『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』連載インタビュー第3回:氷織羊役・三上瑛士さん|「その思考、“反射”でやってみ?」に込めた、氷織の奥底にある“エゴ”
2024年10月5日(土)より放送中の『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』。
過酷なセレクションを乗り越えた潔世一たちが次に挑むのは、U-20日本代表との史上最もイカれた大一番(ビッグマッチ)! 己のエゴを世界に刻み、自らの手で運命を変えるため、史上最もアツい戦い(試合)が幕を明けます。
アニメイトタイムズでは、各話放送後にキャスト陣へのインタビューをお届け! 第3回は、氷織羊を演じる三上瑛士さんにキャラクターの注目ポイントや第3話の感想などをお伺いしました。
※本記事には、第2期第3話までのネタバレが含まれます。
氷織羊というキャラクターに感じた「不思議な感覚」
ーー「U-20日本代表戦」が中心となる第2期の物語の印象や魅力を感じる点について、お聞かせください。
氷織羊役・三上瑛士さん(以下、三上):これまで世界一のストライカーになるべく競い合ってきた彼らが、今度は一つのチームとなって共通の敵と戦うアツい展開、そして“ブルーロック(青い監獄)”イレブンのFWだけで構成された超オフェンシブなサッカーがどこまでU-20日本代表に通用するのか、1人の作品ファンとしてとても楽しみです!
ーー氷織羊というキャラクターの第一印象や、演じるうえで大切にしていることを教えてください。
三上:彼の第一印象は、その穏やかな雰囲気やはんなりとした京都弁も相まって、「“ブルーロック(青い監獄)”では珍しい物腰柔らかな子」でした。
ですが物語が進むにつれ、彼が内側に抱えているものや彼が隠し持つ「エゴ」が見えてきて、“ブルーロック(青い監獄)”で生き残るためにサッカーと向き合っているものの、どこかサッカーに対して距離を置いているような、不思議な感覚を覚えました。
その「不思議な感覚」を、彼を演じる上ではいつも大切にしてアフレコに臨みました。
アツいエゴイスト達の中で、同じくアツい部分を持ちつつも、冷静にコートを分析してオフェンスの起点を作る氷織くんのサッカーを、ぜひご覧いただきたいです。
ーー第3話では「U-20日本代表戦」のレギュラーをかけたチームA対チームBの試合がクライマックスを迎えます。第3話の中で印象的だったシーンや物語を振り返ってみての感想をお聞かせください。
三上:一番印象的なのは、やっぱり最後の潔くんのダイレクトシュートです。凛くんと士道くんの動きを頭で理解していても、体がその速度についてこないと言っていた潔くんが、「反射」で最適な場所に最速で辿り着き、凛くんと士道くんの速度を上回ったことで生まれたゴール。潔くんのエゴが1ステージ上の次元へ至ったようなあの衝撃的なゴールに、浦さんの全身全霊のお芝居が掛け合わさって、アフレコ終了まで鳥肌が立ちっぱなしのシーンでした!
ーー氷織が「その思考、“反射”でやってみ?」と助言するシーンは、同チームである潔の新たな覚醒を促す重要な場面だと感じました。どのようなことを考えながらお芝居のアプローチをしていったのでしょうか?
三上:あのシーンでは、氷織くんの深いところに眠る欲求、彼自身もまだ自覚していないような奥底にあるエゴによって、潔くんの成長を促す意識でお芝居をしました。
苦戦しましたが、音響監督さんとも話し合い、アドバイスをいただきながら、彼の内側のエゴを表現できたんじゃないかと思います。
ーー最後に、今後の見どころや楽しみにしてほしいポイントを教えてください。
三上:ここからトライアウト編が終了し、U-20戦のスターティングメンバーの発表、そしていよいよVS.U-20日本代表編が始まります。
全員FWで構成される“ブルーロック(青い監獄)”イレブンの超攻撃的なサッカーが、日本を代表するU-20にどこまで通用するのか、そしてついにぶつかり合う糸師兄弟など、第2期も見どころが満載です!
僕自身2期から参加させていただく身であり、初めていただいたアニメのレギュラーということもあって緊張の連続でしたが、先輩方や音響監督さんにたくさんのアドバイスをいただき、考え悩み抜きながら、氷織羊くんとして“ブルーロック(青い監獄)”の世界に息づく1人になれたんじゃないかなと思います。
“ブルーロック(青い監獄)”イレブンとU-20日本代表との戦いの行く末を、そして氷織羊くんの活躍を、ぜひ皆さまの目でお確かめください!!
[インタビュー/笹本千尋 編集/小川いなり]
連載バックナンバー
『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』作品情報
あらすじ
いくぞ、才能の原石共よ
時代を変えるのは俺たち“ブルーロック(青い監獄)”だ──
日本をW杯優勝に導く世界一のストライカーを育てるため、
日本フットボール連合は“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトを立ち上げる。
プロジェクトに招待されたのは300人の高校生。
しかも全員FW(フォワード)。
脱落すれば将来、サッカー日本代表へ入る資格を失うという極限状態の中、
選ばれし才能の原石たちは、ストライカーとしてのエゴを次々と覚醒させていく。
時に他人を蹴落とし、時に自らの進化を以て、過酷なセレクションを生き残ったのは35人。
エゴが渦巻く熱狂のサバイバルを乗り越えた彼らは、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの存続を賭けて、U-20日本代表との史上最もイカれた大一番(ビッグマッチ)へと挑む!
今、己のエゴを世界に刻むため、自らの手で運命を変えるため、史上最もアツい戦い(試合)が始まる。
キャスト
糸師 凛:内山昂輝
凪 誠士郎:島﨑信長
雪宮剣優:江口拓也
乙夜影汰:河西健吾
烏 旅人:古川慎
蜂楽 廻:海渡翼
二子一揮:花江夏樹
蟻生十兵衛:小西克幸
千切豹馬:斉藤壮馬
我牙丸 吟:仲村宗悟
雷市陣吾:松岡禎丞
御影玲王:内田雄馬
馬狼照英:諏訪部順一
時光青志:立花慎之介
氷織 羊:三上瑛士
七星虹郎:波多野翔
剣城斬鉄:興津和幸
五十嵐栗夢:市川蒼
帝襟アンリ:幸村恵理
絵心甚八:神谷浩史
糸師 冴:櫻井孝宏
オリヴァ・愛空:日野聡
閃堂秋人:若山晃久
超 健人:笠間淳
狐里 輝:梶原岳人
若月 樹:坂泰斗
颯 波留:小野賢章
蛇来弥勒:白井悠介
仁王和真:佐藤拓也
音留徹平:土岐隼一
不角 源:小林親弘
士道龍聖:中村悠一
(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会