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『マッシュル-MASHLE-』七魔牙アベル・ウォーカー解説&情報まとめ

『マッシュル-MASHLE-』七魔牙(マギア・ルプス)第一魔牙アベル・ウォーカーの情報をまとめてご紹介! 固有魔法やプロフィール、強さの秘密、七魔牙結成の経緯を解説

週刊少年ジャンプ(集英社刊)にて連載し、2023年7月に完結した甲本 一先生の漫画『マッシュル-MASHLE-』。全世界シリーズ累計発行部数1,000万部を突破している大人気コミックで、2023年4月よりTVアニメ第1期、2024年1月より第2期「神覚者候補選抜試験編」を放送。さらに、アニメ続編の制作が決定しました。

物語の舞台は、誰もが当たり前のように魔法が使える「魔法界」。魔法が使えない主人公マッシュ・バーンデッドは鍛え上げた筋力で魔法を粉砕していき、魔法界の頂点である「神覚者」を目指します。

本稿では、「七魔牙」の第一魔牙アベル・ウォーカーの情報をまとめてご紹介! アベルの固有魔法やプロフィール、強さの秘密、七魔牙結成の経緯などを解説していきます。

※本稿には『マッシュル-MASHLE-』のネタバレが含まれます。

 

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目次

アベル・ウォーカーのプロフィール

 

〈プロフィール〉
誕生日:10月26日
年齢:18歳
血液型:B型
身長:176cm
体重:64.3㎏
足のサイズ:26.5cm
家族構成:父
固有魔法:人形魔法

イーストン魔法学校レアン寮の監督生で3年生。魔法界の名門貴族ウォーカー家の長男。理想の世界をつくるために優秀な人材を集めて七魔牙という名の組織を結成しました。非常に高い実力を有しており学生の域を超えていると言われるほど。いつも人形を抱きかかえています。

 

七魔牙(マギア・ルプス)の第一魔牙(ファースト)

 

アベルが属するレアン寮の特性は「才能と自尊心」。貴族関係出身のエリートたちが集う高潔主義で、他寮との交流が少なく排他的。同時に、強い者が優遇される実力主義の寮でもあります。

監督生であるアベル率いる「七魔牙(マギア・ルプス)」の7名は、レアン寮の中枢を担う集団であり校内トップクラスの実力者たち。アベルは七魔牙の第一牙(ファースト)で、神覚者候補の一人とされています。その実力は学生の域を超えていると言われるほどで、神覚者レイン・エイムズも認める強さです。

七魔牙は他寮から級硬貨(コイン)の乱獲を行っており、このままではマッシュたちアドラ寮生の神覚者候補選抜試験への道は閉ざされてしまいます。オルカ寮は基本的に研究へと没頭していて級硬貨にあまり関心を示さないため、アドラ寮生がこの事態を阻止しなければなりません。

神覚者を目指すマッシュやランス・クラウンはなんとしても七魔牙による級硬貨乱獲を止めなければならず、アドラ寮VS七魔牙で「級硬貨争奪戦」が繰り広げられることに。

ちなみにオルカ寮監督生のマーガレット・マカロンは、アベルのことをしばしば「級硬貨欲しがりのアベル」と呼んでいます。

 

七魔牙メンバー

・第一魔牙(ファースト)アベル・ウォーカー
・第二魔牙(セカンド)アビス・レイザー
・第三魔牙(サード)ワース・マドル
・第四魔牙(フォース)マイロ・ジェーニアス
・第五魔牙(フィフス)ラブ・キュート
・第六魔牙(シックス)オロル・アンドリュー
・第七魔牙(セブンス)アンサー・シンリ

 

理想の世界をつくるために

 

アベルが七魔牙を結成して他寮の級硬貨を奪っているのは、神覚者となって理想の世界をつくるため。この世界を回すのは選ばれた人間でなければならない。不純物のない世界をつくるために神覚者になるべきは自分であると考えています。

「人間の本質は獣だ」として弱肉強食の思想を持つアベルにとって、弱者の保護や真の平等、慈悲の心は「戯言」であり、さらには劣等遺伝子を許せないのだと言い放っています。彼らは優しくされるとつけあがり、己の権利だけは主張するのだと。

