村中 知さん、田中秀幸さん、佐々木 望さんら総勢10名が出演! 総尺約30分の生アフレコで「大規模侵攻編」の名場面が蘇るーー「ワールドトリガー フェスティバル2024」夜公演レポート【キャスト陣のイベント終了後コメントも独占紹介!】
2013年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、現在は「ジャンプSQ.」で連載中の、葦原大介先生による漫画『ワールドトリガー』。
TVアニメ1stシーズンが2014~2016年に、2ndシーズン・3rdシーズンが2021年~2022年に放送され、多くのファンを魅了しました。
2022年からはスペシャルイベント「ワールドトリガー フェスティバル」が毎年開催されており、3回目となる「ワールドトリガー フェスティバル2024」が2024年3月31日(日)に、TOKYO DOME CITY HALLにて昼夜2公演実施されました。
本イベントでは、毎回異なるエピソードにフォーカスしており、今回は1stシーズンの「大規模侵攻編」を深堀りするトークを展開。放送から実に9年の月日が経ってもまったく色あせることのない思い出や裏話をキャスト陣がたっぷりと語ったほか、総尺約30分にも及ぶ大ボリュームの生アフレコを披露。大規模侵攻編の魅力を再確認できるイベントとなりました。
本稿では、夜公演のレポートをお届けします! また、キャスト陣がイベント終了後の思いをつづった独占コメントも合わせて紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください!
出演者
空閑遊真役・村中 知さん
三雲 修役・梶 裕貴さん
雨取千佳役・田村奈央さん
レプリカ役・田中秀幸さん
忍田真史役・草尾 毅さん
三輪秀次役・森田成一さん
諏訪洸太郎役・沼田祐介さん
ハイレイン役・佐々木 望さん
エネドラ役・古川登志夫さん
ヒュース役・島﨑信長さん(昼公演のみ)
ランバネイン役・柳田淳一さん(夜公演のみ)
田中健大さん(MC)
佐々木さんが特に時間をかけて考えた、ハイレインの一言とは?
ソナーポケットによる1stシーズンOP主題歌「GIRIGIRI」をバックに、キャスト・MCが次々とステージに姿を現し、イベントがスタート! 役者名・キャラクター名がスクリーンに表示されるたびに、大きな歓声と拍手が会場を包みました。
冒頭の挨拶では、豪華すぎるメンバーが集まったことや、そんなメンバーで大規模侵攻編を振り返ることができる喜びなどを一人ひとりが口にしていきます。田中秀幸さんの「お久しぶりのレプリカです!」という言葉には、ひと際大きな拍手が送られました。
最初のコーナーは、本イベントではお馴染みの「ワールドトリガー・ステーション」。スタッフ・キャスト陣の質問やアンケートをもとに、さまざまなテーマで作品を深堀りしていくコーナーです。
また、終盤にはクイズも用意されており、登壇者は4チームに別れて優勝を目指します。チーム分けは、村中さん・田中秀幸さんの「空閑チーム」、梶さん・田村さんの「三雲チーム」、草尾さん・森田さん・沼田さんの「忍田チーム」、佐々木さん・古川さん・柳田さんの「アフトクラトルチーム」となっています。
最初のテーマは「10年経っても忘れられない印象的なエピソード」。
トップバッターの森田さんの回答は“三輪の「緊急脱出(ベイルアウト)」スタンプ”。こちらは、LINE STOREで販売されている『ワールドトリガー』の公式スタンプの一つで、森田さんをはじめ、キャスト陣も愛用していることを明かしました。
続く柳田さんは、“アフトクラトルのキャスト陣が初回アフレコの前に一人ひとりあいさつをしたこと”をチョイス。ボーダーキャストに囲まれ、まさに敵陣に飛び込んだような緊張感があったという当時を振り返りました。
古川さんは“エネドラが退場する回の収録後に花束をもらったこと”が印象的だったそう。華々しく散ったと思いきや「すぐにエネドラッドが出てきちゃって……」と続け、お客さんの笑いを誘いました。また、敵キャラクターを演じたことから、ファンからどう思われているか心配もあったことを明かすと、すぐさま客席から大きな拍手が。アフトクラトルの面々もたくさんの人に愛されていることを実感し、笑顔を浮かべました。
梶さんはズバリ“村中さんの成長”。座長として10年間、作品を引っ張り続けてきた村中さんのひたむきさを讃え、田村さんを筆頭に一同もその言葉に深く頷きます。一方、村中さん自身は、当時は自分のことで手一杯だったこともあり、先輩たちになかなか話しかけられなかったと悔しさをにじませます。「本当はもっとずっと喋りたかったんです! 今なら喋りかけられるんです!」と思いを爆発させると、梶さんも「そう!」と強く同意。ステージ上で改めて後輩たちから熱い思いと言葉を受け取ったベテランキャスト陣は、少し照れくさそうに顔をほころばせました。
続いてのテーマは「大規模侵攻編で一番語りたいシーン・セリフ」。
今回のイベントの登壇者ではないキャストのコメントも用意されており、中村悠一さん(迅 悠一役)が選んだのは“アフトクラトル襲来”。強敵に対して「作戦を駆使して、チームで戦うのが『ワートリ』らしくて特に面白いポイントですね」と魅力を紹介し、お客さんも強く共感している様子でした。
佐々木さんは、ハイレインが放った一言“煩いぞ”をチョイス。普段の彼とは違う面が一瞬出たこのシーンをどう表現するか熟考したうえで、「最終的に、“煩いぞ”をどう言おうか、ではなく、普段の台詞を崩さないことに集中して。それが緩んだときに出てしまった言葉」と、一連のシーンに込めた思いを明かしました。
田中秀幸さんが選んだのは“遊真が瓦礫の中からレプリカを探す”シーン。あえて遊真の後ろ姿しか映さないことで、「彼は今、どんな表情、気持ちなのか?」と想像を掻き立てられるシーンになっている、と魅力を紹介します。遊真を演じる村中さん自身もこのシーンを演じる際にさまざまな思いが渦巻いたそうで、田中秀幸さん同様、深く印象に残っていると語りました。
次の「葦原先生に聞きたいこと!」では、柳田さん、佐々木さんの質問に原作者・葦原大介先生が回答。
柳田さんの「アフトクラトルのマントの円模様は何を表しているのか」については「円が少ないほど序列は上になる」とのこと。「直近の任務での功績によって序列が変動する、“今月頑張った人”が分かる」という、意外とサラリーマン的(?)な考えに客席から笑いが漏れました。
佐々木さんの「ハイレインはどんな暮らしを理想としているのか?」という質問には「四大領主として常に戦いに身を置いていることから、争いのことを考えなくてもいい暮らしがしたいんじゃないか」「戦いそのものが好きなヴィザやランバネインを少し羨ましく思っているかも」と葦原先生。改めてさまざまなシーンを観返したくなるような裏話に、キャスト、お客さんともに興味津々の様子でした。