『変人のサラダボウル』各話後オフィシャルインタビュー:第9回は、サラ・ダ・オディン役 矢野妃菜喜さん|小学生役の皆さんのお芝居を聞いているのは本当に面白かったんです。
出てくる登場人物が変人ばかり!? 平坂 読×カントクコンビがこの時代に放つ、天下無双の群像喜劇、TVアニメ『変人のサラダボウル』。貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢った魔術を操る異世界の皇女サラ。そして、サラを追ってきた女騎士リヴィア。2人は予想の斜め上をいく日常を過ごしていく。
イケメン四天王に惚れさせ、自らの配下も作る……あっという間に小学校を手中に収めてしまった感のあるサラ。一方サラに裏切られ、ひとり中学校に通う友奈は、イジメられている生徒を助けたことで、探偵になりたいと夢を持つようになる。2人の対照的なエピソードが印象的だった第9話。
連載第9回は、あっという間にこの世界に順応したサラ・ダ・オディンを演じる矢野妃菜喜さんに、作品についてたっぷりと話を聞いた。
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こんなにサラがモテるとは思わなかった…さすがサラ様
ーー第9話はいかがでしたか?
矢野:英語のショートコントシーンは本当に面白かったです(笑)。ただサラは、お客さんと大将の1人2役をやらなければいけなかったので、台本を開いて、Vチェックをして、「どうしよう…」ってなりました。台本では「客サラ」と「大将サラ」で、キャラが分けて書いてあったんですけど、実際のサラは1人でやっているんだから、アフレコでもきっとそのまま切り替えながらやるんだろうなと思ったので、家でめちゃめちゃ練習しました。結構テンポも速かったので、入るのかな?っていうのもありつつ、自分ができる最大限でやりました。
ーーサラが小学校へ通って、鮮烈にデビューする話でしたが、いろいろな新キャラクターも登場しましたね。
矢野:なんて変な人たちばかりなんだ!と思いながらやっていました(笑)。小学生も変人ばかりなんですよね。でもやっぱり、今田(こんた)の「エーゴペラペーラ」が好きでした。全然英語しゃべらないんだ!って感じで大好きです。小学生役の皆さんのお芝居を聞いているのは本当に面白かったんですけど、サラがこんなにモテるとは思わなかったので、やっぱりさすがサラ様でしたね。
ーー小学校にイケメン四天王がいる時点で面白かったです。
矢野:それも学校っぽいですよね。F4(エフ・フォー)みたいなものなんですかね?(笑)。でも、惣助と一緒にいるときは、もうちょっと子供っぽいというか。惣助に何か言われて、なんじゃと!っていう感じになるんですけど、小学校でのサラは、別にツッコんだりもしないというか。「子どもたちよ」みたいな感じなんですよね。ある意味、自分と同じテンションじゃない人たちと接している感覚なのかな?と思いながら演じていました。
ーー同じ年代の人とは、乗り越えてきたものが違いすぎるんでしょうね。権力争いも経験している子ですから。
矢野:そうですね。精神年齢がだいぶ違うし、器も大きいから、子供に見えちゃうんでしょうね。