自身が神覚者となって魔法局に入り、魔法不全者や落ちこぼれ、彼らを庇う人間までも全て処分すると豪語するアベル。その譲れない信念には悲しい理由がありました。

 

弱者救済を重んじたアベルの母親

腕に抱える人形を「母さん」と呼ぶアベルですが、極端な思想に至ったのには母親の死が関係しています。

アベルの母親であるイメルダ・ウォーカーはとても慈悲深く、多くの人から慕われる心優しき美しい女性。人の本質は善であると信じ、貴族でありながら身分の低い者たちにも分け隔てなく接していました。「自分たちはたまたま恵まれて生まれただけ」であり、人の価値は生まれや種族ではないと、アベルは母親から教えられて育っています。

ある時いつものように貧しい人々に食べ物を配っていた母親は、それを独り占めしていた者によって刃物で刺し殺されてしまいます。「お前らはいつも良い思いをしているから刺されても当然だ」と罵られ、同時に優しい母はアベルの前からいなくなりました。

アベルは母の死をきっかけに、愚かな人間が多くいる底辺弱者が処分される社会を築こうと考えるようになり神覚者を目指すことに。母親が伝えたかったこととは真逆の考えに囚われてしまったアベルは、己の目的を果たすため、現状に強く不満を持つ優秀な人材を集めて七魔牙を結成しました。

 

イメルダ・ウォーカーのプロフィール

誕生日:10月20日
年齢:享年37歳
血液型:A型
身長:160cm
体重:48㎏
足のサイズ:23cm
家族構成:夫、息子

 

固有魔法【人形魔法】

『マッシュル-MASHLE-』の世界における魔法には、才能があれば誰でも使える「基礎魔法」と個人の能力によって決まる「固有魔法」があります。

アベルの固有魔法は【人形魔法】「マリオネス」。自身が生み出した人形を操るだけでなく、人間を人形に変えてしまうことができる魔法。糸を操って相手の動きを封じる力も有しています。また、人形化した者から抽出した魔力を自分の力として使用可能です。

◆マリオネスチェンジ
相手を人形にする魔法。外側だけを人形化して操るので中身はあくまで人間そのものです。

◆マリオネスリベレイション
人形化した相手を元に戻す魔法。

◆セコンズ「ハーム・パペット」
マリオネスセコンズ「ハーム・パペット」は、半径100mを人形化させる魔法。視認出来ない糸を降らせ、人形化は糸が体についてからノータイムで始まります。人形化した者は再起できないほど体を弄ばれるのだそうです。

 

 

アベルの注目シーンは?

 

アドラ寮VS七魔牙「級硬貨争奪戦」マッシュとの交戦

マッシュは攫われたレモン・アーヴィンを救出するために仲間たちと七魔牙の根城に侵入し、第二魔牙アビスとの交戦のあと、第一魔牙であるアベルのもとへ辿り着いて交戦。

アベルの強力な人形魔法に対して、マッシュは驚異的な筋力で対抗。酸の入った人形をボーリングのようになぎ倒していくなど見事な戦法を繰り出すなか、突如として「マリオネスチェンジ」で人形の姿にされてしまいます。

しかし驚くことにマッシュは懐に隠していたシュークリームを奪われたことで無意識の防衛反応が働き、この魔法から解放されてアベルに反撃しています。

完全に人形化していたのにマッシュが勝手に動き出したのは、脊髄反射(熱いものに触れると手が引っ込むなど、脳を介さない神経伝達のショートカット)によるもの。アベルの魔法による人形化は、脳からの電気信号を遮断して意識的な体の自由を奪うものであるため、脊髄反射には耐性がないようです。

シュークリームを取られるのがそんなに嫌だったのかと考え込んだアベルは、「この世が弱肉強食ならば 奪われることに抵抗するのもまた当然」だとして納得した様子。

続いてアベルのセコンズ魔法に対して、マッシュは野性的で直感的な戦法で攻略。アベルはもはや為す術なく、潔く負けを認めてレモンや他の生徒たちを解放しています。

マッシュはアベルの思想に共感できないとしても「でも君もお母さんのためにってことだから あんま悪い人じゃないんですね」と、アベルの根底にある優しさに気づいて安堵していました。

