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- 藤崎萌恵
- 数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。
じゃのめ先生による人気BL漫画『黄昏アウトフォーカス』シリーズ(講談社『ハニーミルク』所載)は、男子校の映画製作部を舞台にした青春恋愛群像劇。土屋真央と大友 寿、菊地原仁と市川義一、稲葉 礼と吉乃詩音、3組の男子高校生の青春と恋模様が描かれています。
2024年7月よりTVアニメが放送スタートし、ますます注目が集まる本作。原作が気になっている方、どの順番で読めばいいの?と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本稿では『黄昏アウトフォーカス』シリーズの読む順番やあらすじなど作品情報をまとめてご紹介。『残像スローモーション』新章の連載も始まっていますので、ぜひチェックしてみてください!
緑が丘高校の映画製作部を舞台に描かれる青春ラブストーリー『黄昏アウトフォーカス』。現在コミックスはシリーズ5作品が刊行されています。
『黄昏アウトフォーカス』シリーズ(映画部シリーズ)の読む順番は・・・
『黄昏アウトフォーカス』
↓
『残像スローモーション』
↓
『黄昏アウトフォーカス overlap』
↓
『宵々モノローグ』
↓
『黄昏アウトフォーカス long take 1』
『黄昏アウトフォーカス long take 2』
さらに、2024年6月より『残像スローモーション』の新章がデジタルBL誌「ハニーミルク」(講談社)で連載スタートしました。
ちなみに2024年7月から放送中のTVアニメは、『黄昏アウトフォーカス』『残像スローモーション』『黄昏アウトフォーカス overlap』『宵々モノローグ』を原作としています。
シリーズ1作目は『黄昏アウトフォーカス』。どこか寂しそうな美形の不良・大友 寿×映画部撮影担当・土屋真央の物語です。
高2の春、真央たちの映画部ではBLをテーマにした作品の撮影が決まり、寮で同室の寿を主役に迎えることに。真央は次第に寿から目が離せなくなっていきます。
自覚する恋心や不安、葛藤も繊細に描き、まるで映画を観ているような美しい世界観に惹き込まれる作品です。
〈作品情報〉
著者:じゃのめ
出版社:講談社
雑誌・レーベル:ハニーミルク
発売日:2019年6月14日
〈あらすじ〉
真央は不良で一匹狼の寿と男子校の寮で同室になる。「寿がゲイで彼氏がいることを口外しない」「寿は真央を恋愛対象とせず、手出ししない」「互いのオナニーは邪魔しない」という3つの約束をし、互いに仲良くやってきた。高2の春、真央は部活でBLがテーマの映画を撮ることになるが、ゲイで不良で美形の主役は寿にしたいと監督に頼まれ!?まだ愛を知らず、大切な人への感情の正体に戸惑う――きらきら切ない青春恋愛譚、開幕!
シリーズ2作目は『残像スローモーション』。映画部部長で監督でもある高校3年の菊地原仁×映画部で高校2年の監督を務める市川義一の物語です。『黄昏アウトフォーカス』のスピンオフ。
ぶつかりながらもお互いが気になる存在。映画部では仁に敵意向きだしの義一ですが、寮の部屋では意外にも普通に仁と語り合ったり素直だったりと、そのギャップもたまらない! お互いを知っていくなかで惹かれていく彼らの恋心、そして映画や映画部への思いにも注目です。
〈作品情報〉
著者:じゃのめ
出版社:講談社
雑誌・レーベル:ハニーミルク
発売日:2020年7月10日
〈あらすじ〉
男子校の寮生3年、映画部部長・菊地原 仁。眉目秀麗、成績優秀、運動神経抜群、自信家で派手好き。いつも人に囲まれている人気者だが、ひとつ歳下の部活の後輩・市川義一は異様にライバル心むき出しでつっかかってくる。そして菊地原の方もまた、市川を意識していた。ある日、そんな2人が寮の同室になってしまい…!? ぶつかりあいながらも惹かれあう、不器用で切ない青春恋愛譚。大人気『黄昏アウトフォーカス』スピンオフ。
シリーズ3作目は『黄昏アウトフォーカス overlap』。『黄昏アウトフォーカス』番外編集。恋人同士になった土屋真央と大友 寿のその後が描かれています。
付き合ってからの幸せと不安、お互いの心に寄り添う真央と寿の心地良い関係性。また部活では3年生が引退したり真央も自身の進路のことを考えたりと、等身大の学生としてきらめく彼らが映し出されています。
〈作品情報〉
著者:じゃのめ
出版社:講談社
雑誌・レーベル:ハニーミルク
発売日:2020年8月12日
〈あらすじ〉
