3ページ目：『ダンダダン』妖怪＆宇宙人の元ネタ都市伝説まとめ

オカルンのクラスの委員長（佐脇凛）に憑りついた妖怪。元々は小学校の頃にいっしょにアイドルを目指した友達だったが、亡くなってしまいその心残りから妖怪化してしまいます。重力を操ることができる能力を持っており、除霊されてからは凛をアイドルにすべく守護霊として憑りつき、凛は歌うことでその力を使えるように。
　

元ネタは「オンブスマン」と「子泣きジジイ」

作中で星子も話している通り、「オンブスマン」はかつて「子泣きジジイ」と呼ばれていた妖怪です。「子泣きジジイ」は幼くして亡くなった子どもの霊が愛情を求めて人の背中に乗っかってくるというもの。

一方「オンブスマン」は街中で待ち伏せて標的となる人間が近づくと赤ちゃんのような鳴き声を上げ、心配した人間がオンブスマンを抱き上げると身体にしがみ付き、自身を重くして押しつぶしてしまうというものです。

アンブレボーイ

モモと共に呪物・呪行李（のろいごうり）に閉じ込められた頭間雲児に傘を貸して憑りついた妖怪。唐笠を開く衝撃で大きく跳躍することができたり、衝撃波で攻撃したりすることができます。本来は優しい妖怪らしいものの、戦わせてしまったらターボババアでも手が付けられないほどの強さを持っているようです。
　

元ネタは「唐笠お化け」

アンブレボーイの元ネタは日本の妖怪「唐笠お化け」です。捨てられた傘が恨みを持って妖怪化した付喪神の一種で、様々な創作物にも登場する、日本ではかなり有名な妖怪のひとつ。もっとも古いものは室町時代の絵巻物に登場するそうですが、人に危害を加えたりといった具体的な逸話は残っていないようです。

悪魔の“メルヘンカルタ”

呪行李に封印されていた妖怪。顔や目、口、耳などが描かれたカードが黒い蔦のような身体で繋がれた奇妙な姿をしています。見たものを乗っ取る能力を持っており、口や目を部分的に奪い取ることが可能。さらに、狙った人間の心の闇を的確に突いて乗っ取ると意志も支配することができ、その能力を最大限に引き出して攻撃してきます。
　

元ネタは「悪魔のメルヘンカルタ」

元ネタは「悪魔のメルヘンカルタ」または「悪夢のメルヘンカルタ」と呼ばれる都市伝説。白雪姫、ピノキオ、赤ずきん、ヘンゼルとグレーテル、不思議の国のアリス、人魚姫の6枚の絵柄のカルタにヨーロッパの呪術師がこの世の悪を封じ込めたとされています。

「悪魔のメルヘンカルタ」は邪悪な心を持った人に憑りつき、憑りつかれた人物は6つの身体になり、身体以外のすべてを支配します。これ以上の詳細な説明はされていないため、具体的にどういうことが起きるのかはわからない謎多き都市伝説です。

小人

呪行李の影響で小さくなってしまったモモが図書室で見かけた怪異。すぐに姿を消してしまったため詳細は不明のまま。モモが捜索するもまだ発見できていません。

元ネタは「小さいおじさん」？

元ネタは2009年ごろから流行り始めた日本の都市伝説。名前の通り、中年のおじさん風の小人が出現するというもの。窓際、浴室、部屋の隅、道端、公園など様々な場所で目撃談があり、また、芸能人による目撃談が多いことも特徴のひとつです。