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『すずめの戸締まり』ダイジンの考察

『すずめの戸締まり』猫、要石、元閉じ師……ダイジンの正体とは?【考察・まとめ】

『すずめの戸締まり』にて主人公のすずめと草太と共に、各地の後ろ戸を周る白猫「ダイジン」。本稿では、劇中のキーキャラクターであり、様々な感想が飛び交っていたダイジンについての考察をまとめます。猫であり、要石であり、元閉じ師!? ダイジンについて考察!

本稿は映画『すずめの戸締まり』のネタバレを含みます。

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すずめの戸締まり
作品名すずめの戸締まり著作者甘島伝記(作画)、新海誠(原作)出版社講談社巻数既刊1巻アニメイトタイムズからのおすすめすずめの戸締まりの画像まとめ◆2023秋アニメ(今期10月)新作アニメ情報一覧◆2024冬アニメ(来期1月)新作アニメ情報一覧最新刊情報発売日:2023年03月23日 通販 電子書籍九州の港町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、ある日「扉を探している」という美しい青年と出会う。彼を探して辿り着いた廃墟で見つけた、古びた扉。導かれるように手を伸ばすと、時間も、空間も超越した光景が広がっていた──。 大ヒット映画『君の名は。』、『天気の子』ほか、国内外から絶大な支持を得る新海誠監督の最新作を、アフタヌーン四季賞出身の期待の新鋭が完全コミカライズ!関連商品を探す既刊情報1巻発売日:2023年03月23日 通販 電子書籍九州の港町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、ある日「扉を探している」という美しい青年と出会う。彼を探して辿り着いた廃墟で見つけた、古びた扉。導かれるように手を伸ばすと、時間も、空間も超越した光景が広がっていた──。 大ヒット映画『君の名は。』、『天気の子』ほか、国内外から絶大な支持を得る新海誠監督の最新作を、アフタヌ...
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すずめの戸締まり
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。―星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。作品名すずめの戸締まり放送形態劇場版アニメスケジュール2022年11月11日(金)キャスト岩戸鈴芽:原菜乃華宗像草太:松村北斗宗像羊朗:松本白鸚岩戸環:深津絵里岡部稔:染谷将太二ノ宮ルミ:伊藤沙莉海部千果:花瀬琴音岩戸椿芽:花澤香菜芹澤朋也:神木隆之介スタッフ原作・脚本・監督:新海誠キャラクターデザイン:田中将賀作画監督:土屋堅一美術監督:丹治匠音楽:RADWIMPS 陣内一真制作:コミックス・ウェーブ・フィルム制作プロデュース:STORYinc.主題歌「すずめ」十明公開開始年&季節2022アニメ映画(C)20...

ダイジンとは?

左目の黒縁と、ヒゲのカールがトレードマークな白い子猫。すずめが宮崎県にある要石を引き抜いたことにより出現。街を自由に駆け回る姿が話題となり、ヒゲの様子からSNSでダイジンと呼ばれる名物猫になった。

人語を喋り、小さな子どものようにすずめらに話しかけてくるが、どころなく不気味な雰囲気を持っている。すずめに「うちの子になる?」と好き。

草太を椅子の姿に変えてしまう力や人間に暗示をかけるなど不思議な力を持っており、すずめたちとともに日本各地の「後ろ戸」に現れています。

要石だったダイジン

ダイジンは九州にて災いを鎮める存在で要石を、すずめが引き抜いてしまったことによって猫の姿として出現しました。要石の場所から、2016年に起こった熊本県の震災を止めるために要石になったのではないかとファンの間では考察されています。

ダイジンの目的は?

不気味な言動や、草太を椅子にしてしまうなど、一見すずめたちを翻弄する存在のようなダイジンですが、その目的は一体なんだったのでしょうか。いくつか考察がされていますが、「草太を要石にする」ことがひとつあげられるでしょう。草太の祖父のセリフなどから、閉じ師が要石となり後に神になっていくことが推察できるため、先代の閉じ師として草太を要石に推していたのかもしれません。

また、自分を開放してくれたすずめの役に立ちたいという思いから旅をサポートし、ふたりを導いていた事もわかります。ラストシーンでのダイジンは、すずめとの別れを惜しみながらも再び要石になります。恩人であるすずめと、彼女の大切な人である草太、そしてこれからもこの世界に生まれてくる新しい命のためにダイジンはもう一度、自分自身を犠牲にして災いを鎮める選択をしたのです。

ダイジンが要石になる前の姿は?

実は、この部分は物語で描かれておらず、セリフや設定から推察していくほかありません。上記のように閉じ師が何らかの形で要石となり、長い時間をかけて神様に変化。一時的に猫の姿になって要石から開放されたのかもしれません。

閉じ師が、大き過ぎる災いを鎮めるために要石として犠牲になる必要があるとすると、もう一つの要石であるサダイジンと草太の祖父の会話の意味が通ります。(サダイジンに向かって敬意を示している)しかし、草太が要石になって、再び引き抜かれた際に人間の姿で戻ってきていたため、ダイジンがそもそも猫または、猫の神様だったのではないかという考察もされています。

どちらにせよ、ダイジンは災いを鎮めるために要石になった存在。すずめや草太以外にも沢山の人を救ってきた存在なのです。

ダイジンの名前に込められた意味、なぜ猫なの?

そのビジュアルからダイジンと名付けられましたが、本作のパンフレットにて名前の意味について言及がされていました。ひとつはストレートな「大臣」から来ている「権力やパワーを持つ役割」という意味。もう一つは偉大な神である「大神」という意味も込められているようです。

また、ダイジンらが猫の姿になっているのもパンフレットにて言及があり、古来から異世界への案内役とされているとのこと。実際に、日本には猫を祀っている神社も存在しており、すずめの出身地として描かれていた宮崎県にも多くあるようです。

ダイジンを演じているのは?

ダイジンの声優を務めているのが、アットプロダクションに所属する山根あんさん。2024年の時点で10歳である山根さんは、本作でダイジンを演じたほか『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のルマリー役、ディズニー映画『ウィッシュ』で子ねずみを演じています。その他テレビCMや番組などに出演しています。

ダイジンは重大な役割を背負っていた存在だった

本稿では、本作のキーキャラクターであるダイジンの情報をまとめました。彼は物語の最後まで、自身を開放し優しくしてくれたすずめのために、そして、この国のために要石の役割を果たした存在だったのです。

可愛らしさや不気味さを持つ特徴的なキャラクターであり、重大な役割を背負っていたキャラクターがダイジンなのです。

『すずめの戸締まり』作品概要

すずめの戸締まり

あらすじ

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、
「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、
まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。

キャスト

岩戸鈴芽:原菜乃華
宗像草太:松村北斗
宗像羊朗:松本白鸚
岩戸環:深津絵里
岡部稔:染谷将太
二ノ宮ルミ:伊藤沙莉
海部千果:花瀬琴音
岩戸椿芽:花澤香菜
芹澤朋也:神木隆之介

(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
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