映画に情熱を注ぐ真面目で真っすぐな真央と、実はゲイである不良で一匹狼の美しい寿。男子校の寮で同室となった2人は、次第に良き友人となり、そして恋人になった――。そんな、付き合って以降の2人の高校生活を描く番外編(前・中・後編)と、コミックス『黄昏アウトフォーカス』未収録のtake.7、ドラマCDのアフレコルポ漫画、『恋色ソフトフォーカス』、『夜の空に光るもの』も収録した、『黄昏アウトフォーカス』番外編集。
シリーズ4作目は『宵々モノローグ』。映画部元副部長の高校3年稲葉 礼×新入部員高校1年の吉乃詩音の物語です。
詩音は、恋に恋するロマンチスト。彼氏を作るために映画部へ入部したのですが、早々に衝突してしまった相容れない先輩・礼と突然付き合うことに。
詩音が思い描いていたお付き合いとは程遠いものだったものの、ふたりの関係は意外な展開へ。頑張り屋で一生懸命な詩音と過ごすうちに、いつしか礼の気持ちは変化していきます。めちゃくちゃキュンが待ち受けていますのでお楽しみに。
〈作品情報〉
著者:じゃのめ
出版社:講談社
雑誌・レーベル:ハニーミルク
発売日:2021年6月15日
※「通常版」と「小冊子付き特別仕立て」(描き下ろし漫画も収録した24pの平綴じの小冊子付き)があります。
〈あらすじ〉
季節はずれの映画部・新入部員、詩音は、恋に恋する1年生。彼氏を作るために映画部へ入部したと宣言し、引退後も居座っている元・副部長の稲葉 礼と衝突してしまう。が、その後いきなり付き合うことに!?無口で不愛想だが部内での信頼厚い礼は、実はどクズ…。思っていた「お付き合い」とは違う展開にヤキモキしていたが…?何かと相容れない二人のアンマッチラブ――?男子高生のきらめく青春恋愛譚・大人気『黄昏アウトフォーカス』シリーズ第4弾!描き下ろし漫画も収録した24pの平綴じ小冊子付き☆
シリーズ5作目は『黄昏アウトフォーカス long take 1』『黄昏アウトフォーカス long take 2』。進級を控えた土屋真央と大友 寿の物語を描く新章です。
悩みや不安を抱える真央と、慣れない演劇部で奮闘する寿。なかなか言えずにいることもあるなかで、お互いに手を差し伸べたり支えになっていくふたりの絆と愛は深まり、大人になりきれない葛藤もありつつ共に一歩一歩進んでいきます。
〈作品情報〉
著者:じゃのめ
出版社:講談社
雑誌・レーベル:ハニーミルク
発売日:2023年7月12日
※「通常版」と「小冊子付き特別仕立て」(描き下ろし漫画12ページを含む16ページ小冊子付き)があります。
〈あらすじ〉
TVアニメ化決定!!!!『黄昏アウトフォーカス』映画部シリーズ第5弾!ファン必携の描き下ろし漫画12ページを含む16ページ小冊子付き特別仕立て!
ルームメイトで恋人の真央と寿。進級を控えた冬、真央には悩みや不安がチラチラ。
新体制になった映画部では想定外の問題発生!
慣れない演劇部で頑張りながら支えてくれる寿に対し、成長していない自分がもどかしい。クリスマス公演を控えた寿もまた、真央に言えない重圧を抱えて…。
「君の望みならなんだってする」一歩踏み出す勇気を君がくれるから、かっこいい自分でいたいと思える。真央の寿への思いが溢れ出すが――!?
変わっていく真央と寿、中学時代の真央と市川との出会いも映す、きらめく青春恋愛譚、新章開幕!!
〈作品情報〉
著者:じゃのめ
出版社:講談社
雑誌・レーベル:ハニーミルク
発売日:2024年5月14日
※「通常版」と「小冊子付き特別仕立て」(描き下ろし漫画16ページ小冊子付き)があります。
〈あらすじ〉
TVアニメ化決定!!!!『黄昏アウトフォーカス』シリーズ第5弾が終幕!ファン必携の描き下ろし漫画16ページ小冊子付き特別仕立て!
映画部の真央と演劇部の寿は、ルームメイトで恋人どうし。ステージに立つ寿をカメラに収め、愛しさが溢れ出した真央。「俺の家族に会ってほしい――家においでよ」
舞台袖の誘いに、寿はなぜか浮かない顔で!?期待と裏腹の現実に、まだまだ子供なんだと気づかされる。未来の話は不透明で難しいけど、2人で一歩ずつ不安も問題も乗り越えたい。前を向いていざ、高2の一大イベント、修学旅行へ!さらに市川を追いかけ、京都に3年の”あの人”もやってきた!?
君が背中を押してくれるからーー自慢の彼氏になりたい。2人きりの自由行動、寿にも変化が起きて…。新たな約束を紡ぐ真央と寿の、きらめく青春恋愛譚!
【『黄昏アウトフォーカス long take』take.6~take.10のほか、『二人でどこかに』を収録】
2024年6月より、『残像スローモーション』の新章が連載開始となりました。菊地原仁と市川義一の新たな物語の開幕です。こちらもお見逃しなく!
〈掲載情報〉
「ハニーミルク vol.83」
提供開始日::2024年 6月5日
出版社:講談社
掲載雑誌/レーベル:ハニーミルク
『残像スローモーション』続編(ハニーミルク vol.83)試し読み
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。