『アオのハコ』主人公・猪股大喜の情報まとめ

マンガ誌「週刊少年ジャンプ」で連載中の大人気作品『アオのハコ』。バドミントン部に所属する高校一年生・猪股大喜と女子バスケットボール部に所属する高校二年生・鹿野千夏を中心に、部活と恋に一生懸命な高校生たちの青春物語が描かれている作品です。

高校生たちの淡く切ない恋模様や部活に取り組むひたむきな姿が多くの読者の心を掴む本作は、その人気から2024年10月よりテレビアニメの放送がスタートし、さらに注目を集めています。

本稿では、千夏先輩に恋するバドミントンバカな主人公・猪股大喜の情報をまとめました。基本プロフィールに加えて、性格や人柄、バドミントンの強さ、名言などを一挙にお届けしていきます。

猪股大喜（いのまたたいき）

所属：栄明高校一年生
部活：バドミントン部
誕生日：1月15日
血液型：O型

中高一貫の栄明高校に通うバドミントン部の一年生。中学の部活を引退後から高校のバドミントン部の練習に参加しており、自主的に朝練を行うほど練習熱心。毎朝自分よりも早くから自主練をしている女子バスケ部の二年生・鹿野千夏に憧れと恋心を抱く。

高い目標にも果敢に挑む

大喜は何事にもまっすぐに向かっていく性格。それが高すぎると言われる目標だとしても、弱気になったりおじけづいたりすることはなく、果敢に挑戦します。

大喜の目標のひとつ目は憧れの千夏と両想いになること。しかし、彼女は女子バスケ部の次期エースという実力だけでなく、真面目で優しい人柄と可愛い容姿を兼ね備えた校外からも注目を集めるスター選手。まさに高嶺の花であり、彼女に好意を抱く生徒は大喜だけではありません。

ふたつ目の目標は、インターハイに出場すること。これは千夏と釣り合う人間になるために掲げた目標ですが、今の大喜の実力では非常に難しい目標です。スポーツ強豪校であるため部内にも強い選手がおり、さらに他校を含めた数多くの選手の中からインターハイ出場選手として選ばれる必要があります。

一見するとどちらも無理だと思ってしまうような目標ですが、それでも全力で向かっていくのが大喜の良いところ。部活で先輩にきつい練習メニューでしごかれてもめげずに最後までやり切る根性の持ち主です。

また、千夏が動機のひとつではあるものの、バドミントンをやっているのはあくまで自分の意志であり、インターハイを目指すのも自分の意志だと恋心と切り離して考えています。大喜は恋を原動力にして強い選手へと成長しようとしているのです。

気遣いができる優しさの持ち主

目標を決めたらがむしゃらに進む大喜ですが、その行動は決して自分本位なだけでなく相手への気遣いも忘れません。親が海外転勤になったもののバスケを続けたいという強い気持ちから一人で日本に残り、猪股家に居候することになった千夏。

大喜は憧れの人との同居を嬉しく思いつつも、バスケに対する並々ならぬ覚悟を前に「俺と恋愛してくださいなんて言えない」と彼女の心境に配慮。気持ちを伝えてしまうと千夏が家で居心地が悪くなる可能性を考え、告白することも控えています。

その優しさは千夏だけに限りません。中学一年生の頃、クラス皆で行った夏祭りで、一人練習のため遅れて来た友達・蝶野雛にりんご飴を買っておいた大喜。雛がクラスでりんご飴が食べたいと言っていたのを聞いていたためです。こんなナチュラルイケメンに惹かれないわけがありません……。

急成長中の“バドミントンバカ”！

「バドのコートに一人で立って全責任が自分にのしかかってくる感じ」。その緊張感が楽しいと語る大喜。中学を卒業する前から高校バド部の練習に参加していたほど、もともと練習熱心な選手でしたが、インターハイ出場を目標に掲げてからは、さらに練習に熱が入るように。

インターハイに向けた第一歩目となる部内戦でも好成績を収め、部内一の実力を持つ先輩・針生とダブルスでペアになったことで、さらに実力をつけていきます。自分をしごき倒す針生に格の違いを感じながらも「あんだけ基礎力あってバドやったら楽しいんだろうなぁ」と零す大喜は自他ともに認める“バドミントンバカ”なのです。

