役
先ほど控え室で新人賞の方、歌唱賞の方がスピーチされているのを見ておりまして、みなさん控え室に戻ってくると他の声優たちが拍手で迎えていました。声優っていいなと改めて感じながら今日ここに立っております。
クライヴ・ロズフィールドという役は少年期、青年期、壮年期と3つに分かれておりまして、私は青年期と壮年期を担当させていただいております。ですのでこの賞は、少年期を担当した内田雄馬さんと一緒にもらえた賞だと思っています。
ゲームの発売は昨年でしたが、そのゲーム自体はもう何年も前から作っておりまして、ちょうどコロナの波が来た時と同時期でした。ですのでコロナの波に負けないくらい色々なご準備をしていただいて、この作品を作ってクライヴに出会わせてくれたみなさんとクライヴが出会わせてくれたみなさんに心から感謝します。そして、収録中ずっと僕を支えてくれた家族に感謝します。どうもありがとうございました。
キッズ・ファミリー賞
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』キャスト一同(※コメントは東宝東和株式会社宣伝外国担当取締役・堀内裕介さん)
この度は栄えある賞をいただきまして誠にありがとうございます。たくさんの人に愛される『スーパーマリオ』の映画、その日本語版の制作ということでとても大きなプレッシャーを感じながら仕事をさせていただいたのですけれども、そんなプレッシャーをものともせず素晴らしいお芝居でキャラクターたちに命を吹き込んでくださいました日本語版キャストのみなさまに最大級の敬意を表したいと思います。
また、声優のみなさまに寄り添ってサポートをくださいました三間雅文音響監督。それから一言一句まで生きた日本語にこだわってスーパー日本語版台本を書き上げましたイルミネーション、任天堂の製作スタッフのみなさまにも敬意を表したいと思います。