『学園アイドルマスター』の番組「W佐藤の部屋」アニメイト出張版! 『学マス』とアニメイトのコラボ楽曲「古今東西ちょちょいのちょい」について、作詞・作曲・編曲を手掛けた音楽プロデューサー・大澤めいさんを交え語る!!
『アイドルマスター』シリーズ完全新作として2024年5月にリリースされたスマートフォン向けアプリゲーム『学園アイドルマスター』。その公式Discordで不定期に放送される『W佐藤の部屋』は、アシスタントプロデューサー・佐藤大地さんと、音楽プロデューサー・佐藤貴文さんが、『学マス』の楽曲を深掘りする番組です。
ここではその出張版として、『学マス』とアニメイトのコラボ楽曲「古今東西ちょちょいのちょい」について、音楽プロデューサーであり、この曲の作詞・作曲・編曲を手掛けた大澤めいさんを交え制作秘話をうかがいます!
前代未聞の都道府県別47パターンは、いかにして生まれたのか!?
――楽曲「古今東西ちょちょいのちょい」は、どのような経緯で生まれたのでしょうか。
佐藤大地(以下、大地):リリース前からアニメイトさんといろいろお取り組みさせていただいた中で生まれた企画の1つです。
せっかくのコラボ企画なので、楽曲の構想から一緒に考えて、おもしろいことができる方にお願いしたいと思っていました。大澤さんは佐藤さんと一緒に『学マス』の楽曲制作にも関わっていただいてましたし、実は僕と同期でもあるので、細かいところまで相談しながら進めていくのが楽しかったです。
佐藤貴文(以下、貴文):「コラボやります」「なにそれおもしろそう!」「大澤さん曲作ってください」です!
――都道府県別47パターンは前代未聞かと思います。制作が決まった際の率直な感想や印象をお教えください。
大地:「47都道府県の店舗で流せるなら47パターン作ろう!」「……どうやって?」と3人で頭を悩ませながら話し合った記憶があります。実現性のラインを探りながらも、楽曲の旨味をちゃんと出せる形になったんじゃないかなと思っています!
シナリオライターの先生方からアニメイト各店舗の店長さんまで、多くの方々にご協力いただきました。本当にありがとうございました。
貴文:コラボだからこそできるおもしろい企画は何だろう、とアイディアをいくつか提案して、アニメイトさんとの打ち合わせで決めた内容です。
「ホントにそんなことできるんですか!」とおもしろがってくださったので、じゃあ一緒に内容考えて作りましょう!とお話しし、楽曲内のメッセージなど、制作含めて全国の店舗さんとコラボしながら作らせていただきました。
アツい想いから生まれた楽曲企画なので、とてもワクワクしながら制作できたと思います!
大澤めい(以下、大澤):制作でご依頼いただいたのがまず光栄でした! が、本当にできるのかな……と感じたのが率直な感想です。ただ、おっしゃる通り前代未聞。少なくとも私は全都道府県バージョンがある曲に出会ったことがなかったので、ワクワクが強かったです。
後のことは考えずに、「聴いていて楽しそう!」という感覚で、小ボケポイントや掛け合いをたくさん作ってしまいました。後々にお世話になったみなさん、本当にすみません……!
――楽曲ロゴもアニメイトを連想させるような色ですが、楽曲中にアニメイトを意識して作成されたところがあればお教えください。
大澤:アニメイト店員さんは皆さん、おそらく「推し」の缶バッジをエプロンに付けられているのが印象的で、レジが忙しくない時はそこから会話に発展したりするのが個人的に好きだったため、アイドルたちも店員さんと同じく仕事前に準備・着替えをしているかのような描写として、「缶バッジズレてない?」というフレーズを入れさせていただきました。
――お気に入りのフレーズや、思い入れのある部分をお教えください。
大澤:やはりタイトルでもある「ちょちょちょいのちょい」は、うまくハマったなと思っています……(笑)。
曲自体のテーマは明るく元気、ではありつつ、始まり方はかっこよく印象的な歌はじまりにしたいなと思っており、ロックンロールのジャンルをベースとして持ち寄っているのもこだわりの1つです。あと、ソーラーロケットってなんなんでしょうか。私にもわかりません。
――では、楽曲の中で制作に苦戦したところはありますか?
貴文:自分たちで蒔いた種ではありますが、完パケ音源47種類は収録、確認だけでも大ボリュームです!
そして、47都道府県のアニメイトさんのご協力あって生まれた楽曲なので、ひとつひとつのメッセージを大事にしながら全体のテーマを決めていく作業は、大変でしたが、その分楽しんでいただける内容になっているのではないかと思います。
大澤:とにかく規模と物量が多い曲なので、たくさんの方々にご協力いただきました……。47パターンのセリフ制作は、大地APと相談のもとシナリオライターの先生方に制作ご協力をいただきました。
また、楽曲の歌唱収録は基本音楽チームだけで完結することが多いのですが、今回は掛け合いのセクションなどもあったため、セリフ部分をシナリオ収録チームの皆さんにご協力いただいて収録しました。皆さんには頭が上がりません……!