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福島潤&伊藤健太郎が『弱ペダ10フェス』の魅力を解説【インタビュー】

「これからも一緒に走っていきましょう!」――鳴子章吉役・福島潤さん、田所迅役の伊藤健太郎さんがTVアニメ『弱虫ペダル』10周年記念フェスティバルの魅力を解説!【インタビュー】

2013年からスタートしたTVアニメ『弱虫ペダル』。その10周年を記念した「TVアニメ『弱虫ペダル』10周年記念フェスティバル」が2024年8月10日(土)から9月23日(月)まで、埼玉・ところざわサクラタウン EJアニメシアターにて開催!

名シーンを再現したフォトスポット、主人公・小野田坂道の等身大フィギュア展示、インターハイテントの再現、巨大スクリーンでのオリジナル編集映像、イベント限定のグッズ販売など、『弱ペダ』ファンにはたまらない内容となっています。

本稿では、鳴子章吉役・福島潤さんと田所迅役・伊藤健太郎さんに、TVアニメ『弱虫ペダル』の10年間を振り返っていただきつつ、展示会の見どころなども語っていただきました。

冷めることのない熱量を感じた10周年

ーーTVアニメ『弱虫ペダル』が10周年を迎えた感想をお聞かせください。

鳴子章吉役・福島潤さん(以下、福島):こんなに長くひとつの役を務めさせていただいて、未だに応援してくださる人が沢山いて、展覧会まで開いてくれるなんて、本当に嬉しい限りです。『弱虫ペダル』に携わることができて良かったですし、巡り会えて良かったと心から思えます。

田所迅役・伊藤健太郎さん(以下、伊藤):僕ら3年生組は途中で卒業してしまい、応援する側にまわるので、この10年という期間の中ではいち視聴者の立場で、作品を応援している時間も長かったんです。

そんな僕も出演していた時と応援していた時、それらを包括的に楽しめるこのイベントに触れることができて、「まだまだ『弱虫ペダル』は熱いままなんだ」と思いました。初期の頃はファンの方がいらっしゃるイベントがとても多くて、総北ジャージや箱根学園ジャージを着ている方をたくさん見かけました。最近は「みんな、離れちゃったのかな?」と少し寂しい想いもしていましたが、今回のイベントでみなさんの熱がまだまだ冷めていないことを実感できて嬉しかったです。

ーー10年間で、TVアニメは5期放送され、劇場版も制作されています。これはファンの方の熱量や愛情の賜物ですよね。

福島:やっぱり作品自体が面白くて、みなさんの心を引き付けて止まないんでしょうね。演じている僕らも実際に自転車を始めるくらい、ハマってしまいましたし。素晴らしいストーリーや魅力が詰まった作品だからこそだと思います。
伊藤:原作の熱量と分量は本当に凄まじいですよね。坂道たちが入学してから卒業するまでの3年間のインターハイをすべて描こうとされていて。「まだまだ読みたい」とどんどん先が気になってしまう素敵な作品です。

ーー原作は現在も続いていますが、熱が冷める気配はまったくなくて。

福島:そうなんです! 原作を一度でも読んだり、アニメを観たら絶対に好きになりますよ!

ーーシリーズが続いていく中で、ご自身が演じるキャラクターにも変化や成長があったと思います。

伊藤:田所の場合は、登場時から既に3年生、最後のインターハイで、自分たちが部員たちを引っ張っていく立場でやっていたところに、坂道たち1年生がインターハイメンバーとして加わってきて。もちろん2年生の手嶋や青八木の存在は大きいんですけど、坂道たちと出会って、受け入れる過程の中で、大きな変化があったなと感じています。

福島:鳴子はいっぱい負けて、悔し涙も流してきたからこそ、成長して、強くなっていったなというのは演じながら感じました。

ーー折角なので、TVシリーズの中で印象的なシーンやバトルを挙げていただけますか?

伊藤:山のようにあるんですけど……。

福島:ね!

伊藤:でもやっぱり合宿で最後にどうしても届かなかった初年度、手嶋と青八木を抱きしめるシーンですね。あのシーンがあって、次の年に手嶋がキャプテン、青八木が副キャプテンになって、2度目の優勝に導いていく様子を沿道で見守るシーンに繋がりましたから。

福島:印象的なのは1年生の時のインターハイの3日目ですね。先輩方が押していきながら、バトンを託されて。作品的にも熱いシーンでしたが、僕自身としても、いとけんさん(伊藤さん)は先輩なので、バトンは作中の鳴子にも重なるし、「次はお前の番だからな」と言われたような気持ちでした。二つの意味でバトンを受け取っている感覚だったので、より一層気が引き締まったし、より本気になれた、熱い3日目の走りになったと感じます。

ーー先ほど、ファンの方も参加された内覧会でトークショーをされた感想は?

福島:参加してくださったみなさんがそれぞれ初期のグッズを身に付けてくださっていて、同じ時間を過ごしてきたという喜びを感じつつ、変わらない熱量の高さも感じて、改めて感動しました。

伊藤:いい意味で落ち着いていたかな。もちろん熱量は感じるし、放送が始まって数年のうちはイベント稼働も多かったり、規模も大きかったり、ひとつのムーブメントになっていた印象があります。月日が流れていく中で一旦、一過性の熱が落ち着いて、ちゃんとグツグツと温度を保っているものとして、作品を楽しんでくださっている方々が10年の節目で集まってくださったんだなと。熱く盛り上げてくださる方はもちろんですが、持続的に熱さを保ちながら応援してくださる方がいるのはありがたいことです。
福島:コアな笑いでもリアクションを返してくれていたので、昔からの色々なことも知ったうえで、応援してくださっているんだなと肌で感じました。

(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
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