Netflixの社員にもアニメ&ゲーム&漫画ファンがいた! 漫画を月◯万買う!? オンラインゲームで知り合った人と結婚! 世界的大企業のみなさんの推し活に迫る【有名企業に突撃!オタク訪問】
ファンだからこその嬉しさと悩み
ーーみなさんの推し活やオタ活が仕事に活きた経験はありますか?
コダッ子:友達から紹介されたマイナーな作品をいち早くチームに紹介して仕事にすることもできます。
栗田:私もデータ分析や戦略を組み立てる際に、アニメや漫画を元々知っているからこそ、データをより良く活用できたり、戦略を立てたりできているかもしれません。
私の仕事は、組み立てたものを実際に実行してもらう必要があるので、アニメチームに納得感を持ってもらうためにもアニメや漫画の知識が必要があるのかなと。
桒原:僕は作品単位で仕事を請け負うこともあるので、知識や愛を仕事に活かしやすいですね。宣伝では、その作品がどのようなものなのか、どんなクロニクルで作品が今あるのかを知っている必要があります。
ーー自分がファンだからこそ、ファンが求めていることが分かったり?
桒原:それが難しい問題で、ファンだからこれが良いという考え方って、視野を狭めてしまう要因にもなると思うんです。やっぱり原作者が一番伝えたいことを、伝えるのが重要かなと。そこは一度立ち止まって考える時間が必要です。
何より作品に寄り添うことが大切です。意外とファンだったらこれを喜ぶだろうで、失敗することも多々あります。
あと、まだ作品を知らない人に届けるという意味でも広くリーチすることは大事にしています。Netflixは、日本のアニメを広く国内外に届けることに適したプラットフォームなので、何も知らなくても面白いと思ってくれる広告を打ち出さないといけないんです。作品との出会いを大事にするというか。
多分、アニメイトタイムズさんもファンは絶対にこれ喜ぶよな、と思って作ってみてもPVがあまり伸びないことあると思うんです。
ーー何度もあります……!
桒原:ですよね(笑)。そこの難しさは常に感じています。「俺がファンだから他のファンのこともわかる」という気持ちにはならないように心がけています。
ーーなるほど……。お話は変わるんですが、Netflixのイメージとして綺麗なオフィスやデスクを想像するんですが、意外とフィギュアやぬいぐるみを置いている人がいたりするんでしょうか?
栗田:フリーアドレスなのでモノは置かないんですが、PCにステッカーを貼ったりしていますね。
桒原:たまに私物が多い方は置いているように見えることもありますが(笑)。
栗田:後は、社内パスのストラップにつけたり、PCやスマホの壁紙を変えたり、洋服とかを好きなものの服を着たりしていますよね。
ーー今日もコダッ子さんは『FINAL FANTASY XIV』のパーカーを着ていらっしゃいますからね。
コダッ子:そうですね(笑)。でもグッズをデスクに置けないのは少しさみしいかも……?
ーー家にはグッズが多いですか?
コダッ子:今は、大丈夫です。引っ越した時に整理整頓しましたし、ネコも飼い始めて飾れないものもありますし(笑)。その前はヤバかったです、壁一面とか。
桒原:私も以前はそうだったんですけど、たくさん漫画を買うので棚が足りないし、引っ越しに苦労してからは電子です。涙ながらに……。
コダッ子&栗田:全く同じ。
栗田:やっぱり電子だといつでもどこでも読めるので、すごく重宝しています。突然、『NANA』が読みたくなった時とかにすぐ読めますし。でも、漫画の匂いが大好きなので実物もほしいんですけどね。
桒原:僕は端末を変えてから見開き問題が解決して、電子も割といいなと思っています。
ーー弊社では、好きなもののライブや、趣味関連で有給を取る人もたくさんいますが、みなさんもそうだったり?
桒原:僕はゲームの発売日には休んだりします。『ディアブロ IV』や『バルダーズゲート3 』が出た時に、「私用で」って言って休みました(笑)。3連休を作って一気にやりました。
栗田:私も「YOASOBI」のライブに行く時に早退したりしました。社内の同僚の中には、「遠征するからリモートで働きます」という方もいましたね。大阪から今日は働きますとか。
ーーそれは羨ましい!
コダッ子:私もゲームの発売日にはしっかり休みを取ります。もちろんチームのみんなに言って、堂々と休みます!「明日からいません!」みたいな(笑)。