猪股大喜の名言

「挑戦しないと絶対勝てないじゃん」（原作第1話）

まだ朝の自主練で千夏の姿を眺めているだけの関係だった頃。千夏と結婚したいとまで口にする大喜に、友人・匡は「そもそも付き合うのもムリだろ」と2人の立場の違いをシード校と一回戦敗退校に喩えて現実を突きつけます。

置かれた状況の厳しさに沈痛な表情を浮かべる大喜ですが、それでも心まで折れることはなく「挑戦しないと絶対勝てないじゃん」と一言。「強豪校と戦うのもそれはそれで楽しいし」とどこまでも前向きな姿勢を見せます。大喜は挑戦もせずに諦めるなんてことはしないのです！
　

「目指すのは自由だろ」（原作第2話）

千夏に釣り合う人になるべく、一年生でのインターハイ出場を目標に掲げた大喜。そもそも一年生でのインターハイ出場は極めて難しく、加えて今の大喜の実力では実現困難とも言えます。

冷静な性格の匡は、高すぎる目標を立てる大喜に少々呆れた様子を見せるものの、大喜は「目指すのは自由だろ」と笑顔で返します。無謀な目標を聞いた雛も「ほんと無茶が好きだねぇ」と笑いますが、匡も雛もそんな素直で努力家な大喜のことが好きなんだと感じられるワンシーンです。

「相手のこと無視して自分の気持ち押し付けるようなことしたくないよな」（原作第21話）

努力を重ねて少しずつ実力が上がってきたことを実感しはじめた大喜。いよいよインターハイの県予選を前日に控えた練習の帰り道、匡から「お前インターハイ行けたら告白すんの？」と尋ねられます。

大喜は、告白はしたいと思っているものの、もしフラれた場合千夏が家に居づらくなることを考えていると話し、「やらない後悔よりやった後悔とかいうけどさ相手のこと無視して自分の気持ち押し付けるようなことしたくないよな」と心境を吐露。

まっすぐに目標に向かっていても、きちんと相手の気持ちに配慮ができる大喜の素敵な人間性が表れた台詞です。

声優は千葉翔也さん

猪股大喜を演じるのは千葉翔也さんです。8月29日生まれ、東京都出身。『ようこそ実力至上主義の教室へ』の綾小路清隆役をはじめ、『86-エイティシックス-』のシンエイ・ノウゼン役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。

目標に向かって猪突猛進に突き進め！

その名の通り猪のごとく前向きに目標に向かって努力を続ける大喜。その原動力は千夏先輩へのピュアな恋心とバドミントン愛！高すぎる2つの目標にも、気遣いのできる優しい人柄とひたむきな努力で着実に近づいています。選手としても人としても成長していく大喜をぜひ見守ってください。
　

作品情報

作品名	アオのハコ
スケジュール	2024年10月3日（木）～ TBS系にて
あらすじ	毎朝一番に会いたい人がいる―― 中高一貫のスポーツ強豪校・栄明高校に入学する、男子バドミントン部の一年生・猪股大喜。大喜は毎朝、朝練で顔を合わせる一つ上の先輩、鹿野千夏に恋をする。千夏は女子バスケットボール部のエースで、校内外問わず人気の高嶺の花。部活に恋に勉強に、大喜にとって忙しい高校生活がはじまる、そんなある日――
キャスト	猪股大喜：千葉翔也鹿野千夏：上田麗奈蝶野雛：鬼頭明里笠原匡：小林千晃針生健吾：内田雄馬西田諒介：坂田将吾船見渚：永瀬アンナ島崎にいな：結川あさき兵藤将太：小野友樹遊佐柊仁：小野賢章
スタッフ	原作：三浦糀（集英社「週刊少年ジャンプ」連載）監督：矢野雄一郎キャラクターデザイン・総作画監督：谷野美穂シリーズ構成・脚本：柿原優子色彩設計：今野成美美術監督：藤井王之王撮影監督：川下裕樹編集：笠原義宏音響監督：明田川仁音楽：大間々昂クリエイティブアドバイザー：モギシンゴ企画プロデュース：UNLIMITED PRODUCE by TMS アニメーション制作：テレコム・アニメーションフィルム
主題歌	OP：「Same Blue」Official髭男dism ED：「ティーンエイジブルー」Eve