 

 

無邪気な淵源との協力関係

アベルには魔力量を示す顔のアザが3本ありますが、3本目のアザは無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)による人為的なもの。彼らの無くしものを探すことやウォールバーグ校長の情報収集を手伝う代わりに、特別な力を手に入れていたのです。

目的のために借りてはならない力に手を出したと話すアベル。大義をなすために周りが見えなくなっていましたが、本当は母親のような優しい人間が平和に暮らせる世界をつくりたかっただけ。アビスもそれを分かっていながら、これまでアベルを止めることができずにいました。けれどアビスの行動やマッシュの言葉によってアベルの心は突き動かされ、大切な気づきを得たようです。

 

今後はマッシュたちの助けに

マッシュとの交戦後は敵対関係が解消に向かい、マッシュたちによる対レアン寮祝勝パーティーにはアベルとアビスも参加。アベルは人との距離を縮めたいときにトランプを活用するらしく、親睦を深めるためにはババ抜き、仲が深まったらダウトをするのだとか。そんなわけでアベルはトランプを持参しており、意外にもパーティーを楽しむ意気込みを見せていました。

後に実施される三魔校対争神覚者選定最終試験では、アベルがマッシュに救われた恩を返そうとする姿も。参加校のひとつヴァルキス魔学校の画策で不利な状況になったマッシュたちのもとへ駆けつけ、アビスやマーガレットと共に加勢しています。

 

 

アベル・ウォーカーの声優は梅原裕一郎さん

アニメでアベル・ウォーカーを演じているのは声優の梅原裕一郎(うめはらゆういちろう)さん。3月8日生まれ、静岡県出身。『ゴブリンスレイヤー』のゴブリンスレイヤー役をはじめ、『銀河英雄伝説 Die Neue These』のジークフリード・キルヒアイス役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。

 

TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』作品情報

 

イントロダクション

週刊少年ジャンプ(集英社刊)にて連載し、2023年7月に完結した全世界発行部数1,000万部を突破している、甲本一による大人気コミック「マッシュル-MASHLE-」。

魔法界を舞台に繰り広げられる個性豊かなキャラクターたちの友情や戦いとシュールなギャグによって生まれるギャップに話題沸騰、日本をはじめ、世界各国・地域でも人気を呼んでいる。

2023年4月にはTVアニメ第1期が放送され、2024年1月には第2期「神覚者候補選抜試験編」を放送。そのほか、小説版・舞台化といった数々のメディアミックス展開がなされている。

そんな筋肉×魔法の独特な世界観が繰り広げるアブノーマル魔法ファンタジーのアニメ続編制作が決定!!

 

ストーリー

ここは、魔法界。
ここは、魔法が当然のものとして使用される世界。
そんな魔法界の魔法学校に通う、マッシュ・バーンデッド──。
家族との平穏な暮らしを守るため、魔法が使えないという事実を隠し、トップである「神覚者」を目指すことに。
彼の鍛え抜かれた筋肉で、精鋭の魔法使いたちをも凌駕し「神覚者候補選抜試験」に臨む。
鍛え抜かれたパワーがすべての魔法を粉砕する、アブノーマル魔法ファンタジー!!

 

キャスト

マッシュ・バーンデッド:小林千晃
フィン・エイムズ:川島零士
ランス・クラウン:石川界人
ドット・バレット:江口拓也
レモン・アーヴィン:上田麗奈
ナレーション:平田広明
ライオ・グランツ:諏訪部順一
オーター・マドル:小野友樹
カルド・ゲヘナ:島﨑信長
レイン・エイムズ:梶裕貴
マーガレット・マカロン:子安武人
カルパッチョ・ローヤン:内山昂輝
ウォールバーグ・バイガン:麦人
無邪気な淵源:三木眞一郎
セル・ウォー:花江夏樹
アベル・ウォーカー:梅原裕一郎
アビス・レイザー:七海ひろき

(C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会(C)甲本 一/集英社

TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』公式サイト
TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』公式X

 

数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。

この記事をかいた人

藤崎萌恵
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。

担当記事

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