『Unnamed Memory』連載第5回:ラナク役・柳田淳一さんメールインタビュー|第7話の詠唱シーンは「いよいよ自分の悲願が達成される高揚感・全能感みたいなものが表現できたらいいなと思って演じました」
電撃の新文芸より刊行中の著・古宮九時先生/イラスト・chibi先生による小説『Unnamed Memory』(略称アンメモ)。本作のTVアニメが、2024年4月より放送中となっています。
アニメイトタイムズでは、本作の出演声優陣&スタッフ陣へのメールインタビュー連載を敢行。第5回目は、ラナク役・柳田淳一さんです!
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ラナクを演じる時に意識しているのは「少年のような純粋さと、それゆえのサイコパス感」
――台本やシナリオ、原作などをチェックした際の本作の第1印象は?
ラナク役・柳田淳一さん(以下、柳田):重厚な世界観のファンタジー作品でありながら、ミステリーの要素もあってとても面白いと感じました。ティナーシャとオスカーの関係性が変化していくのも、この作品の魅力だと思います。
――ご自身が演じるラナクというキャラクターの第1印象を教えてください。
柳田:物語のキーとなる、非常に重要なキャラクターを任せていただいたという印象でした。美しくミステリアスなキャラクターデザインも素敵で、この役を演じられるのかと嬉しかったです。
――ラナクを演じる際にはどのようなことを意識していますか?
柳田:「少年のような純粋さと、それゆえのサイコパス感」「表面的な優雅さと、内側にある冷酷さ」みたいな部分は意識しました。
――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしょうか? 他のキャストさんとの印象に残るエピソード、スタッフ陣からのディレクションで印象に残っているものなどもお聞かせいただければと思います。
柳田:当時は分散収録ということで、一度に4-5人でブースに入って収録しました。
少ない人数で、リラックスした良い雰囲気の現場でした。
初回の収録では、監督にキャラクターについて説明していただき、演技の方向性を決めて行きました。
壮大なストーリーなので、時系列やその時のキャラクターの関係性などで迷った時には、オスカー役の中島ヨシキ君が細かく補足してくれて助かりました(ヨシキ君ありがとう…!)。
5話冒頭でラナクがティナーシャを運ぶシーンは、僕が先に録って次の週に種﨑さんが録るという流れでした。収録が始まる前に種﨑さんから「冒頭のラナクの『アイティ…』というセリフ、どういう風に演じられました?」という質問がありました。それによってティナーシャの受け方が変わるからなのですが、そういうやり取りができたのは楽しかったですね。
最終回のアフレコには原作の古宮九時先生がいらしていて、収録後に声を掛けてくださったのを覚えています(差し入れ美味しかったです、ごちそうさまでした!)。